つぶやく
2020/12/29 00:00企画記事
ゲーム業界の著名人147人は異例づくしの1年をどう振り返り，新たな時代に何を見るのか。恒例の年末コメント集企画
セガ
プロデューサー
奥成洋輔
代表作：「メガドライブミニ」「ゲームギアミクロ」 |
「GGアレスタ3」（Switch/PS4「アレスタコレクション」収録ゲーム）
本作はこの原稿の締め切り時点では発売前ではあるものの、自分が開発に関わっていないゲームで、最も感心させられたゲームなのであえて選ばせていただきます。
このゲームの売りである「ゲームギアの新作」という事実は重要ではなく、感心させられたのは、このゲームが1つの独立したシューティングゲームとして非常に完成度が高く、新作として駆け引き無しで面白いということです。
「GGアレスタ3」は、これまでの8bitゲーム機向けオマージュおよび互換機新作ソフトにあった、ハード性能のチープさを懐かしんだり、反対に当時ではありえない高度な動きを見せる技術デモという側面は残しながらも、ゲームの面白さで真っ向から勝負できる初めてのソフトだと思いました。先のステージを見るワクワク感や攻略法を考える楽しさ、そしてリピートして遊びたくなる中毒性など、往年の名作たちにも感じる興奮を久々に味わえるものになっています。
私の知る限り、決して開発期間は長くなく、当時のゲームギア1本分の開発期間とほとんど変わらないと思いますが、プリミティブなハード向けだからこそ可能にしたであろうスピード感ある開発が、このゲームの成功を生んだのだとしたらそれもまた非常に興味深いことです。
なお個人的なお気に入りのシーン5面の敵機とのドッグファイトです。画面いっぱいの巨大ボスや、弾幕での物量的な演出ではなく、あくまでプレイヤー機と敵機、そして空に線を描いて飛んでいく誘導ミサイルだけに絞り、その画面内でロールしていく駆け引きがうまくゲームになっていて凄く気持ちが良いんです。抜きつ抜かれつ空をぐるぐる回るプレイ感覚は、過去「スターフォックス」などの3Dシューティングにはあった部分かもしれないですが、縦シューへの落とし込みが秀逸で、自分にとっては新鮮なプレイ体験を味合わせて貰いました。
それから個人的に非常に感慨深いのが、エムツーがこれまで開発した、KONAMIリバースシリーズ、システム16版「ファンタジーゾーンII」などの過去作アレンジタイトルでは無し得なかった、胸を張って「新作」といえるオリジナリティを初めて示したことも、エムツーの歴史を語るうえで記念碑になった作品だと思います。
弾幕ブーム以前の、往年の縦スクロールシューティングに熱中したことのあるすべての世代の人に、是非遊んでもらいたいゲームです。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ゲボイデ＝ボイデ」（テレビアニメ）
世界の名作童話を換骨奪胎し、誰でも理解可能な共通言語化してきたディズニーが生み出した、日本語限定、誰もが頭をかしげる一見では理解不能な名作「ファイアボール」シリーズの最終作。
理解不能といいながら、実はシリーズを繰り返し見ていると、不思議と内容は理解できてくるのもミソで、各話、シリーズが前後して、色々なキーワードの下で繋がりを見せていきます。1話2分の作品なのに結局何度も観てしまうため、今回も1話放送されるごとに3回以上は連続再生して、次に前作、ドラマCDなどと、繰り返し再生が止まらなくなります。アクセスが飛躍的に簡単になったディズニー＋の恩恵は計り知れません。さて、今回の「ゲボイデ＝ボイデ」ですが、外伝と見せかけて、実はすべての物語のスタート地点ともとれる最終話の展開は、お姫様のキスで目覚める主人公（あってます）という、過去シリーズ以上の大団円エンディングも用意され、お嬢様もディズニープリンセスの1人としての自覚に目覚められたのかもしれません。
その作品作りへのゆるぎない心は最後まで少しもぶれることなく、映像作品として締めくくって下さったスタッフの皆様ありがとうございました。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
春風亭一之輔（落語家）
新型コロナでの緊急事態宣言下で、外出もままならない生活を余儀なくされて戸惑っていた4月下旬に、突然YouTubeで始まった春風亭一之輔の「10日連続落語生配信」には驚きました。
実のところ、私も落語については詳しくなく、寄席には二、三度行ったことはあるものの、演芸場には一度も行ったことがない、テレビドラマの「ちりとてちん」と「タイガー＆ドラゴン」で知識を得たような程度の者です。
それでも、この10日間、毎夜生配信で聴ける春風亭一之輔の落語が、日々を楽しませ、どんなに心の支えになったか。そしてどれだけ腹を抱えて笑ったか。これぞ名人芸。翌月の第2幕も合わせての20日間は夢のような時間でした。
長らく会えていない実家の親にも教えたところ、今では私以上の落語ファン、一之輔ファンになってます。
番組の録画は今でも見られますので、落語に少しでも関心がある方は是非チェックしてみてください。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年のメガドライブミニと、その余勢を駆って急速立ち上げで実現した今年のゲームギアミクロ。2年連続でミニハードを発売させていただいたわけですが、2021年はじっくりと仕込みの時間を過ごしたいと思います。水面下では結構派手に動きたいと思っていますが、もしかすると表にはほとんど出ない年になるかもしれません。
公に発表する日や発売日というのはもちろん飛び切りワクワクしますが、開発はプロジェクト始める時も作っている時もずっとワクワクしています。次も皆さんを楽しませられる仕事にしたいと思いますので、しばらくお待ちください。
 「ゲームギアミクロ」 （C）SEGA （C）ATLUS |
