記憶をなくした少年と古城の悪魔。スマホ向けアドベンチャー「Zelle -ツェレ-」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第2382回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，スマホ向けアドベンチャーゲーム「Zelle -ツェレ-」（iOS / Android）を紹介しよう。
　記憶をなくした少年は，仮面の男の言いつけを破り，とらわれていた部屋から脱出した。するとそこは，悪魔が棲みつく古城だった。

アプリは買い切り型。価格はiOS版が490円（税込），Android版が480円（税込）

「Zelle - オカルトアドベンチャー」ダウンロードページ

「Zelle -ツェレ-」ダウンロードページ

　本作は，タップ操作で楽しめるホラー系アドベンチャーだ。
　プレイヤーは怪しげな古城のなかを探索し，物語を進展させていく。通路をタップすれば歩き，隠された場所を調べればその先へ進める。

画面左下。Uターンの矢印アイコンをタップすると，後ろを振り向く

　主人公の少年は，女神に託された「ロザリオ」を用いて，道中で遭遇する悪魔たちと対峙する。悪魔はそれぞれ瞳の色が異なっており，戦闘時は瞳と同色のロザリオで攻撃すると倒せる。

悪魔ごとに，ロザリオの出現パターンも違う

　探索を進めていくと，仮面の男のほかにも，古城で暮らしていると思われる住人たちと出会える。彼らから得られる情報を集めて，自らの置かれている立場や状況を推理していくのもいい。

不気味な古城には，ちょっと不思議な住人たちも暮らしている

　ゴシックホラーな雰囲気と，いくつもの恐怖演出が魅力の本作。
　物語の進展とともに，思わず心が揺さぶられるエピソードも展開されていくなど，見た目の印象だけでは決して計れない1作である。

著者紹介：げっつ☆先生
　ゲーム系フリーライター兼イラストレーターでマンガ描き。ゲーセンに入り浸るか家でゲームをやるかアニメを見るかで悩む毎日だが，隙あらば魔女っ子にも思いを馳せる。ゲーム音楽が大好きすぎ。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