連載
4Gamerの1年を振り返る,Annual 4Gamer 2025。一番読まれたのは「ポケポケ」,2番目は「Switch2」,そして3番目は“あの作品”のリマスター!
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いろいろなことがあった2025年も,あとわずか。すでに学業や仕事を納めたみなさん,1年間お疲れ様でした。まだ作業が残っているみなさんは,最後まで一緒に戦い抜きましょう!
4Gamerの1年のラストを飾る記事といえば――そう,2025年に掲載された全記事をランキング形式でガッツリ振り返る恒例企画「Annual 4Gamer」です!「あの時期に発表されたアレなんだっけ?」「あの頃に何があったっけ?」といった情報を再確認したり,あるいは移動のヒマな時間につらっと読んだりするのに丁度いい企画となっております。
集計対象は2025年1月1日から12月26日までで,掲載された記事の本数は1万6510本となりました。うーん,すごい量。新情報の発表を探し回り,大小さまざまなイベントを飛び回ったかいがあったというものです。というわけで,その成果をとくとご覧ください。
【目次】
年間ランキング
月間ランキング1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
年間ランキング
さっそくランキングを見ていきましょう。年間ランキングはTOP20,月間ランキングはTOP10までを並べてご紹介! ざっとサムネイルを見るだけでも,2025年の思い出が走馬灯のように蘇ります。本当にいろいろあったなぁ……。
■常に話題が絶えない「ポケポケ」記事が第1位!
2025年でもっとも読まれたのは,「ポケポケ」こと「Pokémon Trading Card Game Pocket」のゴールデンウィーク企画に関する記事でした。
本作が発表されたのは,2024年2月のこと。TCG「ポケモンカードゲーム」をスマートフォンで楽しめるデジタルカードゲームとして大きな話題となりました。同年10月30日のリリースと同時にランキングを駆け上り,新弾発表のたびに4Gamer週間ランキングの1位を独占する姿はもはやお馴染みになりつつあります。
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ただ,実は“ポケモンカードゲームのデジタル版”にあたるゲームは,ポケポケ以外にも存在します。現行のタイトルは「Pokémon Trading Card Game Live」で,それ以前には「Pokémon TCG Online」が提供されていました。ただ,TCGは国内と海外でいくらかレギュレーションが異なるためか,これらは海外でのみ展開されていました。
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一方,ポケポケではルール自体がシンプルな形に整理され,国内版と海外版のどちらとも違うゲームになりました。これによって,国内外の双方のプレイヤーが楽しめる作品になっています。また,対戦以外の要素である“コレクション”を強く押し出したことで,これまでTCGを遊んでこなかった層が遊びやすくなったのも大きい部分でしょう。
なんにせよ,本作が「ちょっとポケカ興味あったけど,実際にTCGを遊ぶのはちょっとな〜」という人を引き込み,楽しめる環境を構築したのは間違いありません。ポケモンカードゲームとの同時展開も良い相乗効果を生んでいるように見え,今後の展開にも期待ができそうです。
■待望の「Nintendo Switch 2」がいよいよ発売!
