KONAMIのアーケードゲームの各タイトルで,全国No.1を決める公式大会
「KONAMI Arcade Championship 2013」(以下,KAC)の決勝大会が,東京・六本木にある東京ミッドタウンホールにて,2013年12月21日と22日に開催された。本稿では,約15万人が参加した予選ラウンドを勝ち抜いてきた凄腕プレイヤー達により,大いに盛り上がったKAC2013初日の模様を,写真とともにお伝えしていこう。
決勝会場となった六本木の東京ミッドタウンホール
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会場にはKONAMIスタイル出張版が出店されており,グッズが販売されていたほか,コンポーザーの握手会も行われていた
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会場には昨年行われたKAC2012のチャンピオン達の写真が展示されていた。また抽選でKAC2013オリジナルe-AMUSEMENT PASSが当たる企画も開催されていた
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会場内の様子。午後には満員となりBEMANIブース付近はほとんど動けない状態だった
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王者奪還なるか,それとも2連覇を達成できるか。歴代のチャンピオン達がスーパープレイを魅せた「GITADORA」シリーズ決勝戦
この日,最初の競技種目となったのは,ギターとドラムを使って楽曲を演奏する「
GITADORA」シリーズの
「GuitarFreaks」部門だ。本作はギターの弦に見立てた5つのボタンを押しながら,ピックを上下に動かすことでギターの演奏感を楽しめるリズムゲーム。
大会のルールは予選ラウンドを勝ち上がった16人によるトーナメントで,対決楽曲はGITADORAシリーズプロデューサーの
まっする氏と人気コンポーザー
泉 陸奥彦氏が,それぞれくじを1枚ずつ引いて決定。参加者は,選ばれた楽曲を演奏して,そのトータルスコアで競っていく。
本作はコンボによる加点と,演奏中にギターを動かすことでボーナススコアを得られる「WAILING BONUS」をいかに両立させるかが勝利の分かれめとなるため,できる限りミスを減らすことが重要となる。
1つのミスも許されない非常に大きなプレッシャーがかかる場面を乗り越え,ベスト4の舞台にまで上り詰めたのは,
S.ランチャー(株)選手,
ぴこ選手,
台湾産たまごin宮崎選手,
讃岐うどん屋さん選手だ。
GuitarFreaks部門,決勝進出選手達
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解説を務める,GITADORAのプロデューサーまっする氏(中央)と泉 陸奥彦氏(右)
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準決勝1回戦はS.ランチャー(株)選手とぴこ選手の対決。楽曲は,「overviews」(MASTER),「クリムゾンゲイト」(MASTER)となった。ミスが少なく,終始安定したプレイで2曲とも勝利したぴこ選手が決勝へと駒を進めた。
準決勝2回戦に名を連ねたのは,台湾産たまごin宮崎選手と讃岐うどん屋さん選手。奇しくも食べ物の名前を使って出場した両名の対決楽曲は「Arena Sexarboris」(EXTREME)と「Crazy blooms」(MASTER)だ。
「Arena Sexarboris」の難所と言われる部分をうまくこなし,アドバンテージを得た台湾産たまごin宮崎選手に対し,讃岐うどん屋さん選手は「Crazy blooms」(MASTER)でフルコンボを達成し,見事逆転勝利を収めて決勝へ進出した。
決勝に上がったぴこ選手と讃岐うどん屋さん選手による最終戦の楽曲は,「白虎転生録」(MASTER)と「MODEL FT3」(MASTER)だ。泣いても笑っても最後の戦いとなるこの勝負は,過去にチャンピオン経験があるぴこ選手がその強さを見せつけ,讃岐うどん屋さん選手を圧倒し,KAC2011から2年ぶりとなるKAC2013のチャンピオンの座に返り咲いた。
決勝戦に挑むぴこ選手。プレイする姿は緊張を感じさせず,ノリノリで大会を楽しんでいたように見えた
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KAC2013 GuitarFreaks部門優勝のぴこ選手。「社会人になり時間は取れなくなってきましたが,次回もあるならぜひ参加して盛り上げたいです」
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続いての競技種目もGITADORAシリーズで,2つのバスと7つのドラムパッドを叩き,ドラムの演奏を楽しめるリズムゲーム
「DrumMania」の決勝大会が開催された。
基本的なルールはGuitarFreaksと同様に,16人制のトーナメント形式で,まっする氏と,ゲームミュージックの作曲家である
肥塚良彦氏が,その場で引いたくじにより楽曲を決定し,それを演奏してスコアを競い合うというもの。GuitarFreaksとの違いは「WAILING BONUS」がない代わりに,手と足の両方を使って演奏をこなす必要があるので,かなり忙しい操作を要求される点だろう。
