アメリカ生まれのステルス忍者VRゲーム「Arashi: Castles of Sin - Final Cut」の制作が発表に。相棒のハルが活躍するトレイラー公開

　パブリッシャのSkydance Interactiveと，デベロッパのEndeavor Oneは本日（2023年6月15日），VRゲーム「Arashi: Castles of Sin - Final Cut」（PC / PS5）の制作を発表し，日本語ナレーション付きのトレイラーを公開した。対応デバイスはPlayStation VR2のほか，Meta Quest 2＆3，さらに，詳細は未発表ながら，HTCのViveなどPC向けVR HMDとのこと。

「Arashi: Castles of Sin - Final Cut」公式サイト

　「Arashi: Castles of Sin - Final Cut」は，PS VR版が2021年にリリースされたアクションゲーム「Arashi: Castles of Sin」のパワーアップバージョンだ。オリジナル版の舞台は封建時代の日本で，プレイヤーは，エリート忍者で暗殺者のケンシロウ（Kenshiro）として，全国を混乱に陥れる伊賀の六鬼衆（Six Oni of Iga）に立ち向かっていく。……といったゲームの本筋はパワーアップ版も同じだが，グラフィックスがリアルになり，操作系もよりプレイしやすく改善されているという。


　本作の基本はステルスで，忍者として敵の城に潜入し，屋根から屋根へ飛び移り，闇に潜み，敵の背後に近づいて1人ずつ倒していく。公開されたトレイラーでは，ハルというオオカミが相棒として活躍する姿も見られるが，ハルは幼い頃からケンシロウと一緒に育ち，敵を倒すための高度な訓練を受けている。ハルの操作はAIが行い，ゲームでは，共に敵を倒していく共闘感が得られるとのこと。拠点には従妹で将軍のスパイを務めるアヤネ（Ayane）がいて，いろいろな情報を提供してくれるという。


　刀や手榴弾，地雷，矢，吹き矢，ピストルなど武器やガジェットは豊富で，敵を正面から倒してもよし，光と闇を駆使してこっそり行くのもよしと，プレイヤーの好きなスタイルでゲームに挑める。ボスキャラとなる六鬼衆はそれぞれ戦い方などが異なり，見るからに手強い敵になりそうだ。
　「Arashi: Castles of Sin - Final Cut」の発売は2023年秋が予定されており，価格などは未発表。PS5版の日本展開は発表されていないが，オリジナルは数々のアワードにノミネートされた高評価タイトルだけに，続報にも期待したい。