「Ogre」のコンシューマ機版“Ogre: Console Edition”がリリースに。ボードゲームを原作としたターン制のミリタリーストラテジー

　イギリスのゲームデベロッパAuroch Digitalは現地時間の2022年5月18日，「Ogre」のコンシューマ機版となる「Ogre: Console Edition」を海外向けにリリースし，トレイラーを公開した。対応機種はPlayStation 5およびXbox Series X，PlayStation 4，Xbox Oneで，Nintendo Switch版はやや遅れて5月25日の発売を予定している。

「Ogre: Console Edition」公式サイト

　2017年にPC版が発売された「Ogre」は，軽戦車や重戦車，ミサイル戦車，野砲，歩兵，さらに「オーガ」と呼ばれる巨大ユニットなどを組み合わせて部隊を編成し，敵と戦うターンベースのストラテジーゲームだ。プレイヤーは，North American Combine（北米連合）または，Paneuropean Federation（ヨーロッパ連合）のいずれかを選び，さまざまなマップを舞台にゲームを進めていく。シングルプレイのほか，オンラインまたはローカルのマルチプレイが用意されており，独自のマップやシナリオが作成できるエディタも用意されているとのこと。


　ベースとなったのは，1977年に発売された，「Ogre」というボードゲームで，遊んだ経験のある人もいるかもしれない。ゲームデザインを担当したSteve Jackson氏は，ゲームデザイナーだけでなく，ゲームライターでもあり，またゲーム評論家でもあるという多彩な人物。Warhammerシリーズで知られるGames Workshopの設立に関わったほか，ピーター・モリニュー氏のLionhead Studiosの共同設立者でもあるという，イギリスゲーム業界の有名人だ。
　ちなみにボードゲーム「Ogre」は，1986年にもコンピュータゲーム化されており，開発・販売を担当したのは，「Ultima」シリーズや「Wing Commander」シリーズのOrigin Systemsだった。


　Steamのストアページによれば，PC版「Ogre」は日本語に対応していないが，コンシューマ機版の「Ogre: Console Edition」は日本語をサポートしているようだ。詳しくは，Auroch Digitalの公式サイトをどうぞ。