 「メガドライブミニ」 （C）SEGA |
セガ
プロデューサー/ディレクター
阪本寛之
代表作：龍が如くシリーズ |
「サイバーパンク2077」
発表当初からかなり注目していました。ようやく12/10に発売になりましたが、発売日から早速プレイしてます。このゲームの何が凄いか一言で言うと、とにかく舞台の作り込みが半端ないです。
このタイトルのおかげで、ゲームの世界に没入するという体験がワンランク上がった気がします。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「鬼滅の刃」
言わずもがなといった感じですが、2020年といえば、このコンテンツでしょう。コミック、アニメ、映画の全てが記録尽くしでしたし、ここまで老若男女問わずヒットしたのは類を見ないです。個人的には、Ufotable制作のアニメのクオリティがブームのきっかけになったと思います。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
J.Y.Park
Niziプロジェクトにハマってました（笑）。オーディション番組自体は過去にもありましたが、単なるバラエティではなく、この番組を通じて、人生にとっての教訓やエンターテインメントに対する姿勢をJ.Y.Park氏に教えてもらった気がします。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
我々にとっては、非常に大きなチャレンジだった「龍が如く7 光と闇の行方」もおかげ様で大変好評を得ております。次回作に向けて、着々と準備は進めてますので、ご期待して頂ければと思います。
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セガ
取締役 COO（チーフクリエイティブオフィサー）
名越稔洋
代表作：龍が如くシリーズ |
「Ghost of Tsushima」
細部に至るまでの細やかな作り込みは目を見張るものがある。表情ひとつひとつに注目しても精度は高く、かつセンスも抜群。もちろんアクションゲームとしての完成度も高く、注意深く観察すると目に見えて目立つところ以外も含めてゲームがよりテンポよくスムーズに楽しめるような工夫が至る所に凝らされている。
でも日本が舞台の歴史ものゲームなのに、日本人はまず選ばない設定でヒットを達成させたという事実に、嫉妬すら感じる。本来は日本のスタジオがやるべき仕事。大いに刺激をもらったことに感謝しています。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
特に作品名は無いのですが、韓国映画、韓国ドラマ、韓国アーティストが世界を席巻した一年だったと思う。
私自身は特に韓国映画はずっとファンだったのですが、ここまでの影響力のあるカルチャーになるとは思いませんでした。実際、制作される作品も丁寧でクオリティーも高い。そして何よりその感性として若さを強く感じます。ひとつの作品がグローバルメディアとして成長するためのインフラが整った今、最も大事なのはやはり品質であり、それをやり切れれば国や文化を超えたヒットが起きるという事実を思い知りました。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
人名は特にはないですね。むしろバズを起こすためにはプロフェッショナルも素人も関係ない時代ですし、クリエーターやアーティストにこだわって 作品を楽しむ時代ではなくなりつつあります。今まで以上に世間が注目するのは作品そのものであり、これからもその傾向は強くなるでしょう。
言い換えれば、ある意味で作り手にとって辛い時代なのかもしれません。
でもそれも新しい常識なんでしょうね。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
デバイスも増え、サブスクリプション等のサービスに対する注目も強まり、エンターテイメントはまだまだ大きな変化を遂げようとしていることを日々実感しています。でもそういう時代だからこそ、最後に大事になるものは作品そのもののクオリティーだと信じています。もちろん時代にマッチしたサービスを通じてユーザーが喜んでくれるものを届ける気持ちに変わりはありません。
でも個人的には今まで以上に中身にこだわって仕事をしたい。そんな気持ちでいっぱいです。これからもよろしく。
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セガ
ジャパンアジアスタジオ第2事業部サウンドセクション セクションマネージャー
幡谷尚史
代表作：「スペースチャンネル5」「NiGHTS into dreams...」「きみのためなら死ねる」等 |
「あつまれ どうぶつの森」
どこにこだわるか人それぞれが選べるゲームで、インテリアに凝ったり、地形作りに凝ったり、図鑑コンプリートに拘ったり、オリジナルデザインにはまったり、お気に入りの住人集めに拘ったり、また、TwitterなどSNSで他人の島をみるのも楽しくて、刺激されてさらにプレイ、と、コロナ渦で我が家でも大人気のゲームでした。
元々サウンドデザインも魅力的なシリーズですが、設置したマイクで、キャラクターが歌ってくれた時は、なにか通じ合った！ という気持ちになりました。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「GREAT PRETENDER」（アニメ）
最近一気見してしまったアニメですが、全体のお話の設計もダイナミックで見応えがあるんですが、フレディマーキュリーの歌う同名タイトルの曲のチョイスがいかしすぎていて、一話ずつ、エンディングを迎えた時の余韻がたまりませんでした。
