スマホゲームのセルラン分析（2024年1月11日〜1月17日）。今週の1位は「プロ野球スピリッツA」。2023年10月〜12月の世界収益ランキングも

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年1月11日〜1月17日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	4	プロ野球スピリッツA	20％	33％
2	8	パズル＆ドラゴンズ	34％	52％
3	1	モンスターストライク	19％	-44％
4	6	eFootball 2024	30％	10％
5	5	原神	0％	0％
6	7	勝利の女神：NIKKE	-45％	-18％
7	2	ウマ娘 プリティーダービー	-24％	-65％
8	3	Fate/Grand Order	-27％	-58％
9	92	アークナイツ	91％	757％
10	19	Pokémon GO	-19％	36％
11	13	ドット勇者	-7％	-3％
12	24	あんさんぶるスターズ！！Music	5％	89％
13	16	ロイヤルマッチ	-18％	2％
14	20	崩壊：スターレイル	-1％	32％
15	11	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-37％	-33％
16	22	荒野行動	-18％	21％
17	17	呪術廻戦 ファントムパレード	-27％	-8％
18	23	ドラゴンクエストタクト	27％	20％
19	15	ONE PIECE バウンティラッシュ	-4％	-24％
20	21	パズル＆サバイバル	0％	16％
21	10	プロジェクトセカイ	-4％	-46％
22	14	モンスターハンターNow	-21％	-31％
23	12	ドラゴンクエストウォーク	-12％	-43％
24	35	ブルーアーカイブ	-15％	37％
25	27	ブルーロック Project: World Champion	-26％	0％
26	30	LINE ポコポコ	-23％	15％
27	25	おねがい社長！	8％	-7％
28	34	メメントモリ	-17％	5％
29	45	Age of Origins	-12％	28％
30	39	ホワイトアウト・サバイバル	6％	0％
31	40	Toon Blast	-23％	5％
32	28	ガーデンスケイプ	13％	-19％
33	69	Identity V	9％	75％
34	29	放置少女	-3％	-19％
35	31	信長の野望 覇道	-17％	-20％
36	53	FINAL FANTASY VII EVER CRISIS	-25％	25％
37	42	ホームスケイプ	-18％	-7％
38	26	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-2％	-38％
39	9	LINE：ディズニー ツムツム	-35％	-81％
40	68	刀剣乱舞ONLINE	50％	42％
41	50	ONE PIECE トレジャークルーズ	-19％	-1％
42	70	バンドリ！ ガールズバンドパーティ！	65％	39％
43	48	七つの大罪 光と闇の交戦	-15％	-6％
44	18	ヘブンバーンズレッド	-55％	-66％
45	46	KARIZ - カリツの伝説 -	9％	-15％
46	71	遊戯王 マスターデュエル	0％	44％
47	56	タウンシップ	-28％	9％
48	52	フィッシュダム	-9％	-6％
49	32	にゃんこ大戦争	-16％	-44％
50	33	Call of Duty: Mobile	-9％	-44％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　今週の1位は「プロ野球スピリッツA」（iOS / Android）となった。大谷翔平選手が打者として登場するワールドスターセレクション第3弾と，投手として登場する第4弾を1月11日から同時開催し，1月16日には同選手を「パワプロ30周年×プロスピ20周年」のアンバサダーに起用することも発表された（関連記事）。前週比で収益を33％伸ばしている。


　「アークナイツ」（iOS / Android）は4周年記念オフラインイベント「アークナイツ 4th Anniversary Fes.『For You』」（関連記事）を1月13日と14日に開催した。サイドストーリー「火山と雲と夢色の旅路」（関連記事）も1月16日にリリースされ，新★6「純燼エイヤフィヤトラ」「琳琅スワイヤー」の実装が前週比757％の増収につながった。


　また，「あんさんぶるスターズ！！Music」（iOS / Android）では，「風早 巽」などを新衣装で収録した「スカウト！宝相華」が1月14日にスタート。前週比89％の増収を記録し，24位から12位まで順位を上げた。

スマホゲームの世界収益ランキング
2023年第3四半期（10月1日〜12月31日）

　今回は，世界のApp StoreとGoogle Playにおける2023年10月〜12月の収益ランキングを紹介しよう。前期（2023年7月〜9月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の前期比	収益の前期比
1	1	王者荣耀	-8％	-6％
2	2	MONOPOLY GO!	-24％	22％
3	3	PUBG MOBILE	-20％	3％
4	4	ロイヤルマッチ	-22％	5％
5	7	Roblox	-1％	10％
6	10	原神	-13％	26％
7	8	キャンディークラッシュ	-25％	-2％
8	9	コインマスター	63％	-1％
9	5	崩壊：スターレイル	-21％	-25％
10	12	ガーデンスケイプ	-42％	-10％
11	6	逆水寒	-80％	-37％
12	19	クラッシュ・オブ・クラン	21％	38％
13	11	Pokémon GO	-37％	-24％
14	21	ホワイトアウト・サバイバル	-3％	41％
15	14	Call of Duty: Mobile	-2％	0％
16	16	モンスターストライク	16％	9％
17	15	ホームスケイプ	-14％	-7％
18	23	リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト	-3％	21％
19	24	タウンシップ	27％	4％
20	18	リネージュM	8％	8％
21	20	三國志 真戦	-9％	-6％
22	22	フィッシュダム	-17％	-3％
23	25	エボニー - 王の帰還	-10％	2％
24	29	Garena Free Fire	-5％	3％
25	49	eFootball 2024	8％	48％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない
※最新版のデータを参照しているため，過去記事と順位が異なることがある

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　長きにわたって首位を維持している「王者荣耀」の収益が伸び悩む一方で，2位の「MONOPOLY GO!」は前期比で22％の増収を達成した。上のグラフでは，両者の差はほとんどなくなってきている。


　「原神」はVer.4.2アップデート「罪人の円舞曲」（関連記事）のタイミングで収益を伸ばし，10位から6位まで順位を上げた。5位から9位まで順位を落とした「崩壊：スターレイル」とは対照的だ。
　崩壊：スターレイルのリリース後しばらくは，そのあおりを受けて原神の収益は大きく減少していたが，新地域「フォンテーヌ」の実装以降は，だんだんとプレイヤーが原神に回帰しているのかもしれない。


　「ホワイトアウト・サバイバル」は前期比41％の増収を達成し，これはTop25のタイトルで2番目のパフォーマンスだ。本作は氷原を舞台にした4X（探検，拡張，開発，殲滅）ゲームで，2023年2月にリリースされた。4月〜6月のランキングで49位，7月〜9月のランキングで21位と着実に成長し続けており，今期は14位にランクインしている。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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