NCsoftが発表したばかりの新作MMORPG「
WildStar」がGamescomの一般ブースで展示されていたので,来場者に交じってプレイしてきた。本作を開発するのは,南カリフォルニアを本拠にするCarbine Studiosで,Blizzard EntertainmentやSony Online Entertainmentなどから,MMOゲーム開発で多くの経験を持つメンバーが集まった新興の開発チームである。
会場内で公開されていたデモは,20台ほどのデモ機がサーバーに接続された状態にあり,プレイヤーは自分で好みのキャラクターを選ぶところからデモプレイを開始できた。いかにもタンク系といった巨漢のGranok種族の“ウォーリアー”,スペルキャストされた弾丸を装填した銃器で中距離攻撃するHumanの“スペルスリンガー”,そしてウサ耳種族のAurinは,スペルを利用したサポートの“エスパー”。これら3種類のキャラクターが選択できるようになっていたが,プレイヤーキャラの性別やクラスが固定されているのかとか,どれだけカスタマイズできるのかは今回のデモでは明らかにされていない。
WildStarをプレイしてユニークに感じたのは,個々のプレイヤーが自分の取るべき“Path”(道筋)を選んでプレイすることで,同じエリア内でもそれぞれに異なるミッションが用意されるという点だ。ゲームが開始されると,すべてのプレイヤーは無数のモンスターのはびこる惑星Nexusに不時着した宇宙船の搭乗員として,雪山に散らばる宇宙船の残骸の中を駆け抜けながら,攻め寄るYetiなどと戦っていく……といった部分は変わらないのだが,筆者の選んだ「The Explorer Path」では,特定の地域までビーコンを運び,周囲の状況をほかのプレイヤーと共有できるように取り計らうというものになっていた。このほかにも,The Soldier Path,The Settler Path,そしてThe Scientist Pathが用意されている。
戦闘はアクションタイプになっており,YetiやIce Giantなど,序盤に登場するモンスターとしてはわりと大きめな相手との戦いが楽しめた。Sキーを押すことで後方に跳ねるように後ずさりして,敵のパンチを回避できるのが面白い。次々とモンスターと戦っていくのだが,どこか「Diablo」を思わせる軽妙なアクションに仕上がっており,このあたりは多くのMMORPGとの差別化が図られているようだ。
NCsoftからの情報によると,ストーリーもしっかりと練り込まれているとのことで,カジュアルなグラフィックスでエントリー向けであるとともに,意外と奥深そうな世界観やゲーム性をも兼ね備えたようなゲームになっているとのこと。
今回は英語とドイツ語の2つの言語を選択できたが,現時点ではアジアでの展開が明らかになっておらず,ビジネスモデルなども不明と,知りたい情報は少なくない。続報にも期待しておきたいところだ。