この曲の許諾をもらってきた人に感謝したいです。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
月ノ美兎（Vtuber）
とあるきっかけで存在を知ったのですが、配信内容も独特でユニーク、行き当たりばったりなところも含めてすごく自由でチャレンジ精神があっていいな〜と思いました。好奇心に満ち溢れた若いパワーを感じます。
アドリブ力があって、「間」が全然怖くない感じの妙にプロっぽいところもあるんですよね。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
20年は「スペースチャンネル5 VR」に関わったり、セガ60周年ということもあり過去作ってきた音楽などを再発掘して利用する機会にも恵まれました。
キャリアも30年になりましたが、まだまだ作り足りないのでエモいやつをもっと作っていきたいです。
どんなものに関われるかわかりませんが、名前を見かけたらよろしくお願いします！
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セガ
ぷよぷよシリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作：「ぷよぷよテトリス2」「ぷよぷよ!!クエスト」「ぷよぷよeスポーツ」など |
「SUPER MARIO BROS. 35」
思いついてもなかなか実現に至らないものを実現させた「テトリス99」を淡々とプレイしていて、他のジャンルやゲームでもバトルロイヤルで応用できそうと妄想していた所にリリースされて、やられた感がたたみかけられた感じがありました。35周年だから「35」という点や期間限定という割り切りもよいと思いました。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「鬼滅の刃」です。賛否両論ありそうな激しい表現方法を用いつつも、物語やキャラクター、世界観や音楽などのあらゆる面が素晴らしく、老若男女問わない国民的な大ヒットとなっているのを見て、いろいろとチャレンジしようと勇気づけられました。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
将棋界で「四強」と呼ばれるタイトルホルダー、渡辺 明名人（棋王・王将）、豊島将之竜王（叡王）、藤井聡太二冠（王位・棋聖）、永瀬拓矢王座に注目していました。二強・三強というのはよくある構図ですが、10代〜30代の四強を中心に羽生九段といったレジェンドなど、さまざまな世代での勝負が行われるという将棋界は熱いと感じていました。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「ぷよぷよテトリス2」はPS5 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One版の5機種同時リリースで好評発売中です。今後アップデートを予定しているので、まだ遊んだことない人やゲットできていない方はぜひチェックしてみてください。スマホアプリ「ぷよぷよ!!クエスト」もイベントやコラボがたくさん、「ぷよぷよeスポーツ」も好評発売中で、プロ大会や一般大会などを多数予定しているのでぜひ。
1991年に誕生した「ぷよぷよ」は、2021年で30周年を迎えます。ぷよぷよの開発に関わってから、その半分となる15年担当していますが、実現できていない企画が山ほどあるので、実現することで世の中を明るくできるようにしたいと考えています！
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セガ
龍が如くシリーズチーフプロデューサー
横山昌義
代表作：龍が如くシリーズ |
「サイバーパンク2077」
テレビゲームというものの一つのベンチマークとなるのではないでしょうか？ 全部すごい。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ドラマ「半沢直樹」
ビックリするくらいハマりました。1話につき20回〜30回は観てると思います。正義だろうが悪だろうが登場するキャラクター全員、仕事大好き、手抜きしない、基本超がんばるところが大好きです。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
藤井聡太二冠
デビューからずっと追い続けていましたが、今年一気に頭一つ抜けた印象です。思考のプロセスが全く理解できない。天才というものを観ているのは本当に面白いです。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
まず今年初めに「龍が如く7」をリリースできて本当に良かったです。今年は何かと暗いニュースが多かったですが、せめてゲームくらいは楽しくはっちゃけて楽しんで欲しいと思ってますので、来年も明るく元気にゲーム作りたいと思ってます！ 2021も宜しくお願い申し上げます！
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セガ
ジャパンアジアスタジオ統括本部 ゲームディレクター
吉永 匠
代表作：きみしねシリーズ，スペースチャンネル5シリーズ，「ぷよぷよ7」他 |
「No Straight Roads」
マレーシアのゲームスタジオが開発したスゴク素敵なヤツ。「音楽にのる」という制約と「自由にアクションする」という二つの要素のバランスを正面からとりにいったタイトルで、実に攻めてるなあと感心しました。作る方も（？）遊ぶ方も双方で試されてるようなこの感じ、なんか自分が最近使ってない感覚だったので、よけいにハッとさせられました。普段は、あんまり思わないのですが、プレイしていて、自分ならここの導入はこういう作りにするなあとか、チュートリアルの順序はこっちが先で、もう一回やらせてから次にゆくよなあとか、細かいコトもいろいろ脳内に浮かんで楽しかったです。スイッチとPS4で購入しました。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「パリピ孔明」（原作：四葉夕ト 漫画：小川 亮）
