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Logitech G/Logicool G

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2016/09/16 11:45

ニュース

［TGS 2016］Logicool G，新シリーズ「Prodigy」を国内展開。第1弾は新型マウス「G403 Prodigy」とキーボードおよびヘッドセットなど計4製品に

ライター：米田聡

　2016年9月16日，Logitech Internationalの日本法人であるロジクールは，ゲーマー向け製品ブランド「Logicool G」（日本以外では「Logitech G」）の新しい製品シリーズである「Prodigy」（プロディジー）から計4製品を国内発売すると発表した。
　ラインナップは，ゲーマー向けマウスが「G403 Prodigy Wireless Gaming Mouse」（国内製品名：G403 有線/ワイヤレスゲーミングマウス，以下 G403 Wireless)と「G403 Prodigy Gaming Mouse」（国内製品名：G403ゲーミングマウス，以下 G403）と，ゲーマー向けキーボード「G213 Prodigy RGB Gaming Keyboard」（国内製品名：G213ゲーミングキーボード），そしてヘッドセット「G231 Prodigy Gaming Headset」（国内製品名：G231ゲーミングヘッドセット）となっている。
　いずれも，9月1日に北米で発表された製品だ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / ［TGS 2016］Logicool G，新シリーズ「Prodigy」を国内展開。第1弾は新型マウス「G403 Prodigy」とキーボードおよびヘッドセットなど計4製品に

G403 Wireless

G403

G213 Prodigy RGB Gaming Keyboard

画像集 No.005のサムネイル画像 / ［TGS 2016］Logicool G，新シリーズ「Prodigy」を国内展開。第1弾は新型マウス「G403 Prodigy」とキーボードおよびヘッドセットなど計4製品に

G231 Prodigy Gaming Headset

　発売予定日は，G403 WirelessとG403，G213 Prodigy RGB Gaming Keyboardが10月20日，G231 Prodigy Gaming Headsetが9月23日。直販ストア「ロジクールオンラインストア」における予想販売価格は順に，1万1800円，8750円，8250円，7750円（いずれも税別）とされているので，単純計算した税込価格は順に，1万2744円，9450円，8910円，8370円となる。

Prodigyシリーズの4製品は，「ファイナルファンタジーXIV：新生エオルゼア」と「フィギュアヘッズ」の推奨認証も取得済みだ

　なお，G403 WirelessとG403のファーストインプレッションを掲載したので，そちらも合わせて参照してほしい。

［TGS 2016］Logicool G「G403 Prodigy」ファーストインプレッション。これは見事なIE3.0クローンだ

ゲームの天才になれる？　Prodigyシリーズ

　東京ゲームショウ2016（以下，TGS2016）の2日目である9月16日には，Intelブース内においてProdigyシリーズの製品発表会が行われたので，概要をレポートしよう。

　まず，シリーズ名称であるProdigyという言葉だが，「天才」とか「神童」，あるいはポジティブな意味ですごい人や事物を形容する英単語だ。ロジクールでは，キャプションで神童を採用しているが，Prodigyシリーズの説明にあたったロジクールの塩谷一生氏によると，「ユーザーのゲームの才能が花開く」という意味を込めたゲーマー向け製品のシリーズ名なのだそうだ。言ってみれば，「ゲームの天才になれるデバイス」というところか。

「Prodigy」を直訳すれば天才や神童になるが，「ゲームの才能が花開く」ゲームデバイスという意味が込めて命名されたという（左）。そんなProdigyシリーズの1つであるG403を掲げる塩谷一生氏（右，クラスターカテゴリーアシスタントマネージャー，ロジクール）

G403シリーズは，握りやすさを追求したデザインを採用しているという

　さて，今回発表されたProdigyシリーズのうち，最もゲーマーの注目が集まりそうなのが，新型マウスのG403シリーズだ。
　トラッキング速度500IPSを誇り，登場当時は「史上最速」と言われた「G402 Hyperion Fury Ultra-Fast FPS Gaming Mouse」と，PixArt Imaging製の光学センサー「PWM3366」を搭載する「G502 Proteus Spectrum RGB Gaming Mouse」の特徴を受け継ぐ製品であるという。
　90gという軽さと，軽く握りやすいエルゴノミクスデザインを採用する点も大きな特徴であるとのことだ。

90gという業界最高レベルの軽さ（左）や，光学センサーにPWM3366を採用する点も特徴だ（右）

G403 Wirelessの主な特徴。G900と同じ無線通信技術を採用するのが最大のポイントだろう

　G403 Wirelessは，ワイヤードマウスのG403をベースに，ワイヤードよりも低遅延なワイヤレスマウス「G900 Chaos Spectrum Professional Grade Wired/Wireless Gaming Mouse」（以下，G900）の無線通信技術をそのまま導入した製品だ。
　当然ながら，4Gamerでのテストでも「ボタン入力が最小」と評価したG900と同等の低遅延を実現しているのが特徴となっている。また，バッテリー駆動時間も，G900と肩を並べる24時間（※内蔵LED使用時，LED消灯時は32時間）と十分に長く，一方で充電は1.5時間で完了するという。
　「食事している間に充電が終わる」と，塩谷氏はアピールしていた。

メンブレンスイッチにレポートレート1000Hzを組み合わせたG213

　続いて説明されたのは，キーボードのG213 Prodigy RGB Gaming Keyboard（以下，G213）だ。

　ゲーマー向けキーボードといえば，メカニカルキースイッチが定番といったイメージがある。だが，塩谷氏によると，実際に市場で売れているのはメンブレンスイッチを採用して価格が手頃な「Gaming Keyboard G105」なのだという。
　そこでG213では，250Hzだったレポートレートをハイエンドのゲーマー向けキーボードと同じ1000Hz（1秒間に1000回）に引き上げて，応答頻度を4倍に高めたのが特徴であるという。
　さらに，1680万色フルカラーのバックライトLEDイルミネーションも搭載。売れ筋の手頃な価格と，ハイエンド並みの機能や性能を持つ製品に仕上げているそうだ。

そこで，メンブレンスイッチを採用しつつ1000Hzというハイエンド製品並みのレポートレートを導入したのが，G213の特徴である

　ユニークなのは，バネにゴムを使うというメンブレンスイッチの特性を活かして，防滴機能をもたせていることである。実際に，塩谷氏らがステージ上で60ccの水をG213にかけてみせたが，LEDイルミネーションも含めて，機能に問題は生じなかった。
　ゲームをしながら何か飲むのは珍しくないと思うので，G213の防滴機能は，いざというとき心強いのではないだろうか。