GuitarFreaks部門に負けじと,DrumMania部門でもハイレベルなプレイが披露され,フルコンボを達成するプレイヤーの技術力と精神力の強さに,ギャラリーから歓声が沸き起こる。そんな激戦を制してベスト4に上がってきたのは,
TRAINMAN選手,NKN-FAL選手,MISTER.S選手,LEABLAST選手の4名だ。
DrumMania部門,決勝進出選手達
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DrumMania部門解説,まっする氏(中央)と肥塚氏(右)
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準決勝1回戦はTRAINMAN選手とNKN-FAL選手の対決。楽曲は「白虎転生録」(MASTER)と「お米の美味しい炊き方,そしてお米を食べることによるその効果。」(EXTREME)となった。
2連覇に向けて突き進むNKN-FAL選手が「白虎転生録」で大きく差をつけたが,TRAINMAN選手も負けじと「お米の美味しい炊き方,そしてお米を食べることによるその効果。」で勝利を収める。互いに1勝1敗という均衡した勝負となったが,2曲の合計点でNKN-FAL選手が上回り決勝に駒を進めた。
準決勝2回戦にはKAC2011覇者のMISTER.S選手とLEABLAST選手が進出。圧倒的な内容で勝ち進んできた2人が対戦する楽曲は「Fly with me」(MASTER)と「Mother Tree」(MASTER)。
MISTER.S選手が「Fly with me」で勝利するも,LEABLAST選手が「Mother Tree」で勝ち星を上げ,合計点でわずかに上回ったMISTER.S選手が勝者となり決勝進出を決める。
決勝は,KAC2012の覇者NKN-FAL選手と,KAC2011の覇者MISTER.S選手の対決となり,リベンジを果たすか,はたまた2連覇を達成するか,まさしく決勝にふさわしいカードとなった。これを締めくくる課題曲は「Last Song」(MASTER)と「memento mori -intro-」(MASTER)で,どちらも難度9以上を誇る高難度楽曲だ。しかし,決勝というだけあってそんな難度はものともせず,
MISTER.S選手が着実にコンボをつなげていき,2曲とも勝利を収めてチャンピオンに返り咲いた。
KAC2013 DrumMania部門優勝のMISTER.S選手。「去年負けたのが本当に悔しかったので,今年はリベンジできて嬉しかったです」
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謎の楽曲の登場で会場が沸いた「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」
次に行われたのは,6つのボタンと2つのアナログデバイスを操作し,音楽にエフェクトをつけて演奏を楽しむ「
SOUND VOLTEX II -infinite infection-」部門。こちらは16人のトーナメント形式で,対戦するプレイヤー同士が互いに1曲ずつ課題曲を出し,2曲の合計点を競い合う。
ここでも,1回戦から非常にハイレベルな戦いが繰り広げられ,ギャラリーも息を呑む接戦の連続が繰り広げられた。決勝へ進出したのは,先ほどのGuitarFreaks部門で優勝したぴこ選手こと
PICOLTEX選手と,最強プレイヤーと称される
XD2.BOT選手の2名だ。
SOUND VOLTEX II -infinite infection-部門の決勝進出選手達
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解説は本作のプロデューサーDJ YOSHITAKA氏(左)とサウンドディレクターのCody氏(右)
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決勝戦はPICOLTEX選手が「VALLIS-NERIA」(EXHAUST),XD2.BOT選手が「Ganymede kamome mix」(EXHAUST)を選曲。「VALLIS-NERIA」は画面回転が多く,かなり癖のある楽曲だが,XD2.BOT選手は難なくULTIMATE CHAINを達成し,会場を沸かせる。続けて「Ganymede kamome mix」でも難所と言われる高速連打地帯をクリアし,2曲とも勝利を収めた。
課題曲をプレイし終えると,ゲーム画面には「?????」と表示されて謎の楽曲が登場。サウンドディレクターのCody氏から「KAC2013オリジナル楽曲コンテスト」で最優秀賞を受賞した楽曲
「Bangin'Burst」と「For UltraPlayer」の2曲で対決をしてもらうというサプライズが発表され,会場の盛り上がりは最高潮を迎えた。
KAC2013オリジナル楽曲コンテスト最優秀賞の1曲目は,かめりあ氏作曲の「Bangin' Burst」
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2曲目は,cosMo@暴走P氏作曲の「For UltraPlayers」
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KAC2013オリジナル楽曲コンテストの受賞曲は,
2つとも難度16と,今まであった最高難度の15を上回る設定だ。難解なアナログデバイスの動きに加え,無数に降ってくるボタンの連続にギャラリーから驚きの声があがっていた。
しかし,決勝進出者の2名は,これらをあっさりとクリアし,会場からは拍手が巻き起こる。試合結果は,両曲ともに勝ち星を上げ,合計4曲すべてで勝利するという,