第2位にランクインしたのは,Nintendo Switch 2の予約店舗まとめた記事でした。当時は抽選に当たった外れたの大騒ぎで,SNSでは一喜一憂を楽しむ姿が多く見られましたね。抽選の制限手法が画期的で,販売自体がこれほどエンタメ的になった新機種の発売は珍しい気がします。
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ランキングをざっと眺めてみると,第5位と第15位と第16位に同じ名前が並んでいます。1月の名称発表から怒涛の発表ラッシュで話題が途絶えなかったこともあり,Switch2は2025年前半における主役の1つだったといえるでしょう。
せっかくなので,時系列を作って発売までの流れを軽く振り返ってみます。本当にいろいろありましたが,4月2日に配信された公式番組「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 - 2025.4.2」から,盛り上がりがぐーんと加速した気がします。実際にタイトルがポンポン発表されると「買わなきゃ!」って気分になるんですよね。
| 日付 | 出来事 | リンク |
|---|---|---|
| 1月16日 | ・名称「Nintendo Switch 2」に決定 ・本体の動画公開 ・「Nintendo Switch 2 体験会 TOKYO」開催発表 |
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| 2月6日 | ・「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2」配信決定 | 関連記事 |
| 4月2日 | ・「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 - 2025.4.2」配信 ・複数のローンチタイトルを公開 ・発売日が6月5日に決定 ・各種の基本機能が公開 ・抽選販売の応募ルールの一部が発表 |
関連記事 |
| 4月3日 | ・メディア向け体験イベントが開催 | 関連記事 |
| 4月4日 | ・第1回抽選予約が開始 | 関連記事 |
| 4月24日 | ・店舗での抽選予約販売の開始 | 関連記事 |
| 4月28日 | ・第2回抽選予約が開始 ・「ニンテンドーマガジン 2025特別号」デジタル版公開 |
関連記事 |
| 5月9日 | ・2026年3月期の予想販売台数が1500万台と発表 | 関連記事 |
| 5月22日 | ・台3階抽選予約が開始 | 関連記事 |
| 5月27日 | ・フリマサイト運営3社との不正出品に関する取り組みを発表 | 関連記事 |
| 6月4日 | ・Switch 2向けカスタムプロセッサ紹介動画公開 | 関連記事 |
| 6月5日 | ・「Nintendo Switch 2」発売 | 関連記事 |
Switch2に関する大事なニュースについては,6月6日に掲載した記事でまとめて紹介しています。新機能やローンチタイトルなど,必要な情報はだいたい収まっているので,三が日にみっちり悩みたい人はぜひ参考にしてください。
「Nintendo Switch 2」の正式発表から発売までを振り返る。特集企画記事&関連ニュースまとめ
話題沸騰中の任天堂の新ハード「Nintendo Switch 2」の正式発表からこれまで(発売日)を,特集記事やニュースで振り返ってみよう。Switch2の情報をまとめた企画やゲームのプレイレポート,取材記事など,分かりやすくまとめてみました。
■発表同時発売! ほぼリメイクだった「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」
第1位はポケモン! 第2位はSwitch 2! ――と,お馴染みの話題で盛り上がったあと,続く第3位に「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」が滑り込んでくるのが,なんというか,4Gamerらしいところです。
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これについては,当時の雰囲気を覚えている人も多いでしょう。本作は4月23日に予告なしで突然発表&リリースされ,多くのゲームファンに衝撃を与えました。気分が盛り上がる発表と同時に「すぐ遊べます」と発表する手法は最近増えてきましたが,これほど大きな作品で行われるとは思いませんでしたね。
さらに驚くべきは,その内容です。単に解像度などを向上させただけではなく,キャラクターの3Dモデルの刷新,各種エフェクトを含む映像演出の強化,戦闘システムの改良,アニメーションの追加などなど,完全リメイクといっても過言でないレベルで変化が加わっていました。
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それだけに,変更点をバッチリまとめた今回の記事には大き価値があったわけです。20年前の記憶を再び呼び覚ましつつ,新しい冒険に旅立つにあたって,多くのプレイヤーの役に立ってくれたことでしょう。
ちなみに,オリジナル版を遊んだことがない人に向けては「シリーズ未経験でも安心の冒険ガイド」を掲載しています。本作が属する「The Elder Scrolls」シリーズの物語についても紹介しているので,続編「Skyrim」などを触れたことがある人にもオススメ!