タイトルからは想像しにくいですが「有名な計略をステージに転用して盛り上げるアーティストプロデュースモノ」です。とにかく、この立てつけが素敵で、新奇かつシンプルなコンセプトの打ちだしには、とてもやられた気がしました。主人公も、いわゆる、システマチックな行動と奇抜な言動というタイプではあるのですが、孔明(本人)という設定のせいなのか、不思議と既視感も低くて純粋にたのしめるまとめになっていました。読みながら、“組み合わせ”ってまだまだ、可能性あるんだなあと思いまして、それ系の原案書をつくりたくなる始末。デジタル版を3巻まで購入しました。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
宝来すみれさんです。存在は知っていたのですが、今年、仕事として関わることがありまして、きっかけで、V業界(?)の人達に、リアルに目がゆくようになりました。この方が主催するVR音楽イベントや朗読イベントといったものへの参加者の感情のながれみたいなものが新鮮でなんかいろいろ刺激になっています。演る方と観る方という単純ではなく、その中間も存在するという感覚は、自分の仕事範囲では持ててなかったので、今度仕事でも使いたいなあと思いました＆またなんかご一緒しましょう。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
12月1日に発売になったスマートグラス「NrealLight」でデモ版を展開中の「スペースチャンネル5 AR」、PS VR/Oculus Quest 2/VIVEPORTインフィニティ/Steamの各機種で出揃った2020年発売のシリーズ最新作「スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー」など、担当IPの展開をきちっと対応しつつ、踊り以外のアプローチでの企画をまとめたいですね。その他、担当中の別仕事も新展開を迎える予定なので行きがかり上、今年もたくさん手を動かしてみたいと思います。なにはともあれ、レッツゲーム開発！なんかのタイトルで来年もお会いしましょう★
 「きみのためなら死ねる」（Nintendo DS） （C）SEGA |
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ワールドワイド・スタジオJAPAN スタジオ スタジオディレクター 兼 クリエイティブディレクター
Nicolas Doucet（二コラ・ドゥセ）
代表作：「ASTRO's PLAYROOM」「ASTRO BOT：RESCUE MISSION」「プレイルーム」 |
「The Last of Us Part 2」
意外性のない回答かも知れませんが、開発者としてまるで魔法のようなタイトルだと思い選びました。エンジニアとアーティストが一丸となり、こんなに滑らかでインタラクティブかつリアルな演出のゲームを作られたことに大変感銘を受けました。サバイバルゲームとして手応えがあり、良いステルスとアクションシステムが組み合わさっていると同時にストーリーはプレイヤーが目的を常に意識できるようなシンプルさですが、結末は心を掴まれるものです。また、細かい部分へのこだわりも素晴らしく、武器をアップグレードするワークベンチの演出がとても好きです。滑らかで速い演出でありながらも納得感があるものでした。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
今年はAmazon Prime Videoで配信している「アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ」を楽しく鑑賞しました。人々が死ぬ前に自分たちをクラウドにアップロードし、そこで人生を続けるコメディで、非常に面白い内容になっています。
また、同じようなカテゴリーですが「After Life/アフター・ライフ」というイギリスのコメディシリーズも楽しかったです。妻を亡くした男が彼女のいない人生を生きるドラマで、面白いと同時に感動する内容です。イギリスの有名なコメディアンであるリッキー・ジャーヴェイスが主演です。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
年初の話ですが「Fortnite」で開催されたトラヴィス・スコットさんのライブは壮大で圧倒されました。ポップカルチャーのセンター・ステージとしてゲームが使われるということは数年前まで予想だにしなかったことです。本当に素晴らしい演出でした。
また、別ではありますが最新のスター・ウォーズ映画のトレーラーも素晴らしい例の一つでしょう。
今年の個人的に面白かった方で締めくくるとすれば、「忍びスキル」に驚かされたカルロス・ゴーン氏ですかね（笑)
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年はASOBI！チームとして、PlayStation 5用タイトル「ASTRO's PLAYROOM」をリリースすることができました。4Gamerの読者の皆様には応援やポジティブなお言葉を頂くことができ、大変感謝しております。コメントは一つ一つ読ませて頂いておりますので、これからもよろしくお願いします。
2021年にはASOBI！チームは次のタイトルに向けて進みます。このご時世の中ですが、ご自身の安全を最優先に年末年始をごゆっくりお過ごしください。Love from Astro & Team ASOBI!
