「ドラゴンネストR」6周年記念ファン感謝祭が開催。次期アップデートの内容や世界初の最新情報が公開された会場の模様をレポート

　NHN ハンゲームは2016年6月18日，同社がサービス中のオンラインRPG「ドラゴンネストR」のサービスイン6周年を記念したファン感謝祭を都内で開催した。このイベントでは，6月22日に予定されている大型アップデートの内容をはじめ，年内実装予定のコンテンツも初公開となった。そのイベント模様をレポートしよう。

「ドラゴンネストR」公式サイト

4Gamer「ドラゴンネストR」サテライトサイト

「ドラゴンネストR」日本サービスプロジェクトリーダー YAMAMOTO氏（写真左），イベントのMCを務めた声優 仙台エリさん（写真右）

　イベントの冒頭，「ドラゴンネストR」の日本サービスプロジェクトリーダーを務めるYAMAMOTO氏より，6月22日のアップデートにて実装される新マップ「ラダメス」，新ダンジョン，そして各クラスの3次職に新たなアクティブスキルを追加する「覚醒」などの紹介が行われた。
　それぞれの詳細は，「こちら」の記事でまとめているので，ぜひ目を通してほしい。

関連記事：「ドラゴンネストR」に新たなプレイスタイルをもたらす「覚醒スキル」が登場。第1弾の覚醒スキルと，レベル90以上対象の最上位コンテンツを先行紹介

EYEDENTITY GAMES 企画チーム長 企画総括業務 アン・ソクヒョン氏

　続いて，「ドラゴンネストR」のデベロッパであるEYEDENTITY GAMESの企画チーム長 企画総括業務 アン・ソクヒョン氏より，クレリック系列クラスおよびアカデミック系列クラスの覚醒，クレリックの外伝キャラクターが紹介された。なお，これらは世界初公開とのことである。

　クレリック系列の覚醒のうち，ガーディアンはタンクとしての性能を高めるスキルの追加および調整が行われる。
　一方，クルセイダーは攻撃と防御を使い分けるハイブリッドクラスとしての性格が強調されるという。


　セイントは召喚したレリックを，より効率的に活用できるようになり，かつ範囲攻撃スキルが増える。安定した持続ダメージを与えられるようになるとのことだ。
　また，インクイジターは機動性が向上し，ヒット＆アウェイなどが可能となるため，戦術に幅が出るという。


　アカデミック系列の覚醒では，シューティングスターがアイテムを自由自在に扱えるようになる。
　そして，ギアマスターはメカダックやタワーを使用するときの自由度がアップ。さらにメカニックモードが強化され，移動しながら安定した攻撃が可能になる。


　アデプトは火属性と氷属性のうち，いずれか高いほうをメイン属性としてスキルに反映されるように変更される。そのため，装備もメイン属性に合わせて選べばいいということになる。
　フィジシャンはバフ/デバフスキルが強化される。また，毒エリアを作り出すことで，従来よりも強力な攻撃が可能となるようだ。

現在開発中だという覚醒スキルの動画も公開された

　クレリックの外伝キャラクター「アークヘレティック」は，クレリックとは異なる信念を持つ異端者（heretic）。属性は闇となっている。
　変身後は武器として「蛇腹剣」を使用する。これは，一部のスキル使用時に刀身が伸びるため，近接職ではあるがリーチの長い中距離攻撃が可能。また，空中スキルをほとんど持たず，地上で回避しつつ攻撃するスキルや，すべてのアクションをキャンセルして瞬時に突進するスキルなどを駆使して戦う。
　なお，アークヘレティックを含む外伝キャラクターは，いずれも覚醒しないとのこと。今後のアップデートを通じて，覚醒に匹敵する強化を図っていく予定となっている。

EYEDENTITY GAMES スキルパート長 スキル関連総括業務 イ・キョンナム氏（写真右）

　EYEDENTITY GAMESのスキルパート長 スキル関連総括業務 イ・キョンナム氏が登壇し，アン氏とともに来場者の質問に答えるコーナーも設けられた。

　まず，以前にあった「ドラゴンネストアプリ」の取引所関連機能に特化したスマートフォンアプリを用意する予定はないのか，という質問に対して，その回答は「今のところ，考えていない」。理由としては，ゲーム本編の新コンテンツ開発に集中していることが挙げられた。

　また，DWCモードを使ったPvP大会については，2016年下半期中にPvPにおけるスキルバランスの調整を行うため，それ以降の開催を予定しているという。

　効果が重複するデバフと重複しないデバフがある問題に関しては，EYEDENTITY GAMESでも把握しており，すでに対策を準備しているとのこと。近い将来，日本でも改善されるそうだ。

イ・サンヨン氏（写真中央）

　YAMAMOTO氏とイ・キョンナム氏，そしてEYEDENTITY GAMES ドラゴンネスト開発室長 イ・サンヨン氏がチームを組み，来場者3名のチームと対戦するコーナーでは，覚醒キャラクターを使ったタイムアタック「雷竜（どらおう）戦」で勝負した。

見事，勝利を収めたのは来場者チーム。この結果により，6月19日から21日までの3日間，「ドラゴンネストR」の全アカウント（1キャラクター限定）にアイテム「シュパンオーブ」が6個配布されることに

　EYEDENTITY GAMESの開発者3名は，来場者に感謝の言葉を述べるとともに，雷竜戦に登壇したプレイヤーの腕前を絶賛。初めて使う覚醒キャラクターであるにも関わらず，新スキルも含めて見事に使いこなしており，日本のプレイヤーはアベレージが高いと語っていた。

　今回のイベントは，会場のキャパシティ約150名を上回る「ドラゴンネストR」プレイヤーが集まり，大盛況のうちに幕を閉じた。終了後，YAMAMOTO氏およびEYEDENTITY GAMESの開発者3名に感想をうかがう機会を得たので，その模様を掲載しよう。

YAMAMOTO氏：
　非常に多くのプレイヤーの皆さんに来ていただき，驚くとともに感謝の気持ちでいっぱいです。EYEDENTITY GAMESのスタッフも非常に喜んでおり，今後，いっそう「ドラゴンネストR」の開発に力を入れてくれると期待しています。私達，日本の運営チームもそれに負けないよう頑張ります。

イベント後の交流会では，EYEDENTITY GAMESの開発陣が来場者の質問に直接答える光景も見られた

イ・サンヨン氏：
　これまでの「ドラゴンネストR」は，日本の皆さんにとっては少々簡単だったのではないでしょうか。今後，より日本のプレイヤーを意識したコンテンツの開発やバランス調整を行っていきます。

イ・キョンナム氏：
　覚醒キャラクターは，順次実装されていきます。皆さんが一刻も早く，自身の好きなクラスで覚醒を楽しめるように最善を尽くします。

アン・ソクヒョン氏：
　バグや不具合，サーバーダウンなどでご迷惑をおかけしましたが，今後は安定性を第一に考えて開発を進めていきます。もちろん，新コンテンツも継続して開発していきますので，「ドラゴンネストR」にご期待ください。

イベント後には，覚醒キャラクターを一足早く体験できるコーナーが設けられた

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