完璧な内容をみせつけたXD2.BOT選手が優勝の座に輝いた。
完全初見の状態で高難度の楽曲に挑むPICOLTEX選手とXD2.BOT選手。同楽曲はトッププレイヤーが「難しすぎる」とうなるほどの難度だ
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KAC2013 SOUND VOLTEX II -infinite infection-部門優勝のXD2.BOT選手。「本当に好きなゲームで優勝できたのは嬉しい。来年もKACがあるなら是非参加したいです」
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新たな女王の誕生に会場から祝福の声が響いた「DanceEvolution ARCADE」
ゲーム画面の振り付けを真似することにより,誰でもダンスを楽しめる「
DanceEvolution ARCADE」。本部門では,予選を勝ち上がった11人がそれぞれ1曲をプレイし,ダンス審査員である
SAM氏,
ARISA氏,
TAiCHi氏が評価していくという,リズムゲームの中でもかなり特殊なルールが採用されている。
スコアが優先されるのはもちろんだが,会場のオーディエンスや審査員の目に止まるような踊りを披露することも重要なので,楽曲のイメージを失わず,かつ派手な動きで踊れるかがポイントとなった。
DanceEvolution ARCADE部門の決勝進出選手達
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ダンス審査を務める,SAM氏(左),ARISA氏(中央),TAiCHi氏(右)
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決勝に勝ち上がったのは
aiすくりぃむ.i選手,おると★選手,Ace★Uw選手,Airyn選手,AC選手の5人。最終戦というだけあり,プレイヤー達の気迫が伝わるプレイの連続に,会場のボルテージも上がっていく。ギャラリーが楽曲に合わせて手拍子を叩き,それに応えるようにプレイヤーが動くのは本作ならではの光景だろう。参加者全員が見事なダンスを披露する中で,準決勝を1位で通過し,決勝でも
華麗な動きで観客を盛り上げたaiすくりぃむ.i選手が優勝を果たした。
決勝戦のプレイヤー選曲リスト
iすくりぃむ.i選手「HIGHER」
おると★選手「FLOWER」
Ace★Uw選手「Brave」
Airyn選手「Chu☆Chu☆Tonight by VENUS」
AC選手「Follow Tomorrow」
唯一の女性プレイヤーであり,観客や審査員を惹きつけるダンスを披露してくれたaiすくりぃむ.i選手
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KAC2013 DanceEvolution ARCADE部門優勝のaiすくりぃむ.i選手。「憧れの舞台で踊れて,しかも優勝できるなんて最高の気分です」
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すべての種目が終了し,表彰式やスペシャルトーク,ライブが行われたところで,KAC2013の初日は閉幕。スペシャルトークでは,SOUND VOLTEXチームの面々が舞台に上がり,KAC2013オリジナル楽曲に関するコメントを述べたほか,12月25日に発売される
dj TAKA氏のアルバム「True Blue...」の告知を行った。またスペシャルライブでは,泉氏がベストアルバムの制作について発表し,ファン達からは喜びの声があがった。
スペシャルステージには,SOUND VOLTEXチームが登場。左2番目から,dj TAKA氏,Cody氏,Cosmo@暴走P氏,PHQUASE氏
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スペシャルステージのライブでは,泉氏,96氏,肥塚氏,Akhuta氏のGITADORAチームが全4曲を生演奏した
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なお会場では,最新BEMANIシリーズの「
ミライダガッキ」の予選から決勝までを行うエキシビション大会のほか,「
クイズマジックアカデミー賢者の扉 Season2」や「
スティールクロニクル VICTROOPERS」など,人気タイトルの決勝大会も開催されていた。
表彰式前には主催者の沖田勝典氏より挨拶が行われた
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エキシビション ミライダガッキ部門,BEMANImaster部門優勝のほしケチ氏。「今まで2位が多く,ようやくトップを取れることが達成できて本当に嬉しかったです」
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オンラインで本格的なクイズ対決が楽しめるクイズマジックアカデミー賢者の扉 Season2の決勝大会の様子。イベント最後には新作 「クイズマジックアカデミー 天の学舎」が発表された
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別フロアでは「モンスター烈伝 オレカバトル」のイベントが開催されており,こちらはほかのイベントとは打って変わって,たくさんの子供達の姿が見受けられた
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