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント
インディーズ イニシアチブ 代表
吉田修平
代表作：「サルゲッチュ」「クラッシュ・バンディクー」「レジェンド オブ ドラグーン」 |
「Fall Guys: Ultimate Knockout」
バラエティ番組「風雲！たけし城」にインスパイアされた、60人のプレイヤーが同時にプレイするバトルロイヤル風３Dアクションゲーム。カジュアルユーザーでもプレイできる最低限の操作（ジャンプ、ダイブ、掴む）とルール（ゴールを目指せ！ 落ちたら負け！ など）の短いゲームをプレイして最後の1人を目指すゲーム。私でも勝てる最初のバトルロイヤルゲーム、負けてもコミカルで笑えるキャラクター性。これからもステージやキャラクターが追加される予定で、長く遊ばれるタイトルになりそうです。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ザ・キング：永遠の君主」
「トッケビ」でファンになった演技派女優キム・ゴウンの主演する新作ドラマ。相変わらず魅力的です。CGをふんだんに使ったパラレルワールドの「大韓帝国」と大韓民国を行き来するファンタジーロマンスドラマです。多くの出演者が2つの世界で存在する2人のキャラクターを演じ分けているのも面白い試みでした。韓国ドラマファンにはおすすめです。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
岸上健人
「東京クロノス」「アルトデウス：BC」制作のMyDearestのCEO、若くて（まだ20代）とにかく前向きで熱い！ 「皆で、日本をVRの中心地にしましょう！！！！！」「よろしくお願いしまああああああす！」と言った感じです。話を聞くと、かなり市場分析をして戦略的に個性的、魅力的なタイトルを制作されています。これからも目が離せない起業家です。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年はプレイステーションで活躍される世界のインディディベロッパ、パブリッシャの方々と仕事が出来てとても充実した年になりました。コロナ禍でほとんどのイベントがキャンセルされ、また出張も出来なかったため訪問して直接会うことが出来なかったのが唯一残念でした。
来年も環境はあまり変わらないと思われるので、その中でいかにより効果的に素晴らしいインディゲームを発掘し、プロモーション展開することが出来るかについてSIEとして取り組んで行きます。インディゲーム好きの方々はもちろん、これまであまりインディゲームを遊んだことがない方にも楽しんでいただけるようなPS4、PS VR、PS5のインディゲームを沢山お届けしたいと思っています。ご期待ください。
タイトー
タイトーサウンドチームZUNTATA ブランドマネージャー
石川勝久
代表作：「ダライアス外伝」「サイキックフォース」「ダライアスバースト」「電車でGO！！」「アリス・ギア・アイギス」「バブルボブル 4 フレンズ」「東方スペルバブル」※すべて効果音 |
「Ghost of Tsushima」
大河ドラマ視聴歴ン十年の私としてはこのタイトルを上げざるを得ない……！
ストーリー、操作性、サウンド、全てが非常に満足のいくものでした。しかし、これが日本ではなく海外のスタジオから出たというのが驚きつつもちょっと残念……。がんばれ！ 日本！
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マンダロリアン」
Disney＋で配信中のスター・ウォーズ スピンオフドラマなんですが、これが新旧スター・ウォーズファン全員を唸らせる出来で最高です。古いファンはもちろんのこと、近年ファンになった人にも響くコンテンツになっているというのが非常に素晴らしいと思っています。規模は全く違いますがZUNTATAも近い部分があるので参考に（できるものなら）したいですね。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
田中陽希（プロアドベンチャーレーサー）
人力で日本の山々を踏破する旅を続けている方なのですが、何気なくみたNHKの番組「グレートトラバース」でそのストイックなまでの登山姿を見て興味を惹かれ、以来注目しています。
ご本人は大変でしょうが、夏山より冬山登山のほうが見応えはありますね……。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2021年2月25日（木）にリリースされるNintendo Switch / PlayStation 4用ソフト「ダライアス コズミックリベレーション」特装版同梱CD「DARIUS THE OMNIBUS III - 邂逅-」の企画・制作を行いました。OGRこと小倉久佳音画制作所さんを始め、Yack.さん、TAMAYOさんなどZUNTATA新旧メンバーを集めたZUNTATA歴史絵巻的（音だけど）なアルバムなのですが、これが出来上がってみたら近年稀にみる“ZUNTATAテイスト”満載なものになりまして、懐かしさを覚えつつ、1つのアルバムとしてまとめあげるのに苦労しました。その苦労の成果はぜひ皆さんの耳で確認していただきたい……！
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タイトー
副部長/プロデューサー
下里陽一
代表作：「シャイニング・フォース イクサ 」「ヒーローバンク」「蒼き革命のヴァルキュリア」「ラクガキキングダム」 |
「原神」
多言語、多プラットホームで同時展開をし、かつハイクオリティーなゲーム内容には脱帽しました。
リリースまでの大規模プロモーション含めて、ちょっと真っ向勝負出来ないので違う方向で勝負していきたいと思えた作品です。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ソニック・ザ・ムービー」
色々、擦った揉んだした作品でしたが、短期間で改善して公開させた製作者サイドの努力と苦労は、他人事ではないと作品として印象に残った作品の一つです。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
フワちゃん
最初は、お約束を無視する失礼で空気の読めない“ただのヤバいヤツ”というイメージだったんですが、言動、ファッション、キャラクター性を戦略的に考え、自身をプロデュースして現在のポジションを勝ち取った点は、素晴らしいなと思いました。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
来年1月末に自身が手掛けるスマートフォン向けの「ラクガキキングダム」がリリースされます！ 描いた絵が立体化して動き出す「ラクガキシステム」を搭載し、自分の描いた絵をゲーム内のキャラクターとして育成しながらストーリーを進めていく内容となってます！
是非プレーしてみてください!!
