プレゼント
4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」,2020年5月10日〜5月16日
約1億6000万kmかなたを飛行中の「はやぶさ2」が,地球へのラストランに向けてイオンエンジンに点火し,ネアンデルタール人が4万年以上前に編んだと思われる縄の断片が見つかり,海底の戦艦ネバダが約70年ぶりに発見されたりした2020年5月10日〜5月16日,4Gamerに掲載された記事は526本でした。日曜日の午後,いかがお過ごしでしょうか,Weekly 4Gamerです。先週はすっかりお休みしてしまいましたが,今週はまたやります。止めても無駄です。
その一方で,これは先々週のニュースになりますけど,東京ゲームショウ2020とCEDEC 2020がオンラインでの開催に変更されるという発表がありました。
これで,E3,gamescomに続いて,世界三大ゲームショウ(命名,筆者)がすべてデジタルへの移行を表明し,大きな会場にファンや関係者を集めて行うおなじみのスタイルでの開催は中止となりました。ところが,こうしたメガショウの代替を目指すかのように,次々にデジタルオンリーのゲームイベントが名乗りをあげて,時ならぬ活況を呈しているようです。ゲーム業界の底力みたいなものが感じられて,これには注目したいですね。
さて,5月16日にはファミ通とゲームの電撃,そして4Gamerの合同企画,「ちょっと元気がでるエピソード」の優秀賞が発表されました。たくさんのご応募,どうもありがとうございました。いろいろ大変な今日この頃ですが,軽く目を通して元気を出してもらえれば嬉しいです。
“ちょっと元気がでるエピソード”の優秀賞を発表します【4Gamer × ファミ通 × ゲームの電撃 合同企画】
2020年4月17日から5月6日まで,4Gamerとファミ通,そしてゲームの電撃で,皆さんからゲームにまつわる,ちょっと元気が出るエピソードを募集する合同企画を実施しました。多くの方に参加していただきありがとうございました。寄せられたさまざまなエピソードの中から「優秀賞」を発表します。
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というわけで,本日も元気いっぱいで世界のゲーム業界と4Gamerの1週間を振り返ってみましょう。
※以下,PlayStationはPS,Nintendo SwitchはSwitch,ニンテンドー3DSは3DS,スマートフォンはスマホと略記します
先週のランキング
【先週のランキング詳細】
静かなゴールデンウイークが明けたあとの1週間,ランキングの第1位になったのは,ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」を運営するゲムトレが小学生375人を対象にゲームに関するアンケート調査を行いました,という記事でした。一番見ているゲーム実況YouTuberと,一番遊んでいるゲームタイトルについての調査結果が発表されていまして,小学生時代には野球と鬼ごっこぐらいしかなかった筆者にとって,隔世の感を禁じえません。詳しくは,記事を見てね。
“オールインワンパッケージ”の名前のとおり,これまで発売されたパッケージがすべてセットになっているので,これから始めてみようという人には,まあ,とっても便利,な感じです。「ドラゴンクエストX」はオンラインゲームですが,今回は従来作のように,「ソロでストーリーを楽しむ」というスタイルで,シリーズファンだけどXは未体験という編集者が紹介を行っています。ですので,ソロ専の人もぜひ読んでね。
日本だけでなく世界的に人気のコミック/アニメ「BLEACH」の公式ライセンスを取得した作品で,2019年11月に北米や欧州,中南米など世界147の国と地域でサービスを開始したことが発表されていました。続報を刮目して待て!
