週刊Steam広場 第34号：「Backpack Hero」や「Coral Island」などの注目作がアーリーアクセスを卒業

週刊Steam広場では，Valveが運営するPCゲームのダウンロード販売サイト「Steam」で今週発売・発表された注目タイトルや，セール情報などをお届けします。

Backpack Hero

　「バックパック」に入れたアイテムの管理が鍵となるローグライクゲーム。剣や弓矢，食べ物といったさまざまなアイテムは，荷物の詰め込みかたによって効果が大きくなったり，逆に使えなくなったりする。そのため，これをうまく整理し，効率よくアイテムを使えるようにするのが，冒険を進めるうえでのカギとなるわけだ。

Coral Island

　熱帯にある島で荒れた土地を耕し，作物や動物を育てて，農場を作り上げるライフシミュレーションゲーム。プレイヤーは，近くにある町とその周囲のサンゴ礁が活気を取り戻すのに協力しつつ，70人を超える活気あふれるコミュニティと関係を築いていく。恋仲を深めた相手とは結婚も可能で，正真正銘の島生活が楽しめるわけだ。

Astral Ascent

　12体の守護者「ゾディアック」に守られた境界の監獄「ガーデン」を攻略するローグライトアクションゲーム。プレイヤーは，個性の異なる4人のキャラクターの中から1人を選び，数十種類にもおよぶスペルをアンロックしながらステージを攻略していく。正式版のリリースにより，最終ボスを含む3体の新しいゾディアックボスが追加され，17種類のエンディングが用意されている。

ペルソナ5 タクティカ

　「ペルソナ5」を原作とするシミュレーションRPGで，「1MORE」や「総攻撃」といった特徴的なシステムはそのまま，戦略やステージギミックを駆使したバトルが楽しめる。ストーリーでは，ジョーカーたちを救った謎の少女「革命家エル」と，彼女が持ちかける「革命への協力」の取引を巡る革命劇が展開されるそうだ。

Dune: Imperium

　映画「デューン 砂の惑星」を原作とするボードゲームのデジタル版。ゲームの進行に合わせてデッキを強化していく「デッキ構築」と，手持ちのコマをアクションスペースに配置して効果を得る「ワーカープレイスメント」を融合させたメカニズムになっており，原作における勢力争いをイメージした「紛争」という要素も用意されている。ボードゲームのほうは海外で高い評価を受けており，デジタル版も好調な滑り出しとなっているようだ。

The Last Faith

　ゴシックな雰囲気をまとうソウルライク系横スクロールアクション。闇に覆われた中世ヨーロッパ風の都市が舞台となり，プレイヤーは長い眠りから目覚めた主人公エリックを操作して，失われた予言書を見つけるため，異形のモンスター達と戦いながら広大なマップを探索していく。初戦のボスですら本気でプレイヤーを殺しにかかってくるため，そういった高難度死にゲーを求めている人に刺さるかもしれない。

Refind Self: 性格診断ゲーム

　人型ロボットの物語を描いた探索型アドベンチャーゲームのプレイをとおして，プレイヤーの性格を診断してくれるという一風変わったタイトル。ほかのキャラクターとの何気ない会話や，落ちているものを拾うといったゲーム中の行動が分析され，23種類の中からいずれかの性格が診断されるという。

Spirittea

　悪さをしている精霊の悩みを解決し，自身が運営する銭湯の客にしていくという経営シミュレーションゲーム。精霊たちにはそれぞれの好みがあり，湯加減を調整したり，いろいろな秘薬を使ったりして，精霊ごとにぴったりなお風呂を用意する必要があるなど，「千と千尋の神隠し」に影響を受けた作風になっているのが見どころの1つだ。

Blazing Sails

　プレイヤーが最大4人でチームを組んで，帆船を操って海戦を戦い，最後まで生き残ったものが勝利するというバトルロイヤルゲーム。「Sea of Thieves」のように，各プレイヤーが自分の持ち場を見つけ，あるいは臨機応変に対応しながら，敵船との激しい戦いに挑むことになる。

幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-

　「ラブライブ！」シリーズ第2作「ラブライブ！サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品。プレイヤーは主人公のヨハネとなって，相棒のライラプスとともに，謎の海底ダンジョンに消えていった仲間たちの救出を目指す。ダンジョンは構造がランダムに変化し，内部で手に入る素材アイテムを組み合わせて装備品を作ったり，救出した仲間の力を借りたりすることで，探索可能な範囲が広がっていく。

Warhammer Age of Sigmar: Realms of Ruin

　Games Workshopが展開するミニチュアゲーム「Warhammer」シリーズの1つで，“定命の諸領域”の支配権を巡った争いを描く「Age of Sigmar」を題材にした作品。ダイナミックなリアルタイムバトルを特徴としており，刻一刻と状況が変わる戦場において，戦略的に配置されたアーケインルートを掌握し，資源を手に入れたり，防衛を強化したりして，強固な軍隊を作り上げていく。

UFOロボ グレンダイザー：たとえ我が命つきるとも

　永井 豪氏の漫画作品を原作に，1970年代に放映されたロボットアニメ「UFOロボ グレンダイザー」の正式ライセンスを取得したシングルプレイ専用のアクションゲーム。プレイヤーは，フリード星の王子デュークとなって巨大ロボット「グレンダイザー」を操り，ベガ星連合軍の円盤獣と戦う。

The Kindeman Remedy

　刑務所を舞台にした医療管理ゲーム。ゲームの目的は，主人公カール・キンデマンの名を冠した医療法を確立し，失った名誉を取り戻すこと。そのために，死刑囚を仮死状態に偽装し，彼らの体を使った外道な人体実験を繰り返していくことになる。暴力や拷問といった目を背けたくなる描写が多分に含まれているので，苦手な人はご注意を。

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霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG

　アクワイアが手がけるデッキ構築型ローグライト×ストラテジーRPG。戦闘はフィールドのマス目を移動するタイプのもので，プレイヤーは50種類以上のカードから最適なデッキを構築し，数々の敵に挑んでいく。プレイするたびに異なる戦略が求められるそうで，新しい戦局にどのように対応していくかがカギになる。2024年内のリリースが予定されているので興味のある人はウィッシュリストに追加しておこう。

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