リマスター版で始める「The Elder Scrolls IV: Oblivion」――シリーズ未経験でも安心の冒険ガイド【PR】
名作オープンワールドRPG「The Elder Scrolls IV: Oblivion」が,今のゲームとなって還ってきた。TESシリーズを知らない人,Skyrimでシリーズに入った人,今回のリマスター版で興味を持った人に向け,TESシリーズの魅力と序盤をスムーズに進めるためのガイドをお届けしよう。
- キーワード:
- PC
- PC:The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
- アクション
- RPG
- シングルプレイ
- Bethesda Softworks
- ファンタジー
- プレイ人数:1人
- 北米
- PS5:The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
- PS5
- Xbox Series X|S:The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
- Xbox Series X|S
- PC:The Elder Scrolls IV: Oblivion
- :The Elder Scrolls IV: オブリビオン Game of the Year Edition
- :The Elder Scrolls IV: オブリビオン Game of the Year Edition
- 広告企画
- ライター:津雲回転
- 紹介記事
月間ランキング
三菱UFJ銀行で金塊が盗まれたり,アメリカでドナルド・トランプ氏が米大統領に再就任したりした1月です。例によって記憶がやや曖昧ですが,頑張って思い出していきましょう。
ランキングに目を向けると,NVIDIAによる次世代GPU「GeForce RTX 50」シリーズの発表記事が第1位に輝いています。さらに,AMDが発表した次世代GPU「Radeon RX 9000」シリーズの発表記事もランクインしていて,ハードウェア方面が大きく盛り上がっていました。
GeForce RTX 50については,COMPUTEX 2025で実施された基調講演の模様をレポート記事として掲載しています。最近いろいろな意味で話題のAIまわりや,それがどんな形でGPUと関わってくるのかについても触れられているので,もしかしたらなにかの参考になるかもしれません(リンク)。
また,第3位には「モンスターハンターワイルズ」の第2回OBT開催の記事がランクインしていますね。これ以降,ランキングではかなりの頻度で顔を出している本作は,2025年における“主役”の1本といって間違いないでしょう。
メチャクチャ寒かった記憶だけが頭に残っている2月です。気象庁の記録を見てみると,特に西日本はかなり気温が低かった模様。北海道では豪雪の観測史上最多記録を更新したそうです。ひええ(冷えだけに)。
ランキング第1位になったのは,アクションRPG「トライブナイン」の大規模調整に関する記事でした。「ダンガンロンパ」シリーズを手がけた小高和剛氏による新プロジェクトとして話題を集めた作品ですが,アイテム獲得量などの設計に対しては疑問が呈されていました。
このアップデートでは,使用された全ガチャ石が返還(!?)され,高レアキャラクター排出率が大幅に引き上げられたという,運営型ゲームとしては信じられない大盤振る舞いで話題を集めました。ただ,残念ながら本作は5月にサービス終了が発表されています。オンライン要素のあるコンテンツは儚いものですね……。
そのほかにも多くの記事がありましたが,個人的に注目したのはリトアニア大使館がゲーム事情を紹介するオンラインセミナーのレポート記事です。「ヒューマンフォールフラット」のNo Brakes Gamesがリトアニアのデベロッパとは,まったく知りませんでした。
「ヒューマン フォール フラット」から「Book Smugglers」まで,多彩な作品が生まれ続けるリトアニアのゲーム産業の現在地
リトアニアという国の知名度は日本でも低くないが,一方で「リトアニアのゲーム」にはピンと来ない読者も多いのではないだろうか。だが,リトアニアのゲーム産業は「ヒューマン フォール フラット」を筆頭に,今も気鋭のクリエイターたちが意欲的な挑戦に取り組んでいる。
これに限らず,最近のインディーゲームには「そこで作ってたの!?」と驚くようなデベロッパが集まってきています。みなさんのSteamライブラリにも,意外な国・地域で作られた作品が並んでいるかもしれません。
まだまだ寒いうえにカッサカサに乾燥していた3月です。スマホで撮った写真を掘り起こしてみたところ,逆張りでアイスを食べている様子が出てきました。
第1位をとったのは,HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」の最新映像公開に関する記事です。「ドラクエ」リメイクの流れにある作品ですが,これにて“ロト三部作”が完結するということで大きな話題を集めていました。リリース後には,初代ドラクエの高難度っぷりに驚く声が多く聞こえたのも印象的でしたね。
