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「ForceWare 174.74 Beta」が公式最新版へ移行,ただし……
→Windows XP用ForceWare 174.74(72.1MB)
→32bit版Windows Vista用ForceWare 174.74(60.9MB)
→64bit版Windows Vista用ForceWare 174.74(75.4MB)
ドライバのバージョンナンバーに見憶えのある人も多いと思うが,リリースノートを見る限り,これは基本的に3月28日の記事でお伝えした公式最新β版「ForceWare 174.74 Beta」と同じもの。GeForce 9800 GTX正式対応とともに,正式版へ昇格した格好だ。
しかし,残念ながらそのまま昇格したわけではない。ForceWare 174.74 BetaはWindows XP用がGeForce FX〜9,32/64bit版Windows Vista用がGeForce 6〜9をサポートしていた。筆者も「GeForce 8以前のGPUやグラフィックス機能統合型チップセットをサポートするものとしては,初のRelease 170世代」とお伝えしたが,今回の公式最新版移行に当たって,対応製品は以下のとおり,GeForce 9シリーズのGPUおよびGeForce 8世代のmGPU(=グラフィックス機能統合型チップセット)に絞られてしまっている。
●ForceWare 174.74の対応製品
- GeForce 9800 GX2
- GeForce 9800 GTX
- GeForce 9600 GT
- GeForce 8300
- GeForce 8200
- GeForce 8100(nForce 720a)
- NVIDIA nForce 730a
リリースノートも対象外のGPUやチップセットに関する言及をカットしたものへ差し替わっており,対象となるユーザーはぐっと狭くなった印象だ。GeForce 8以前のデスクトップPC用GeForceを使っている人にとって,Release 170世代のドライバは未だβ版のままであることに注意してほしい。いつになるかは分からないが,正式版のリリースは次回以降を待つ必要がある。
まあそんなこんなで,今回公開されたバージョンは「発売となったばかりのGeForce 9800 GTX搭載グラフィックスカードをさっそく購入してきた人向け」といって差し支えなさそうだが,「GeForce 9800 GX2」あるいは「GeForce 9600 GT」搭載カードを利用していて不具合に直面している人や,新機能に魅力を感じた場合は自己責任で導入する価値があるのではなかろうか。
なお,GeForce 9世代のGPUにおけるアップデート内容は公式β版から変わっていないので,気になる人は3月28日の記事を参照してほしい。
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GeForce Driver
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