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タイトー
サウンドクリエーター
土屋昇平
代表作：ダライアスバーストシリーズ，グルーヴコースターシリーズ |
「Ghost of Tsushima」
自国が舞台のゲームですので、どうしても注目をしてしまいましたが、なにより、素晴らしいゲームのテーマに採用されることは誇りになるという事が、ゲームの文化を象徴する出来事だったと思っています。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ザ・シェフ・ショー 〜だから料理は楽しい!〜」シーズン2
ただただ料理や食事を楽しむ姿を映しているだけの番組なのだけれども、過剰な演出のない良さを思い知らされる。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
自分
いろいろな出来事が重なり、翻弄された方々も多いのではないだろうか。
私もそんな一人で、自分がしっかり生きていくためにどうしたら良いのか見つめ直す日々だったように思います。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2021年は、まずしっかり生活のペースを掴む事を優先したいです。
皆様におかれましても、しっかりとした日々、素晴らしいゲーム、最高の一年となるようお祈り申し上げます。
TYPE-MOON
ゲームディレクター・プロデューサー
新納一哉
代表作：「世界樹の迷宮」「ドラゴンクエストビルダーズ」「Fate/EXTRA Record」 |
「龍が如く7 光と闇の行方」
アクションからコマンドRPGへと、なかなか考えられない大胆なジャンル刷新を行い、そのうえで新しい魅力的なゲームになっていました。主人公のキャラクター性や物語なども素晴らしく、ともすればお客さんを大きく失う可能性のある「世代交代」を完全に成功させていました。主人公、春日一番が活躍するだろう続編が楽しみです。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「鬼滅の刃」……ですよねえ……やっぱり……。偶然エレベーターに乗り合わせた、おばあちゃんと孫（らしき2人）が、鬼滅の刃の話で通じあっているのを見て、コンテンツ業界に生きる人間として、うわーーーーーーってなりました。なんか、お孫さんのほうは（映画見るの）2回目とか言ってるし……。僕もがんばろうと思いました。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
藤井聡太。最近歳をとったせいで、優秀な若い人の存在が本当にうれしく、たのもしいです。彼の活躍をきっかけに、芸能やスポーツなどでも若い人のことをすごく意識するようになりました。ゲーム業界にも、若くて優秀な人が沢山います。彼らが活躍できるよう、僕が老害にならないように心から気を付けたい。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
昨年からstudio BBとして小さな組織で活動をはじめました。ゲーム開発スタジオの責務として、皆さんに面白いゲームをお届けできることを証明しないといけないと思っています。あまり余計なことを考えず、真摯にがんばります。来年には発表済みの「Fate/EXTRA Record」と、もう1本studio BBとして小さく取り組んでいる作品があるので、その両方の進捗をお見せできたらなと思います。ここ数年で、同年代のゲーム開発者が独立することが多くなりました。汎用ゲームエンジンなど開発環境が大きく変わり、ゲーム開発へのアプローチが色々できる面白い時代になったと思います。来年もきっと、ゲーム開発者、ゲームプレイヤーにとって良い年になるでしょう！
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WFS
シナリオライター/スクリプター/演出
加藤正人
代表作：「アナザーエデン 時空を超える猫」「クロノ・トリガー」「クロノ・クロス」「バテン・カイトス」「ファイナルファンタジーXI」 |
特にありません
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「チェンソーマン」はもちろんとして、「保健室のアン・ウニョン先生」
元々ゴーストハント物が大好きなのだけど、特になかの一編にはやられた。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
クリストファー・ランドン
「ハッピー・デス・デイ」シリーズが最高だったので。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「アナザーエデン」の2部をきっちり終わらせます。来年もまた、想像もしなかったような、新しい面白さに出会えるとよいですね。
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WFS
シナリオ・演出
櫻田 建
代表作：「アナザーエデン 時空を超える猫」 |
（大元こそ2019年発売ですが）「ポケットモンスター ソード・シールド」のエキスパンションパス「鎧の孤島」と「冠の雪原」が記憶に新しいです（というか現役プレイヤーです）。ポケモンはこれまで、同世代であってもマイナーチェンジ版という形で新作を重ねてきたはずですから、これには驚きました。形式こそ時代に順応しつつも、芯はブラさずに作り続ける姿勢、見習わなくては……。また、この後の項目でも触れるつもりですが、MV（ミュージックビデオ）も話題になりました。ポケモンはゲームという枠組みを超え、ひとつのカルチャーになっています。目指す頂は遥か遠いですね……頑張らなくては。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
想像してみてください。（この記事の）〆切の朝になって「今年なんも映画観てないやん」と気づいた男の気持ちを。しかし神は私を見放さなかった……折しも先日「TENET」がアマプラで配信開始。これは天啓以外の何物でもありません。というわけで、ライブ感満載で今しがた観てきたわけですが……軽く痩せましたね！ 辛いのにスープまで飲んでしまうラーメンよろしく、難しいのに止め時がわからず150分ぶっ続けで観ちゃいました。「時間」という普遍的なテーマに対してこの角度から斬り込み、作品として成立させられる監督が他にいるでしょうか？ いや、いない。うーん、もう一度観たい……けど、業務開始時刻なんだよなぁ。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
今年に限定するなら、やはり同世代から松本理恵さんでしょうか。ポケモンのMVは何度も視聴しましたが、圧倒的な情報密度とそれぞれの世代への理解度、絵柄の再現性、それらを破綻なく組み合わせる構成力……そして何より作品に対する愛と敬意を感じる内容に、つど物理的にスタンディングオベーションをしては家族にドン引きされています。今後活躍の場をさらに広げていく方だと思っていますし、いつか一緒にお仕事できる日を夢見ている方々のお一人ですね。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
