一家総出で魔物たちに立ち向かうローグライクRPG「Children of Morta」がPC/Mac向けに配信開始

　ポーランドの11 Bit StudiosとDead Mageは，2DグラフィックスのローグライクRPG「Children of Morta」（PC / Mac / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One）の配信をPC/Mac向けに開始した。
　Steam/GOG.com/Humble Storeにて配信されており，Steamでの価格は2570円となっている。なお，11 bit Studiosの発表によると，コンシューマ機版は10月15日に配信される予定だ。

Steamの「Children of Morta」配信ページ

　Children of Mortaは，聖なる山“モルタ”を代々守護してきたバーグソン家の冒険を描いている。地下から湧き出しては土地を汚していく魔物たちと戦い続けるというストーリーで，魔物がマップを汚すことによって見た目が変化していくという，ローグライクなシステムを持ち合わせた作品になっている。森の中やダンジョンの奥深くには，さまざまなアイテムやアーティファクトがあり，それらを家に持ち帰ることでアップグレードすることができる。
　家はアップグレードやキャラクターを交換するために利用するだけでなく，バーグソン家の家族が生活する風景を垣間見られるところが面白い。子供たちは成長の過程でアイデンティティを求めたり，それぞれの立場に悩んだり，喧嘩をしたりする。サイドクエストの結果が家族関係に影響するようなこともあるし，ペットが増えるような流動的な変化も確認できる。


　プレイアブルとなるバーグソン家のメンバーは，家長である父親ジョンが剣と盾を持って戦うウォーリアーで，長男マークがモンク，バイオリンが趣味の長女リンダは弓使いのアーチャーだ。さらに次男ケビンが小刀で機敏に立ち回るローグ，末妹ルーシーは火の玉を発するメージ，そして甥っ子ジョーイはハンマーを手にしたバーサーカー風のキャラクターで，それぞれの能力を駆使しながらプレイしていくことになる。
　また，ジョンの妻メリー，鍛冶職人でジョーイの父親である叔父のベン，さらに預言者であるマーガレットお婆さんという，プレイヤーは直接的にコントロールできないが，ストーリーに花を添える家族たちも登場する。


　アクションはシンプルに抑えられているものの，こうしたメンバーたちが，家に帰るとさまざまな問題に際して一喜一憂するという家族の葛藤がユニークで，それぞれの感情が複雑に絡み合ったストーリー重視の作品に仕上がっているようだ。現時点では日本語化の予定はないようだが，気になる人はチェックしてみると良いだろう。

「Children of Morta」公式サイト