ゼンリンデータコム，位置情報ゲームに向けた地図サービスの提供を開始。時間に合わせた陰，天候などをリアルタイムで地図に反映

　日本最大手の地図情報企業として知られるゼンリングループ。同グループのゼンリンデータコムが，位置情報を活用するゲームに向けた地図サービスの提供を開始したという。位置情報を扱うゲームで地図イラストなどを制作することなく，現実世界の姿をリアルタイムで反映した地図の情報を利用できるサービスだ。


　この地図サービスの特徴としては，アクセスが集中したときも滞りなくサービスが行えることや，前述のとおり時間に合わせた日陰の表示や昼夜の背景，天候など，現実世界で起こっていることをリアルタイムで地図に反映できることなどが挙がっている。統合型のゲーム開発環境「Unity」にも対応しているという。
　ちなみにゼンリンは，国内主要都市の街並みを再現したリアルな3D都市モデルデータを制作し，ゲーム開発企業などに提供するといったサービスを2014年から展開している（関連記事1，2）。

地図画面イメージ

晴れの日（左） 雨の日（右）といった形で天候に合わせて画面も変化する

　位置情報を使ったゲームといえばNianticの「Ingress」（iOS / Android）や，Nianticとポケモンの「Pokémon GO」（iOS / Android）などが真っ先に思い浮かぶところ。ゼンリンデータコムの地図サービスで，新たな位置情報ゲームが立ち上がることに期待しよう。

ゼンリンデータコムの地図サービス紹介ページ

位置情報ゲーム向け地図サービスの提供を開始！
〜時間に合わせた日陰表示や天候など、
現実世界をリアルタイムで地図に反映〜

株式会社ゼンリンデータコム（所在地：東京都港区港南、代表取締役社長：清水 辰彦）は、この度、位置情報ゲーム向け地図サービスの提供を開始いたしました。本サービスは、現在ブームとなっている位置情報ゲームで地図を利用する際に従来のイラストなどによる地図とは違い、ゲームの世界観を重視し現実の世界とマッチさせたオリジナルデザインマップを提供することが可能です。当社にはサービスの可用性を確保するクラウド環境が整っておりますので、アクセスが集中した際も滞りなくサービスをご利用いただくことができ、ゲームをはじめエンターテインメントサービスなどで幅広くご活用いただけます。

■本サービスの特徴

• 時間に合わせた日陰の表示や昼夜の背景、天候など、現実世界で起こっていることをリアルタイムで地図に反映します。
• 危険箇所侵入のリスクを排除する立ち入り禁止区域判定機能も実装しておりますので安心して導入いただけます。
• ブラウザ、アプリどちらにも対応可能です。
• AR、VR サービス作成の際のサポートツールとしてご活用いただけます。
• マルチプラットフォームゲームエンジン Unity（ユニティ）にも対応をしており簡単に開発を行うことができます。
• 提供価格はアクセス課金ではなく、お客様のアプリ・サービスの売上に応じたレベニューシェアが可能です。

※お客様のビジネスモデルに合わせて柔軟に対応いたします。

お客様お問合せ先
下記ページよりお問合せください。
http://www.zenrin-datacom.net/contact/business/index/13

■サービス紹介ページ
http://www.zenrin-datacom.net/business/develop/gamemap.html