KONAMI，ニンテンドー3DS向けアクション「フロッガー3D」を本日発売。30年の歳月を経て，あの最弱の主人公が最新技術で帰ってきた

　KONAMIは本日（2011年9月22日），ニンテンドー3DS向けのアクションゲーム「フロッガー3D」を発売した。価格は3980円（税込）で，CEROのレーティングはA（全年齢対象）となっている。
　タイトルを聞いて「おっ」と声の出た人も多いと思うが，本作は今から30年前の1981年にアーケードゲームとして登場した「フロッガー」のリメイク。カエルを操作して巣に戻らせるというゲームだが，そのために交通量の多い道路や，流れの急な川を渡っていかなければならないというシンプルなもの。とはいえ，なにしろカエルなので，車にも急流にもめちゃくちゃ弱く，まさにゲーム史上屈指の弱い主人公として知られている。
　現在でも根強い人気を誇り，多数の機種に移植されたほか，数多くのフォロアーを生み出してきた。

「フロッガー3D」公式サイト

フォーエバーモード

　今回のフロッガー3Dでは，3DSの機能をフルに活用した，“究極のオバカゲーム”として大きな進化を遂げたとのこと。用意されたステージも，「街角」「高層ビル」「カジノ」「回転ずし」「戦場」「火山」「戦闘機の上」など，なぜカエルが？　とつっこみどころ満載なものが用意されており，さらに各ステージには独自のギミックも用意し，単純なアクションだけでなく，シリーズならではのパズル要素も盛り込んだという。
　公開されたスクリーンショットには，飛び交うミサイルをよけつつ戦闘機から戦闘機へと飛び移る姿や，ワシにつかまって高層ビルを上に向かっていると思われる場面が確認でき，そうしたシュールなシチュエーションに思わず吹きだしてしまうはずだ。

　ゲームには，1981年当時のクラシックな画面で，進んだ距離をひたすら競う「フォーエバーモード」も搭載。ゲームを進めるにつれて，車などの障害物のスピードがアップし，難度がアップしていく。
　最大4人のプレイヤーが参加できるマルチプレイは，ステージ内にある鍵を奪ってゴールを目指すというもので，対戦相手を押し出したりなど，カエル同士の激しいバトルが堪能できる。
　操作そのものは十字キーのみというシンプルさなので，誰でもプレイ可能。最新のテクノロジーで生まれ変わったフロッガー3Dに，ぜひ挑戦してみよう。詳しくは公式サイトをどうぞ。