2月28日に発売を迎えた「モンスターハンターワイルズ」の関連記事は,第4位と第5位と第8位にズラッとランクインしています。さすがの注目度で,これからもアップデート記事が出るたびにバリバリとアクセスされています。
イベントまわりでは,世界最大級のゲーム開発社会議「Game Developers Conference 2025」(GDC 2025)が開催され,4Gamerでは61本もの記事を公開しています。ゲームを構成するグラフィックスやUIなど,プレイヤーにとっても興味深い要素について触れる記事もあるので,ぜひチェックしてみてください。
そのほか,インディーゲームの祭典「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」もありました。注目作はもちろんのこと,現地でしか楽しめない特殊なコントローラを使ったゲームもあり,レポート記事も読み応えのある内容になっています。
インディーゲームの春の祭典「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」レポート。ゲームを軸に,異業種とのコラボも生まれる場へ発展中
インディーゲームの春の祭典「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」のレポートをお届けする。2025年3月8日と9日に東京・武蔵野で開催された本イベントは,商業施設内のサブ会場も盛り上がりを見せ,吉祥寺の街をインディーゲーム一色に染め上げた。
春の日差しを期待したら雨天祭りだった4月です。そのかわり比較的暖かめだったので,天気のわりに過ごしやすかったような記憶があります。大阪万博がオープンしたのもこの頃でしたね。
記事ランキングを見ても分かるとおり,4月はNintendo Switch2の話題でもちきりのひと月でした。発売日と同時に「プレイ時間50時間以上」「累積1年以上のNintendo Switch Onlineに加入」という抽選販売の応募条件が発表され,ゲームファンに優先して商品を届ける姿勢が話題を呼びました。
応募自体は争奪戦になりましたが,これによって転売問題などが大規模化することもなく,少しずつ商品が行き渡りつつあります。いまでは量販店でも入手ができるので,落ち着く頃合いを待っていた人はそろそろ探してみるのもいいかもしれません。
ゲーム業界は盛り上がっている一方,いわゆるトランプ関税による影響が表面化したタイミングでもありました。アメリカにおけるSwitch2の予約延期,ボードゲームメーカーによるトランプ氏への提訴など,いろいろな影響がありましたね。後者についてはまだ結論が出ておらず,判断を待っている状況です。早く落ち着いてくれないかなぁ。
Nintendo Switch 2,アメリカにおける予約受付を延期。トランプ政権の関税措置の影響を見きわめるため
任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」のアメリカでの予約受付開始が延期されたと,海外メディアが報じている。当初は北米時間の4月9日が予定されていたが,新たな日付は未発表。アメリカ政府が打ち出した新たな関税措置による市場への影響を確認する時間が必要だという。
関税に追い詰められたボードゲームメーカーが,トランプ氏を提訴する
トランプ政権による関税強化が,アメリカのボードゲームメーカーに深刻な打撃を与えた。多くのメーカーが声明を出し,彼らのゲームが中国に足止めされていると訴えている。複数の会社が,トランプ大統領に対する集団訴訟を提起する予定だ。
「梅雨って今月だっけ?」といった冗談が各所で交わされていた記憶があるくらい,先月に引き続いてドバドバ雨が降っていた5月です。さっき掃除していたら,その頃に買い込んだ除湿剤の余りがポロッと出てきました。
ランキング第1位は「Pokémon Trading Card Game Pocket」のゴールデンウィーク企画に関する記事でした。先に紹介したとおり,こちらは年間でもナンバーワン記事に輝いております。SNSや公式配信でコードが配布されることが増えてきて,しっかり警戒してないと見落としちゃいそうです。
この時期には,南米最大のゲームイベント「gamescom latam 2025」が開催され,ライターの奥谷海人氏がサンパウロまで取材に行ってきてくれました。日本にいるとなかなか聞き馴染みのない場所で活動しているデベロッパの新作が多数紹介され,ゲームというコンテンツのグローバルっぷりに改めて驚かされました。
単体の記事としては「東京ゲームダンジョン8」を取材したり,スコットランドの政府ビジネス担当大臣にインタビューしたりと,なかなかバラエティに富んだ記事を掲載しています。現在から見ても興味深い内容なので,未読の方はぜひどうぞ。
インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン8」レポート(前編)。8番目のダンジョンでは,異変を察知したらつき進め!
