火星のテラフォーミングをテーマにした新作ストラテジー「Per Aspera」の開発がアナウンス

　Raw Fury Gamesは，アルゼンチンのTlön Industriesが開発を行う新作ストラテジー「Per Aspera」（PC）を2020年中にもリリースするとアナウンスし，Guerrilla Collectiveに合わせて最新トレイラーを公開した。

　「Per Aspera」は，NASAのデータをもとにシミュレートされた火星全域を舞台に，AIのサポートを受けつつテラフォーミングを行う，入植者のリーダーを主人公にしている。カメラ視点は，火星の軌道上を模した高い場所から見据えるというスタイルをとっており，必要な施設を電気系統でつなぎながら，長い時間をかけて火星の環境を変化させていく。プレイヤーがミッションをどの程度成功させるかによって，その将来に影響を与えるというシステムで，地上に住む入植者達の未来を左右することになるという。


　ゲーム開始時からしばらくは火星の温度を上げて地下に広がる氷を溶かし，海を作っていくことが目標になる模様。今回公開されたトレイラーからも分かるように，AIと主人公のセリフの掛け合いも多く，ストーリー重視の作品になっているようだ。火星には，地球人の進出を拒む何かが存在しており，そのミステリーを紐解いていくという物語も気になるところ。


　もちろん，この「Per Aspera」では新しいテクノロジーをリサーチしたり，自分の科学的理論をテストしてみるといった天文学や地質学の要素も大いに含まれており，理系ゲーマーにはかなり気になる作品になると思われる。Steamストアページ（リンク）によると，インターフェイスと字幕は日本語対応が予定されているようだ。

「Per Aspera」Steamストアページ