有名なゲームジャーナリスのジェフ・キーリー(Geoff Keighley)氏が主催するフルデジタルのゲームイベント「Summer Game Fest」(関連記事)で,Epic Gamesのゲームエンジン「Unreal Engine」の最新版「Unreal Engine 5」が発表され,合わせてPS5実機を使った技術デモ映像「Lumen in the Land of Nanite」が公開されたという記事が,第10位にランクインしました。映像では,実装される新技術「Nanite」と「Lumen」が主に紹介されていますが,最新ゲームエンジンが描き出す世界はまるで本物。遠くない将来,この画面でプレイできるのかと思うと腰が抜けます。
Epic GamesのCEOを務めるティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏によれば,搭載される新技術の多くが,ビジュアル面でゲームを躍進させる以上に,開発者の時間的,経済的な圧迫を軽減することを目的にしているとのこと。シーンを作っておけば,ライティングもサウンドもゲームエンジンにお任せ,という感じでしょうか。
ちなみにEpic Gamesは同じ日,「フォートナイト」を次世代コンシューマ機にも対応させると発表しました。「Unreal Engine 5」への移行は,2021年半ばが予定されています。
「フォートナイト」次世代コンシューマ機への対応を発表。プレイデータの引き継ぎやクロスプレイのサポートを予定
Epic Gamesは本日,「フォートナイト」について,次世代コンシューマ機へ対応していく方針を正式に発表した。現在のアカウント,進行状況,アイテムの引き継ぎと,すべてのプラットフォーム上でのクロスプレイが可能となる予定で,既存のプラットフォームでのサポートも引き続き行われるとのことだ。
先週の注目記事
■Switch用ソフト「コール・オブ・クトゥルフ」が7月23日に発売。クトゥルフ神話をモチーフにしたサスペンスADV
■MVS末期の格ゲー「レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ」,IPの取得をPiko Interactiveが発表。復刻ROM,もしくはSteamでの販売か
■「ポケ盛」第1弾がテイクアウト限定で5月14日から再販。特製フィギュアは名前にドンがつくポケモンにピカチュウを加えた計7種
■ついに「ディアブロ II」のリマスター版がアナウンスか? フランスのゲームメディアが報道
ダンジョンの奥でモンスターに殺されて持ち物をその場に全部ぶちまけ,知り合いに回収してもらってばかりいた筆者としても,期待せずにはいられません。もっとも,Blizzard Entertainmentは現在「ディアブロ IV」(PC / PS4 / Xbox One)を開発中で,「ディアブロ IV」は「ディアブロ II」のダークゴシックな雰囲気を狙っているとされていますので,ここでリマスター版の制作はちょっと考えづらいという意見もあるようです。うーむ,続報を待ちましましょう。
■人気スケボーゲームのリマスター版「Tony Hawk’s Pro Skater 1+2」が2020年9月4日に発売決定。懐かしのロケーションが美麗なグラフィックスで甦る
■どのアプリが“売れている”のかも丸分かり。データ分析を行うフラー(App Ape)が業界動向を振り返る「スマホゲーム四半期報告書」を掲載
■「マフィア」シリーズ3作品をまとめた「Mafia: Trilogy」のティザートレイラーが公開。2Kが日本時間5月20日の詳細解禁を予告
■ペーパーマリオの新作がSwitchに登場。「ペーパーマリオ オリガミキング」が2020年7月17日に発売
■「装甲娘 ミゼレムクライシス」を先行プレイ。世界観はより「ダンボール戦機」に近く,バトルシステムは装甲娘の魅力を引き出す奥深いものに
■初音ミクたちと一緒に歌って踊る新作リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク」の先行プレイレポートを掲載
■カプコン,2020年3月期決算説明会の質疑応答概要資料を公開。質問項目は新型コロナウイルスの影響や次世代機対応についてなど
カプコン,2021年3月期に複数の大型新作タイトルを発売予定。工程の見直しなどで緊急事態宣言の影響による開発遅延をカバー
カプコンは2020年5月8日,メディア向けにオンラインで2020年3月期の連結業績を発表し,すべての利益項目で3期連続の過去最高益を達成したことを明らかにした。本稿では,業績発表および質疑応答の中から,主に同社の今後の事業展開および業績予想に関する内容をお伝えしたい。
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- ライター:大陸新秩序
超小型おたよりコーナー
毎週書いていますがたいせつなことなので今週も書きますと,現在,Weekly 4Gamerの良心とも呼ばれる「週間プレゼント」は諸般の事情でお休み中です。なるはやの再開を希望していますが,ご了承ください。とはいえ,プレゼント募集期間外でも,下の応募フォームからコメントのみの送信は可能です。
書いてもとくにいいことはないんですけど,筆者のところにいくつかのおたよりが届いていますので,ぜひ紹介させてもらいます。
■結局のところ、アマビエ様は半魚人なんですか?(会社員 まささん)
さっぱり分かりませんが,筆者にとって重要なのは,すっかり「アマエビ」だと思い込んでいたことです。「アマエビ様に続き,今後はボタンエビ様やサクラエビ様にも期待したいものだ」とメールに書いたところ,相手に指摘されて気がつきました。まぎらわしい!(逆ギレする編集者)
■ガンバリましょう(自営業 カキレさん)
ガンバリましょう。昔から,人生,谷もあれば谷底もあると言います。あれ?