インディーゲームの展示会「東京ゲームダンジョン8」が,2025年5月4日に東京にある都立産業貿易センター浜松町館で開催された。レポートの前編では,ユニークなアイデアを持つ作品や,「続きをじっくり遊びたい」と思わせてくれた作品を中心に紹介する
いざ梅雨になってみたら,めっちゃ雨って感じでもなかった6月です。後半はもはや夏のごとき気温になり,驚くべき湿気に悩まされていました。ボドゲの箱に放り込んだ除湿剤,そろそろ取り替えなきゃ。
ゲーム業界としては,人気ハードの後継「Nintendo Switch 2」がローンチを迎えるということで,Switch2の話題でもちきりのひと月でした。ランキングもハードの販売,および関連ソフトウェアに関する記事がギッシリと詰まっています。第9位にランクインした分解レポートなんかも,新ハードの風物詩ですね。
話題を集める商品が出ると,いわゆる“転売ヤー”が世を騒がせるのも(残念ながら)お馴染みになりつつありますが,Switch2はそれをうまく制御した例といえるでしょう。ライターの山本一郎氏が転売周りの事情をまとめた記事を書いてくれているので,当時の状況を振り返りたい人はどうぞ。
【山本一郎】お前らとSwitch2の転売ヤーを巡る業界の話
Switch2を買えた人もまだの人も,転売に関する騒ぎは毎日のように目にしていると思うが,転売は単に心情の問題ではなく,事業面/法務面からキチンと見ておくべく問題だ。ちょっとここらでまとめておこう。
- キーワード:
- Nintendo Switch 2
- 業界動向
- ライター:山本一郎
- 任天堂
この頃になると各種のイベントが増えていくのも業界の常。6月には「Summer Game Fest 2025」と「Nexon Developers Conference 25」が行われました。紹介タイトルの中にはそろそろ発売が近付いているものもあるので,改めてチェックしておきましょう。
降り注ぐ日差しが完全に真夏だった7月です。しかしながら,カラッと晴れた日が多くてわりと元気に過ごせました。気象庁によると,日本海側では1946年の統計開始以来最も日照時間が多いひと月だったそうです。
ランキングで第1位になったのは,6月のサービスインから大人気のデジタルTCG「Shadowverse: Worlds Beyond」の新カード紹介記事でした。編集部のシャドバ腕自慢であるルネが「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」で権利を勝ち取ったということで,大きく注目されました。
第3位に入った,Switch2版「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / ティアーズ オブ ザ キングダム」の“見つめ直し”をする記事も非常にたくさん読まれました。新ハードで変化した要素だけでなく「それによって体験がどう変化し,もともとの体験がいかなるものだったのか」を考察する興味深い内容になっています。
大規模なイベントとしては,インディーゲームを対象とした「BitSummit2025」,アジア最大のゲームショウになった「BiliBili World 2025」に加え,国内最大の開発者カンファレンス「CEDEC 2025」がありました。開発者向けというとハードルが高く感じられるかもしれませんが,好きな作品への理解が深まる内容が含まれている記事もあるので,ちょっとでも興味があればチラッとでも覗いてみてください。
当たり前のように40度を超える最高気温に耐えかね,お部屋のエアコンがギブアップしはじめた8月です。あまりの暑さに頭がおかしくなり,いっとき水風呂に浸かりながら仕事ができる環境を作ろうとしていました。
いろいろな発表がありましたが,特に読まれたのが「ブループロトコル:スターレゾナンス」の発表記事です。惜しまれながらもサービスを終了した「BLUE PROTOCOL」の世界観をベースにした新作タイトルということで,同作の世界を求めるプレイヤーから注目を集めました。国内では12月18日に正式リリースされたので,遊ぶには丁度いいタイミングかも。
個人的に印象的だったのは,第9位にランクインした「ファーストパーティタイトルのライバル機向けリリース」を特集した記事です。最近ではPlayStationやMicrosoftブランド作品が積極的に他機種へと移植され,プラットフォームの垣根が薄れつつあります。そうした状況を再確認するにあたっても,良い記事だったのかもしれません。
そして,8月はゲームイベントで大忙しの時期でもあります。大規模なものでは「gamescom 2025」「BIC2025」「ChinaJoy 2025」があり,4Gamerではそれぞれ多数の記事を掲載しました。さらに,Web3カンファレンス「WebX 2025」や,北米最大級のアナログゲームコンベンション「Gen Con 2025」など,いろんな場所で取材をしました。「なんかこの時期に発表されたなぁ」というタイトルは,だいたいこの辺のイベントをさらっておけば思い出せるハズです。
