男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ：第733回「2023年も3分の1が終わり」

著者近影

　さあ，ゴールデンウィークです。毎年言ってることを今年も言いましょうか。時間が経つのが早い！　もう2023年も3分の1が終わり……ということは必然的にもう2024年ですよ。ホント皆さま，よいお年を。
　というわけで，久しぶりに今後の注目ゲイムを見ていきましょう。あらためて情報を集めてみると，今年もけっこうエグイことになっとるな。先に述べておくと，今回ここで挙げるのは比較的有名なタイトルが多いです。理由は明確で，事前の情報がしっかり出てるのが，いわゆる大作や有名なパブリッシャに多いからでしょう。


■「ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダム」（Switch）

　まずは，この超ビッグタイトル。あらためてだけど，すごいよね。ゼルダの伝説シリーズは以前から有名タイトルだったけど，シリーズの途中でさらに化けるのがすごい。前作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」なんて，Nintendo Switchを代表するタイトルだと言っても過言じゃない。本体持ってるんだったら，これさえヤっときゃ間違いないまで言っちゃっていいくらい。
　その続編なんだから，作り手としてはすごいプレッシャーだろうなあ。「面白くて当然」ってところからスタートしなきゃいけないんだから。でも，それすら軽く飛び越えてくるんでしょう。これはオープンワールドのゲイムが好きか嫌いかを置いといても，注目せざるを得ないタイトルですな。



■「ディアブロ IV」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）

　私，アクションRPGで一番好きなのが「ディアブロIII」なんですよ。ハクスラ要素，ゲイムテンポ，世界観。どれをとっても，私にフィットするゲイムなんですね。だから当然，「IV」にも期待している。とてもシンプルだけど，そういうことです。
　第一次のディアブロブームには乗り損ねてるんだけど，その分「III」にはハマったね。その割にストーリーとか覚えてないのはご愛敬。逆に言うと，ストーリーなんて覚えてなくても「面白かった」という記憶はしっかりある。それでいいじゃないか。



■「超探偵事件簿 レインコード」（Switch）

　アドベンチャーゲイムの常識を……いや，常識ではないな。アドベンチャーゲイムの枠組みを壊そうとしている，「ダンガンロンパ」のスタッフが手がける新作。だったら期待しかない。
　つくづく，ゲイムクリエイターって大変だよね。スゲー作品を作ったら，次の作品ではそれ以上，やたら期待されるっていう地獄のようなサイクルでゲイム作らなきゃいけないんだから。ゲイムクリエイターを尊敬する理由でもある。メンタルが相当強くないとやってられないでしょうな。まあ，かくいう私も鬼のような期待をするんですけど。



■「百英雄伝」（PC / PS5 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）

　これまた「幻想水滸伝」のスタッフによる新作。幻想水滸伝シリーズは私のRPGランキングで上位に入る作品です。嘘はつけないので上位と言います。1位はドラゴンクエストシリーズ，2位はMOTHERシリーズ，3位は「新桃太郎伝説」。で，4位に「ドラゴンボール3 悟空伝」があって，あとは「がんばれゴエモン外伝2」とか「貝獣物語」とか「バハムートラグーン」とかロマンシング サガシリーズとかになるんだけど，幻想水滸伝シリーズもそのあたり。だから実質5位。
　「百英雄伝」はシリーズものではないけれど，幻想水滸伝テイストがどこまで染み付いているのか。新しくもあり，懐かしくもある。そういうわがままな期待に応えてほしいですな。



■「龍が如く７外伝 名を消した男」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）

　こちらも私が好きなシリーズ。「龍が如く７」で主人公が代替わりしたと思ったら，また桐生さんに戻ってきた。ここをどう思うかですな。龍が如くシリーズはどうしてもストーリーを重視するがゆえに，ファンの思い入れも深くなってしまうのですよ。それだけにプレイヤーごとの“龍が如くの世界”があって，それはエンターテイメント的にはまぎれもなくすごいこと。本当は無いものもある！　と思い込めちゃうわけだからね。
　私としては，代替わりした以上は春日一番に引っ張っていってほしい気持ちが強いんだけど，桐生さんの物語が描かれるなら複雑な気持ちはあれどプレイしちゃうじゃないですか。ケツ論としては，楽しみってことになるんですがね。



■「Age of Wonders 4」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）

　これは最近気になってるタイトルです。いわゆるストラテジーゲイムで，ファンタジーの世界を作ってそれを攻略していくという，言ってみれば壮大な自作自演。こういう洋ゲイ的なストラテジーは心に響くもんがあるんですよね。最後まで遊べた試しはないくせに。
　独特な世界を体験したい気持ちを刺激してくる。そして，この原稿が世に出たタイミングで発売されている。マジで迷っている。なんなら，この迷いを皆に伝えたいから今日，この記事を書いているまである。最後まで遊ばないのよ，たぶんだけど。だけど触れてみたい。この葛藤。まあ，迷うってことは買うってことなんだけどね。そういう後悔はしたくない派なんで。くぅ〜，出費がかさむぜ！


　というわけで，2023年のゴールデンウィーク直前（編注：執筆時点）に楽しみなタイトルを挙げてみました。今回紹介できなかったけど，まだまだ「ピクミン4」やら「ストリートファイター6」やら「ファイナルファンタジーXVI」やら，大作はいっぱいあります。インディーゲイムも発売日に気になって買っちゃうことあるしね。
　そんな感じで2023年も始まった頃よりは終わりに近づいていますが，今年発売のゲイムはちょっとすごいことになってるねっていうお話でした。東京ゲイムショウも気づいたら始まってるんだろうなぁ。一日一日を大切に生きましょう（←自分に言い聞かせてます）。ではまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5：「eFootball 2023」
Nintendo Switch：「溶鉄のマルフーシャ」「Winning Post 10」
iOS：「ロードモバイル」
iOS：「ウイニングイレブン カードコレクション」

■■男色ディーノ（プロレスラー）■■ ディーノ選手が所属するDDTプロレスは，5月6日（土）正午より東京・新宿FACE大会「KING OF DDT 2023 1st ROUND」を，7日（日）正午より同じく東京・新宿FACE大会「KING OF DDT 2023 2nd ROUND」を開催します。が，現時点でディーノ選手の出場予定は発表されておりません。「6日は出ないのが確定。7日はまだ分からないから，とりあえずコスチューム一式を持って会場に行けばいいのかな？」と米国帰りっぽいことを言っていました。