■「あいうえお作文」でスーパーマリオを表現してみました。(家事手伝い 和南さん)
あいつのことも愛しているが
今の女は三人目
海越え山越え国を越え
映画にだってなりました
おっさんふたりの物語
可愛い顔を見せてくれ
きっと待ってるピーチ姫
クッパごときにゃ勿体ねぇ
結婚するのは俺のほう
コインを貯めて、俺殖える(以下略)
そうなんです,以下,わ行まで続き,マリオを知っている人ならクスッとできて,全体的に筋も通った力作なんですけど,いかんせん長すぎます。どうもありがとうございました。次回は和歌,もしくは川柳でお願いします。
■次に教会へ行く時は、早く平穏な日常が戻るよう祈りますね。ところで、次はいつ行くんだっけ?ああ、今日かい(自営業 agertさん)
筆者らはピンときませんでしたが,ダジャレ好きのくぬぎちゃんは大爆笑していました。いいぞ,もっとやれ。
プレゼントに応募する(お休み中です)
今週の4Gamer
今週の5月21日には,Pearl AbyssのPC向けバトルロイヤル型対戦アクション「シャドウアリーナ」のアーリーアクセス版がSteamでリリースされます。「シャドウアリーナ」は,MMORPG「黒い砂漠」のPvPコンテンツだった「影の戦場」を単独作品として独立させたもので,基本システムやキャラクターの一部などを引き継ぎつつ,「黒い砂漠」未経験のプレイヤーでも楽しめます。
最大40人のプレイヤーが1つの戦場に集まり,最後の1人になるまで戦い抜くという,おなじみのシステムを踏襲したバトロワゲームですが,RPG的な味付けと,近接戦闘での駆け引きが重要という点が特徴となるようです。4月25日に掲載した最終βテストのレポート記事も参照してください。
近接バトル系バトロワ「シャドウアリーナ」は「黒い砂漠」を知らなくても楽しめるのか。最終βテストのレポートをお届け
Pearl Abyssは2020年4月17日から20日にかけて,バトルロイヤル型対戦アクション「シャドウアリーナ」の最終βテストを実施した。今回は「黒い砂漠のことをまったく知らない人間」として,“原作未経験者”でも問題なく楽しめるのか,「純粋な新作バトロワ作品」という視点で見たプレイレポートをお届けしよう。
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- PC:シャドウアリーナ
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- 対戦プレイ
- プレイレポート
- ライター:津雲回転
北米時間の5月22日には,「Saints Row: The Third Remastered」がDeep Silverからリリースされます。釈迦に説法だとは思いますが,本作は「究極のバカゲー」と自ら名乗った「セインツロウ ザ・サード」(PC / PS3 / Xbox 360/ Switch)のリメイク版です。
「セインツロウ ザ・サード」は「Saint's Row」シリーズの3作目で,前2作は「GTA3」のフォロワーという雰囲気もあったのですが,本作で大きく路線を変更して,悪ふざけに満ちたとんでもなくぶっ飛んだゲームになりました。
日本での展開は発表されていないようですが,入手しやすいのはやはり,Epic GamesストアでリリースされるPC版でしょうか。ストアの表示によれば日本語にも対応しているとのことなので,スティールポートを再び阿鼻叫喚の巷に陥れたい人は,お見逃しなく。
「Saints Row: The Third Remastered」公式サイト
Epic Gamesストア「Saints Row: The Third Remastered」販売ページ
ではまた来週,お会いしましょう。さいなら。
【次回予告】
先週の連載がお休みだったため,思い切りリフレッシュしたくぬぎちゃん。できることなら,まだまだお休みしていたいと考えて,とりあえずお休み前に時間にタイムトラベルすることを目指してみる。大人電話相談室にタイムトラベルのやり方を聞いたところ,「ワームホール」が必要で,それを作るにはブラックホール数個と無限に長い宇宙ひもが数本いるだけだYo! と教えられて納得したが,具体的にどうしていいかさっぱり分からないので,「まさにタイムトラブル」と自嘲気味に全裸になったくぬぎちゃんだったが……。
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