誰だコイツという方が多いと思いますが、「アナザーエデン」でメインストーリー以外のシナリオを書いたり演出のディレクションをしたりしている者です。20代を別の業界で過ごし、30間近になって帰ってきました。三井寿のように「なぜオレはあんなムダな時間を……」と嘆くことなく、人生のあれやこれやを総動員して挑めるのがクリエイター業の懐の深いところです。さり気なくチームに在籍されているレジェンダリーな方々からスキルを盗みつつ、自分なりの戦い方を築いているところですので、作品にも触れていただけると嬉しいです。
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ディースリー・パブリッシャー
エグゼクティブ プロデューサー
岡島信幸
代表作：EDFシリーズ，お姉チャンバラシリーズ，ドリームクラブシリーズなど |
「サイバーパンク2077」
PC版を買いたいと思いつつ、その前にハイスペックPCを買わねばという課題に直面。ではPS5版を、と思ったら、そちらはまだリリース前だし、その前にPS5の抽選に勝利しなくてはならずと課題に直面。一周回ってPS4版でもいいかなと思う今日この頃です。そうです。まだ購入できてませんが、純粋に楽しみたい気持ちが、もはやーパンク寸前です！
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「アルルカンと道化師」
今年の緊急事態宣言あたりから池井戸作品を読み漁っています。現在発表されている作品の約半分を読み終えましたけど、まだまだたくさん作品があるので、次に何を読もうかと楽しみです。今年発表された作品といえばこれですね。言わずと知れた「半沢直樹シリーズ」の最新刊です。これまでの作品と少し毛色が違いミステリー要素もあり、とても面白く一気に読んだ記憶があります。その記憶を消して、もう一度楽しみたいですね。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
マイケル・シェンカー
誰について書こうかと悩んでいたら、来ましたマイケルのニューアルバムのリリース情報が！ しかもMSG名義！ これぞ本当の“神情報”……なんちゃって。2021年1月29日発売！ 意外と近いぞ、でも待ち遠しい！ しっかり、ゲイリーもロビンもいる！ 個人的には、ジョーとロニー・ロメロは節操がない感じするけど。早速Amazonで久しぶりに現物のCDを予約しようと思ったら、これが悩む。特典付き云々はさておき、通常盤、初回限定盤、日本限定仕様盤、数量限定盤と、どれを買ったらいいのかまったく決められない……。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
12月24日にPS4とSwitchで「デジボク地球防衛軍（略）」がリリースとなりました。これを書いている今は、まだ発売の10日ほど前なので、いろいろとドタバタしていますけど、EDFにたくさんの入隊者が訪れることを願って止みません。さて2021年は、この「デジボク地球防衛軍（略）」の大型追加コンテンツもありますし、なんといっても年末にはナンバリング最新作の「地球防衛軍6」のリリースが予定されています。来年もユーザーの皆様に寄り添いながら、より新しい商品のご提供を行っていければ、これ以上の喜びはございません。関係各社のクリエーターの方々と共に、できる限り良い状態でお客様にお届けするように努力してまいりますので、どうぞご期待ください。
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 「地球防衛軍6」（未定） （C）SANDLOT （C）D3 PUBLISHER |
ディライトワークス
クリエイティブオフィサー
塩川洋介
代表作：「Fate/Grand Order」「Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM」「KINGDOM HEARTS」「ディシディア ファイナルファンタジー」 |
「Rival Peak」です。Facebook上で展開されている、AIによるリアリティ番組的なゲーム？ です。12月に配信が開始されたばかりで、今後どうなっていくかはまったくの未知数ですが、久しぶりに“まったく新しい体験”が味わえるコンテンツが出てきたのではないか、と期待しています。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのライドアトラクション「STAND BY ME ドラえもん 2」XRライドです。VRにおける酔いの課題の一つ「プレイヤーの意思に背いた、ゲームによる強制移動」を、現実世界での物理的な移動と映像の完璧なシンクロという力技でねじ伏せたその振り切り方に、惚れ惚れしました。VR系アトラクションの到達点を垣間みた気がします。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
シャイニー薊さんです。「マッスルグリル」というYouTubeチャンネルをやっている方です。コロナ禍にあって自炊や食について改めて考えさせられる機会があり、料理×トレーニングの知識に裏打ちされた説得力と、“おもむろ”なプレゼン力で、炊飯器の偉大さを知るとともに、すっかり“沼”の沼にハマってしまいました。やってみー？
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は、8月に「Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM」で他のどのゲームとも違う唯一無二の作品づくりに挑み、9月には「ゲームデザインプロフェッショナル ー 誰もが成果を生み出せる、『FGO』クリエイターの仕事術」というタイトルで初の著書を出版させていただきました。2021年も引き続き、自分にとっての"はじめて"への挑戦を通じて、どこかの誰かにとって替えの効かない何かを生み出していければと思います。
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Digital Extremes
Live Ops and Community Director（ライブオペレーション＆コミュニティディレクター）
Rebecca Ford（レベッカ・フォード）
代表作：「Warframe」 |
「Hades」
This game was the complete package - style, gameplay, flavour, and quality. It is easily my most loved game of 2020. The team accomplished something very special in the realm of the Greek mythos that I know and love. This game made me laugh, cry, and my fingers begged for mercy after playing so many times!