拡大を続ける北米最大級のアナログゲームコンベンション「Gen Con 2025」会場レポート。コードネーム第2版や,LoLのTCGが初登場
北米最大級のアナログゲームコンベンション「Gen Con 2025」が,7月31日から8月3日まで4日間,アメリカ・インディアナポリスのIndiana Convention Centerで開催された。昨年からさらに規模を拡大し,大盛況だった現地の模様を,本稿では写真と共にレポートする。
後半はなんだかちょっと過ごしやすくなってきたかな? ……と思ったら,普通に30度を超えてた9月です。直前の猛暑っぷりがやばすぎて感覚がおかしくなってましたね。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」の発売が翌月に控えているということで,第1位は進化したバトルシステムの紹介記事がゲット。新作「ドラゴンクエストスマッシュグロウ」の発表記事が第4位にランクインするなど,ここからドラクエ作品が話題に挙がることが多くなります。
業界の大きな動きでは,サウジアラビア政府系ファンドによるElectronic Artsの買収と株式非公開化,IntelとNVIDIAによる協業の発表などがありました。これらのよる具体的な動きが見られるのはいつになるか分かりませんが,覚えておいて損はないでしょう。
噂どおりElectronic Artsの買収と株式非公開化が発表に。評価額は約8兆1780億円
米国時間2025年9月29日,Electronic Artsは,米国の投資会社であるSilver Lakeと,サウジアラビア政府系ファンドであるPIF,Affinity Partnersの3社からなるコンソーシアムによる買収を,取締役会が承認したと発表した。買収における評価額は,約550億ドル(約8兆1780億円)になる。
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- Electronic Arts
- 編集部:小西利明
もちろん,お馴染みの「東京ゲームショウ」もありました。今回は4Gamer自身もブースを出展し,Paradoxの新作「Europa Universalis V」と,宇宙4Xストラテジー「Stellaris」のDLCを体験できる試遊台をご用意しました(リンク)。コアめな来場者の皆さんは,現地で楽しんでくれたようでなによりです。
掲載したTGS 2025関連の記事数は,なんと合計502本! 会場をかけまわり,配信を見まくって記事をこさえましたが,それでも会場を巡りきれていないのだからスゴいもんです。公式番組の総視聴者数が606万9656人を記録したとかで,会場も配信もしっかり盛り上がっていましたね。
さすがに猛暑も落ち着き,ついにエアコンの稼働を止められるようになった10月です。まだ秋を感じられるタイミングが残っているようでよかった。現実世界では高市早苗氏が自民党の総裁となり,憲政史上初の女性首相が誕生しました。
ランキングに目を向けると,クラシックスカタログのタイトル購入に関する記事が第1位となっていました。タイトルにもありますが,実はPS Plus非加入でも買えちゃうんです。しかも,タイトルによっては別機種向けアーカイブを所持していると安く買えるなんてことも!
こういった作品に関しては,移植にあたってアップレンダリングやクイックセーブ機能が追加されていることもあり,実はオリジナル版より遊びやすいこともあります。「知らなかった! あれ遊びたかったんだよね!」という人は,ぜひ記事をご一読あれ。
相変わらずゲームイベントが多く,メディア大忙しの時期が続いていました。掲載した記事の中で個人的に印象的だったのは,ソーシャルメディアプラットフォームとしてのX(旧Twitter)と,ゲーム業界における立ち位置を語った公演です。それによると,ゲーム関連投稿の数は日本がぶっちぎりで1位だとか。やはり,Xの拡散力はなかなか侮れませんね。
そろそろ寒くなるかなと思いつつ,なんだかまだちょっと暖かい日差しに甘えて一切の衣替えの努力を放棄していた11月です。一方,世界では政治的緊張が高まり,日本では熊が人里に降りて騒ぎになり,なんだか微妙な雰囲気が立ち込めていた気がします。
ゲーム業界としては,新たな法律「スマホソフトウェア競争促進法」――いわゆる“スマホ新法”が12月19日に全面施行され,大きな話題になっています。これは,特定業者による寡占状態を解消するためのもので,全体的には消費者にとって有利になる内容になっています。解説記事が第2位にランクインしているので,読んでおくと得できる場面があるかもしれません。
また,「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏が旭日小綬章を受章したり,Nintendo Switch 2の販売台数が1000万台を超えたりと,業界的には良いニュースが多かった印象です。これからもドンドン売れて,業界を牽引していただきたいところですね。
「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏,芸術文化功労を理由に「旭日小綬章」を受章。ゲームクリエイターとして初
