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出展したのは,過去最多となる世界53の国と地域から集まった1138の企業・団体。そのうち海外からの出展は598と,国内の540を上回った。会場を歩けば,普段なかなか触れる機会のない国や地域のゲームに出会える。
そんなTGSのインディーゲームエリアで,筆者が気になったのが,ホール9にあった「Nalua Studio」というブースだ。
TGS公式サイトの出展者一覧を確認すると,出展国の欄にはアンドラ公国の名前が。
アンドラ? どこだっけ?
名前を聞いて,すぐに地図上の位置が浮かぶ人は,そう多くないかもしれない(「水曜どうでしょう」で知った! という人はそれなりにいそう)。
アンドラ公国は,ヨーロッパのフランスとスペインに挟まれた,ピレネー山脈に位置する小さな国だ。
面積は468平方キロメートル,人口は約8万2000人。首都はアンドラ・ラ・ベリャで,公用語はカタルーニャ語。山岳リゾートなどの観光業で知られている(外務省の「国・地域」のデータより)。
そんなアンドラ公国から,はるばる日本のTGSへとやってきたNalua Studio。いったいどんなゲームを作っているのだろうか。
気になってブースを見てみると,出展作品に驚かされた。なんと,NEOGEO向けの新作ゲームを開発しているスタジオだったのだ。
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アンドラ公国からやってきた,NEOGEOの新作を作るゲームスタジオ
NEOGEOといえば,SNKが1990年に展開を始めたゲームプラットフォームだ。ゲームセンター向けの業務用システムと,家庭用ゲーム機があり,両者は共通のハードウェア構成を採用。これにより,「餓狼伝説」「THE KING OF FIGHTERS」「メタルスラッグ」といった数々のアーケードの名作を,グラフィックスやサウンドも含めてほぼそのまま家庭で楽しめた。
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100メガショックの「NEOGEO」が「NEOGEO AES+」として復活。エミュレーションではない高い再現度でゲームを楽しめる
伝説の家庭用ゲーム機「NEOGEO」が「NEOGEO AES+」として復活し,2026年11月12日発売予定で予約受付が始まっている。NEOGEOの開発元SNKとの協業によるもので,実機再現に注力した仕様が特徴だ。エミュレーションではない高い再現度でゲームをプレイでき,オリジナル版カートリッジや周辺機器と互換性がある。
Nalua Studioは,往年のアーケードゲームを愛する開発チーム。昔ながらのアーケード作品の魅力と現代的なゲームデザインを組み合わせた作品を手がけているという。
その作品のひとつが,ベルトスクロールアクション「Vengeance Hunters」だ。プレイヤーは3人のキャラクターから1人を選び,次々に現れる敵を倒しながらステージを進んでいく。2人での協力プレイにも対応している。
ここで面白いのが,本作がNEOGEOの家庭用「AES」とアーケード用「MVS」向けに開発された作品だということ。単にNEOGEO時代のゲームを再現したレトロ風タイトルではない。実際に当時のハードウェアで動作するゲームとして作られており,NEOGEO用のROMカートリッジを使用した物理版を中心に,現代のハードに向けても展開している。
そして,今回のTGSには,新作「Necro Pop」も持ち込まれていた。
こちらは,ゴーストの「Poppi」を主人公とする2Dアクションゲーム。剣による攻撃や魔法などを駆使しながらダンジョンを探索し,捕らわれた仲間のゴーストたちを助けていく作品だ。
こちらもNEOGEOのAES/MVS向けに開発されており,PC(Steam)などでも2027年に発売予定。往年のアーケードゲームを思わせるドット絵と,探索型アクションならではの遊びを組み合わせた作品となっている。
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今回のブースでもうひとつ注目したいのが,2027年発売予定の「Gley Lancer: Overdrive」(グレイランサー オーバードライブ)だ。
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本作は,1992年にメサイヤからメガドライブ向けに発売された横スクロールシューティングゲーム「アドバンスドバスターホーク グレイランサー」のリメイク作品である。
オリジナル版のゲーム性を受け継ぎながら,ドット絵やアニメーション,BGMを新たに制作。攻防一体の新システム「オーバードライブ」などを追加し,NEOGEOと現行プラットフォーム向けに生まれ変わらせるという。
本作はNEOGEOのAES/MVSに加え,PC(Steam),Nintendo Switch,PS4,PS5,XBOX Series X|S向けにも発売が予定されている。
今回のTGSには,世界各国から実にさまざまなゲームが集まっていた。海外のゲームといっても,その土地ならではの文化をテーマにした作品もあれば,こうして日本のゲーム文化から影響を受けた作品もある。
Nalua Studioの公式サイトでも紹介されているように,同スタジオは世界各地から集まったメンバーで構成されたチームで,自分たちが遊んで楽しいと思えるゲームを作るという姿勢で開発に取り組んでいる。
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日本で生まれたNEOGEOが,遠く離れたアンドラ公国のゲームスタジオで,今なお新作を生み出すためのプラットフォームとして使われている。そして,かつてメガドライブで発売された「グレイランサー」も,そのスタジオの手によって再び世に送り出されようとしている。
アンドラ公国のゲームスタジオがNEOGEOの新作を作っているなんて,会場を歩かなければ,なかなか知る機会もなかっただろう。こうした思いがけない出会いも,世界中のゲームとクリエイターが集まるTGSならではの面白さだ。
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![画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / ヨーロッパの小さな国で,NEOGEOの新作が作られていた? アンドラのゲームスタジオ・Nalua Studioのブースを訪ねて[TGS2026]](/games/991/G999110/20260921002/TN/005.jpg)
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / ヨーロッパの小さな国で,NEOGEOの新作が作られていた? アンドラのゲームスタジオ・Nalua Studioのブースを訪ねて[TGS2026]](/games/991/G999110/20260921002/TN/008.jpg)
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![画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / ヨーロッパの小さな国で,NEOGEOの新作が作られていた? アンドラのゲームスタジオ・Nalua Studioのブースを訪ねて[TGS2026]](/games/991/G999110/20260921002/TN/010.jpg)
![画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / ヨーロッパの小さな国で,NEOGEOの新作が作られていた? アンドラのゲームスタジオ・Nalua Studioのブースを訪ねて[TGS2026]](/games/991/G999110/20260921002/TN/006.jpg)