ファンタジー世界を舞台にしたローグライクなアクションRPG「Holomento」，アーリーアクセス版としては過去最大規模のアップデートを実施

　ドイツのパブリッシャDeck13は，現在，SteamとGOG.comでアーリーアクセス版を配信しているアクションRPG「Holomento」で大型アップデートを実施したと発表し，トレイラーを公開した。

「Holomento」公式サイト

　2022年4月にリリースされた「Holomento」は，個人ゲーム開発者のSean Weech氏が一握りの協力者と共に開発したタイトルだ。プレイヤーは，呪いによってほとんどが破壊されてしまったEventide Hollowの廃墟を旅しながら，危険なモンスターと戦い，さまざまなミッションに挑み，神秘的なダンジョンを探索して，村や町を再建していくことになる。Eventide Hollowはオープンワールドとして構築されており，ダンジョンはアクセスのたびに自動生成される，ローグライクなシステムが採用されている。


　一度キルされるとすべてを失う「パーマデス」もアピールされており，新たなプレイヤーキャラクターでやり直さなければならない。ただ，キャラクターの魂を閉じ込めた謎の本「Holomento」を，次のキャラクターが引き継ぐという形で世代が進んでいくため，キャラクターは消滅しても，解放したエリアなど，世界に与えた影響はそのまま残るようだ。「Holomento」には，これまでの冒険が書き込まれるため，自分だけの物語を紡ぎだすことができるという。


　アップデートのバージョンは0.6.3で，「Evenfall Update」という名前のとおり，アーリーアクセス版としては過去最大のコンテンツ量を誇っている。新たに追加された要素「トラベラーズギルド」が体験できるほか，町の建設とアップグレードシステムが再設計され，クエストと深く結びつくようになった。また，多数の敵が新たに登場し，「Central Valley」を始めとして，多くの土地の見直しを行った。UIの刷新なども実施されている。
　プレイヤーのフィードバックを受けて実施されたアップデートにより，本作は，アーリーアクセス版の配信開始時とはまったく違ったゲームに成長しつつあるそうだ。詳しくは，Steamのストアページに掲載されたパッチノートを参照してほしい。


　「Holomento」の日本語サポートは行われていないが，現在Steamでは，20％オフのセールが実施されている。製品版への移行は2024年初頭を予定しており，それまでに，さらに多くのシステムが追加される可能性があるとのこと。気になる人は，この機会にプレイしてみよう。

Holomento -Evenfall Update(Version 0.6.3)