内閣府は2025年11月3日,今年度における秋の叙勲の受章者を発表した。「芸術文化功労」を理由に「旭日小綬章」には,「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏が名を連ねた。ゲームクリエイターとしては初の受章となる。
Nintendo Switch 2の販売台数が1000万台超えを記録。本日発表の任天堂決算は増収増益を記録し,通期予想も上方修正
任天堂は本日(2025年11月4日),2026年3月期 第2四半期(2025年4月1日〜9月30日)の連結決算を発表した。当期における連結業績は増収増益を記録したほか,6月5日から9月末までの約4か月間におけるNintendo Switch 2本体の累計販売台数は“1036万台”を達成したとのこと。
今後の動きが気になるニュースとしては,Epic GamesとUnityが協力して「Unity製ゲームをフォートナイトで公開可能になった」というものがありました。なんとも夢のある話で,実際にどんな形でゲームが提供されるのかが気になるところ。詳細は2026年初頭に明かされるようなので,楽しみにしておきましょう。
ついにやってきました,現在です。このまま暖かめな日々が続くかと思いきや,後半に入ってスイッチが切り替わったかの如くピキッと寒くなりました。みなさんは風邪をひかないようにご注意くださいませ。
第1位は「ホグワーツ・レガシー」の期間限定無料配布という太っ腹なお話。本作はWarner Bros. Gamesが手掛ける作品なのですが,その大本にあたるワーナー・ブラザース・ディスカバリーには買収の話が出ています。ゲーム関連事業については先行き不透明ですが,気になる人は早めに現状を把握しておきましょう(リンク)。
嬉しいニュースとしては,第2位の「Nuclear Throne」日本語対応アップデートや,第6位の「ACE COMBAT 8:WINGS OF THEVE」発表記事などがありました。「ACE COMBAT」については,前作「7」がセール時に大幅割引されることが多いので,タイミングを見計らって遊んでおくのがオススメです。
ゲーム関連の大型イベントも複数ありました。なかでも特に興味深かったのが,初開催となった「2025年中国ゲーム産業年会」です。これは中国における開発者カンファレンスのようなもので,非常に大規模なものになりました。
その内容は,ゲームIPと地域振興に関する講演や,中国要素にこだわらないモチーフの模索を提示する講演など,日本で開催されるものとは雰囲気が異なるのが面白いところ。新しい発見が沢山ある記事なので,グローバルな業界の動きに興味があるなら読んで損なしです!
ゲームIPは地方観光をどこまで動かせるのか。「黒神話:悟空」を巡る文旅融合の現在地
中国発のAAAタイトル「黒神話:悟空」は,ゲーム作品としての評価に加え,地方観光や文化事業へ影響を及ぼした事例として,中国国内で注目を集めている。2025年12月開催の「2025年中国ゲーム産業年会」では,同作を起点とした山西省および杭州市での取り組みが紹介された。
復旦大学教授・葛剣雄氏が示す,中国ゲーム産業出海の別解。「中国要素」へのこだわりを捨て,普遍的モチーフを中国流に再構築
2025年12月18日,中国・上海で開催された「2025年中国ゲーム産業年会」に,復旦大学教授の葛 剣雄氏が登壇し,中国ゲーム産業の海外展開をめぐる戦略について歴史的観点から論じた。同氏は現代のゲームIPにおいても「中国要素」に過度に依存する必要はなく,中国ならではの方法で普遍的モチーフを再創造する姿勢こそが重要だと指摘した。
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- 編集部:haruka
2025年はこのへんにしておきましょう
ゲームファンにとっては楽しいイベントが山盛りだった2025年も,これで幕引きとなります。去年に引き続き,年末年始休みは土日含めて9連休! Steamウィンターセールでしこたま買ったゲームを,この期間のうちに崩してやろうかと画策しております。
2026年の4Gamerは,1月5日より通常更新となります。
今年も4Gamerを読んでいただき,本当にありがとうございました。2026年もバリバリと情報を追いかけ,遊んでレポートして,イベントに行って,インタビューして,面白いゲームの情報を届けられるように頑張っていきます。来年もよろしくお願い致します! よいお年を!
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![[インタビュー]「グランド・セフト・オート」や「レミングス」が生まれたスコットランドの政府ビジネス担当大臣に聞く,ゲーム産業の強みと日本との協力について](/games/999/G999905/20250430080/TN/009.jpg)







































































