「The Thaumaturge」は,ロシア帝国の支配下にあった1905年のポーランドのワルシャワを舞台に,悪霊「サルーター」(Salutor)に憑りつかれた主人公,ヴィクトル・シュルスキの活躍を描くターン制RPGだ。サルーターは,霊界に存在しながらも現実に介入することが可能な存在で,その影響でヴィクトルは肉体を徐々に蝕まれていくのだが,怪僧などと形容された実在の人物ラスプーチンに協力を求めることで,悪霊使い「ソーマタージ」(Thaumaturgy)としての能力を開花させていくという。
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公開された映像では,異変が起きたヴィクトルを心配する姉の手紙を読み上げるプロローグシーンが紹介されている。彼に何が起きたのかを具体的に示すような説明は,この時点で行われていないが,ともかくヴィクトルは,ラスプーチンを探して地方の寒村に赴くというのが序盤の展開となる。
サルーターはヴィクトルのようなソーマタージにしか見えず,ターン制のバトルでは,複数のサルーターを操って敵を攻撃したり混乱させたりできる。このほか,村人たちと会話して彼らの心を操作したり,家の調査を行ったりする探偵アドベンチャー的な要素も豊富で,じっくりプレイするタイプの作品に仕上がりつつあることが分かる。
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「Unreal Engine 5」を使った詳細で美しいグラフィックスにより,ダークで神秘的な雰囲気が漂う独自な世界を描く本作。ゲームはその後,ワルシャワのような広大な都市部へ続いていくことが明らかになっている。
現時点で日本語化の予定が発表されていないのが残念だが,発売が3か月ほど遅れることになったのは,11 bit studiosブランドのタイトルの特徴である「プレイヤーにさまざまなことを考えさせる」大人向けのストーリーやシステムの作り込みを優先してのことだという。2024年初めの期待作の1つとして,続報を楽しみにしたい。
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