このゲームは、スタイル、ゲームプレイ、テイスト、クオリティーなどが完璧にパッケージされていました。簡単に言えば、私が2020年で最も好きなゲームです。開発チームは、私が愛しているギリシャ神話を題材に、非常に特別なことを成し遂げたと思います。このゲームで私は笑って、泣いて、指が悲鳴を上げるくらい何度もプレイしました。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「Raised by Wolves」
Raised by Wolves was one of the few series I watched to completion this year - and it really worked for me! Deep Science Fiction with a fascinating android main character. I can’t wait for Season 2!
Raised by Wolvesは、私が今年完結まで見届けた数少ないシリーズの一つで，本当に気に入った作品です。魅力的なアンドロイドの主人公とディープなSF。シーズン2が待ち遠しいです！
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
Film Industry Executives（映画業界の幹部たち）
The Pandemic has shattered the movie theater release experience. Hollywood is adapting, fast. We are watching film executives adapt to 2020 and 2021 movie release realities and it’s an important trend to watch as a fellow entertainer. I am focusing on how Hollywood executives adapt to a post-theater couple of years.
今年のパンデミックは、映画館での公開を不可能にしてしまいましたが，ハリウッドは、急速に適応しています。映画業界の幹部たちが2020年と2021年の映画公開に対応する様子は、エンターテイナーの仲間として見ておくべきだと思っています。私は、ハリウッドがこの数年にどのように対応をするのかに注目しています。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
To me, my entire focus and commitment for 2021 is delivering on player expectations for The New War. This was also my focus in 2020, but the pandemic changed our ability to do that. Now we’ve adapted, and it’s time.
私が2021年の命題とするのは、「The New War」に対するプレイヤーの期待に応えることです。2020年にも取り組んでいましたが，パンデミックの影響を受けてしまいました。私たちはそれを乗り越えて，待ちに待った時を迎えています。
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トイボックス
プロデューサー/ディレクター/シナリオライター
金沢十三男
代表作：Deadly Premonitionシリーズ，「ワールドエンド・シンドローム」「7'scarlet」「赤川次郎 夜想曲」 |
「天穂のサクナヒメ」
最近遊ぶのはどうしても海外ゲームが多いのですが、あえて国産でこのタイトルを。新作出すのを躊躇するパブリッシャーが多い中、しっかり新作を作り上げるマーベラスさん。看板商品の「牧場物語」を匂わせる世界観、アクションのプレイフィールからお米作りのディテールまでしっかり作り込む開発チームに拍手。2年連続マーベラスタイトルですみません（去年は「のび太の牧場物語」）。
＜質問2＞2020年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
新型コロナの影響で、サブカルに触れる機会が例年より多かったんですけど、今年は韓国エンターテインメントですかね。映画「パラサイト」もそうですけど、ちょっと最近マイブームなのは、BTSなんですよね……。ビルボードHOT100で「Dynamite」がナンバーワンに輝いたのことが証明しているように、彼らはひとつのエンターテインメントの形。ジャニーズファンとしてはちょっとむず痒いですけど。
＜質問3＞2020年に、個人的に注目した（している）人物
ミステリー作家、アンソニー・ホロヴィッツ。ミステリーって絶対に他のジャンルの作家さんとは筆を進めるモチベーションが違うと思うんですよね。そういう意味では東野圭吾さんとか、我が恩師・赤川次郎さんのような息の長い多作家は本当に稀有。アンソニー・ホロヴィッツは、過去にシャーロックホームズや007を公式に書いてる器用な天才なんですけど、今は自作に集中しているので、このまま書き続けたらアガサクリスティーやエラリークイーンに双肩するかもしれない……。ミステリー作家としては絶頂期なので、興味のある方はまず「カササギ殺人事件」からどうぞ。
＜質問4＞2021年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は自身がプロデュースした「Deadly Premonition 2」と「九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE」の2タイトルが6月7月と立て続けに発売になり、このコロナ禍において非常に多忙な夏を過ごしました。どちらもアドベンチャーファンにはやってもらいたい作品なので、まだの方は是非遊んでみてください。2021年は「Deadly Premonition」をもう少し昇華させたいのと、2018年に発売した「ワールドエンド・シンドローム」の新たな展開が発表できたらいいなと……ああ、そんな時間あるのか？
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