Blizzard Entertainmentの人気RTS
「StarCraft II: Wings of Liberty」(
PC /
Mac。以下,SC2:WoL)の拡張パック,
「StarCraft II: Hearts of the Swarm」(以下,SC2:HotS)。同社にとってはとりわけ珍しいことではないのだが,同拡張パックの
プレイアブルデモが,Gamescom 2011の会場でぽんと一般公開されていた。発売時期は依然として
「完成したとき」(When It's Done)とされているものの,本編よりも数の増したZergの大軍をケリガンが率いるミッションに,多くのファンが熱中していた。
SC2:HotSには,ケリガンを中心に据えた
20種のミッションが用意されている。内容は本編であるSC2:WoLのエンディングを受けたもので,記憶をほとんど失っているケリガンが,ミッションを進める中で新たなパワーをアンロックしていき,散り散りになってしまったZerg達を集めながら,宿敵アークトゥラス・メングスクを追っていくというストーリーラインになっている。
さて,SC2:HotSになったからといって,ゲームプレイそのものに大きな変化はない。しかし,プレイヤーがZergを収集し,それを
「Evolution Chamber」という施設を使ってアップグレードすることで,
新たなユニットを生産できるようになる点は興味深い。どこか育成ゲームのような要素が加えられているのだ。
これにより,例えば強力なヒットポイントと跳躍力を持ったユニットの亜種を生み出したりできるようになっている。もちろん,この変化はグラフィックスにも表れ,本作では見ための異なるユニットが入り乱れた戦闘が見られる。この新ユニットの生成には
DNAポイントという新しい資源を利用することとなり,これはミッションの成功具合で得られる量が異なるという。
なおケリガンは,SC2:HotSにおいて,かつて「Queen of Blades」と呼ばれていた頃の能力を取り戻していく。そしてゲームが進むにつれて,「Defense of the Ancients」のような強力なパワーを持ったヒーローユニットとして機能していくことになる。
Defense of the Ancientsといえば,その名称そのものがValveに商標登録されてしまうという事件も起きたが,Blizzard Entertainmentは新たに
「Blizzard DOTA」というプロジェクトを進行させている。これは,2010年の時点ではStarCraft II用MODとして開発されていた
「StarCraft DotA」と同じものだと思われるが,“Blizzard”の名称がタイトルに冠されているところがやや意味ありげな感じである。
このBlizzard DOTAは,SC2:HotSと同じか,それと近い時期にローンチされる予定。10月に開催予定のBlizzConで,また詳しい情報が出てくることだろう。ほかにも,Battle.netがアップグレードされる予定があるほか,
「Diablo III」(
PC /
Mac)に,
「World of Warcraft: Cataclysm」(
PC /
Mac)の新パッチにと,Blizzardはしばらく慌ただしい動きを見せそうだ。