「東京ゲームショウ2022」開催発表会レポート。幕張メッセにて2022年9月15日〜18日開催。16日のビジネスデイは14：00から一般入場可

　コンピュータエンターテインメント協会（CESA）は本日（2022年2月28日），「東京ゲームショウ2022」（以下，TGS 2022）の開催発表会をオンラインで配信した。



　TGS 2022は，千葉・幕張メッセを会場に，CESA主催，日経BPおよび電通の共催で，9月15日から18日までの4日間にわたって開催される。一般向けリアル会場の実施は，2019年以来の3年ぶりで，今回のテーマは“ゲームは、絶対、とまらない。”になるそうだ。
　また，15日と16日がゲーム業界関係者向けのビジネスデイ。17日と18日が一般公開日になるが，16日は14：00から一般来場者も入場可能になっている。

来場者向けチケット発売スケジュール。新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて，会場の使い方などが5月以降に改めて発表される予定だ

　ここ最近のTGSだが，新型コロナウイルス感染症拡大の影響により，2020年はオンラインのみの開催，2021年は一部のプレスとインフルエンサー向けに試遊ブースは設けられたものの，基本的にはオンライン開催となっていた。

　その結果，公式番組や体験版，TGS VRといったさまざまなオンラインコンテンツ通じて，世界中のゲームファンに最新情報を届けることができたという。その半面，SNSには「リアル会場に行きたい」という多数の意見が投稿され，また出展者からも，リアルでの開催を望む声が挙がっていたという。

　それを受けて，TGS 2022は幕張メッセを会場にしたリアルイベントとして開催する運びとなった。ただし，好評であったオンラインコンテンツの配信も継続し，“リアルとオンラインのハイブリッド”での実施とするそうだ。

　TGS 2022の注力ポイントは3つ。
　1つめは「リアル会場の復活」で，一般来場者に3年ぶりのリアル会場でのTGSを堪能してもらうべく，新型コロナウイルス対策を徹底し，安心して楽しめる会場を作るとのこと。


　2つめの注力ポイントは，「オンラインコンテンツのさらなる充実」。従来のYouTubeやTwitter，ニコニコ動画で配信する公式番組の継続に加え，今回は各出展者のブースやステージの模様もTGS公式チャンネルで配信するとのこと。これによって，視聴者はよりリアルに近い体験ができるそうだ。


　3つめの注力ポイントは，「活気あふれる商談の場を創出」だ。ビジネスデイも3年ぶりの復活となることに伴い，幕張メッセの国際会議場に，ビジネスミーティングエリアとビジネスラウンジを設置するとともに，ビジネスセミナーも開催する。またオンラインのみの出展社も，商談やセミナーに参加可能となる。

展示会場には，幕張メッセの1〜8ホールを，ビジネスエリアには国際会議場を使用する。公式番組を配信するスタジオも会場内に設置される

新型コロナウイルス対策も改めて紹介された。なお若年層のワクチン接種状況が今後どうなるか不明のため，小学生以下の入場は不可となる（保護者同伴でも不可）

ブース内が密にならないよう，ブース装飾および運営の規定も改定される

Steamのサイトには特設会場が設けられ，出展タイトルの製品版や体験版が配信される

TGS VR 2022も開催予定

さまざまなオンライン企画が展開される予定

インディーズゲーム選考出展も実施。応募タイトルの中から選出されたインディーズゲーム出展者は，通常の出展社と同じサービスを受けられる

ビジネスデイの初日に，日本eスポーツ連合主催のeスポーツに関するビジネスカンファレンスが，TGS 2022と併催される予定

　配信の最後には，日経BP 東京ゲームショウ事務局長の田辺太陽氏が，この2年間，コロナ禍で人々の行動に厳しい制限がかかる中，ゲームは常に人々のそばにあったことに言及。「TGS 2022は，世界最大級のゲームイベントとして，今回もさまざまな企画を充実させ，リアル・オンラインともに世界への情報発信力と世界からの注目度を一層高めていく」と意気込みを見せていた。

※TGS 2021の実績

　なおTGS 2022に概要については，本日掲載した記事と合わせて確認してほしい。

「東京ゲームショウ2022」公式サイト