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「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは
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印刷2018/10/30 12:30

インタビュー

「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは

 ゲーマー向けPCのGALLERIAを展開するサードウェーブは,今年もeスポーツ大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP 2018」(GGC 2018)を開催した。今回の競技種目は「Counter-Strike: Global Offensive」(CS:GO)の1タイトルで,大会を制したSCARZ Absoluteは,2つの国際大会「ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO ASIA 2018」「第10回 eスポーツワールドチャンピオンシップ」(IeSF)への切符を手にしている。

 eXTREMESLAND 2018に関しては4Gamerでもレポート記事を掲載しているが(※関連記事),このイベントの会期中,サードウェーブのeスポーツ事業を担当する早船淳司氏に話を聞く機会が得られた。“Road to World”を掲げ,トッププレイヤーを世界を送り出す同社の取り組みを中心に話を聞いたので,本稿で紹介しよう。

サードウェーブ eスポーツ顧問 早船淳司氏
画像(001)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは

「eXTREMESLAND 2018」取材記事

「GALLERIA GAMEMASTER CUP 2018」取材記事



eXTREMESLANDに日本から計4チームの選手を招待

長期的な視点で国内のCS:GOを盛り上げる


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。
 早船さんは,現在のサードウェーブでどういったお仕事をご担当されているのでしょうか。

サードウェーブ 早船氏(以下,早船氏):
 自分は今から2年くらい前に,当時サードウェーブが力を入れ始めていたeスポーツに取り組むべく入社しました。現在は弊社におけるeスポーツ関連の顧問を務めており,具体的にはGGCやeXTREMESLAND,海外のIPホルダーとの交渉,そしてeスポーツ施設の「LFS(ルフス)池袋」などの仕事をしています。

4Gamer:
 GGCを制してeXTREMESLANDに出場したSCARZ Absoluteですが,残念ながらグループステージ敗退という結果に終わってしまいました。チームを送り込んだサードウェーブとして,感想はいかがですか。

早船氏:
 グループステージの対戦相手だったNASR(アラブ首長国連邦)やD13(モンゴル)は,事前予想やオンライン戦績などを見る限り,SCARZ Absoluteにとって格下の相手でした。SCARZ Absoluteは昨年のeXTREMESLANDにも出場しており,十分な経験と実力があるので期待していたのですが,1勝もできず非常に残念です。
 個人的には,SCARZ Absoluteが序盤のラウンドを先制されたとき,いつもならお互いに励ますなど,すぐさま次に切り替えられたと思うのですが,そのまま落ち込んでいたように見えました。少し緊張していたのかもしれません。

SCARZ Absolute ※写真はGGC公式サイトより引用
画像(002)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは

4Gamer:
 FPSに限らず多くのトッププレイヤーが語っていますが,国際大会という大一番で普段どおりの実力を出し切るのは本当に大変ですよね。

早船氏:
 SCARZ Absoluteは国際大会の出場経験も多いですが,それだけに,実力を出し切れなかったという事実にショックを受けていると思いますよ。
 ただ,ほかの出場チームも,それぞれの国で切磋琢磨しているなかの精鋭です。勝負の世界は何が起こるか分かりませんし。SCARZ Absoluteは11月にも国際大会のIeSFが控えているので,今回の経験を活かし反省するところは反省し,気持ちを切り替えて頑張ってほしいと思います。

4Gamer:
 そういえば今回の上海遠征には,GGCのプレイオフに進出した4チームの内,2〜4位の選手全員をサードウェーブが招待されているんですね。これには驚かされました。

早船氏:
 GGCで敗退してしまったチームも,本気で日本一を目指していたことに変わりはないと思うんです。今回自分たちが届かなかったアジアの大舞台で,どういった選手がどのような戦いを繰り広げるのかを目の当たりにし,上海の空気を肌で感じることには大きな意味があると思うんですよ。なので今回は,ちょっと大盤振る舞いをしてみました(笑)。

4Gamer:
画像(003)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは
 プロを目指す多くのチームは,海外大会の空気に触れることの重要さを理解しているでしょうけど,実際にはコストなどの問題でなかなか踏み切れないと思います。この部分をサードウェーブがサポートしているのを見て,長期的な視点でeスポーツを盛り上げようとしているんだなと個人的に感じました。

早船氏:
 ありがとうございます。
 プレイオフに進出した4チームは,普段はお互いにライバルですが,SCARZ Absoluteが敗退したときは彼らにとってもショックだったみたいです。今回の遠征に参加して彼らも奮い立ったと思いますし,今後は彼らも一層がんばってもらい,国内のCS:GOを盛り上げていってほしいですね。

4Gamer:
 現在の国内におけるCS:GOの盛り上がりに対して,どういった印象をお持ちですか。

早船氏:
 先日のGGCの盛り上がりなどを見ても,CS:GOはFPSのコアプレイヤーに着実に浸透していると感じます。このタイトルを採用した大規模な国内大会は多くありませんが,それだけにGGCにはすごく期待してくださっています。「サードウェーブさん,もっとたくさん大会とかリーグとか開催してください!」という声も多くいただいてますよ。


サードウェーブがGGCでCS:GOに注力する理由


4Gamer:
 今年で2回目を迎えたGGCですが,イベントとしての手応えはいかがですか。

早船氏:
 GGCを立ち上げるにあたり,日本のトッププレイヤーを世界に送り出し,存分に活躍してほしいという思いを込め「Road to World」というスローガンを掲げました。今年のGGCはCS:GOの1タイトルだけですが,その勝者であるSCARZ AbsoluteはeXTREMESLANDとIeSFの2つの国際大会に出場します。GGCを通じて世界を目指すという取り組みは,着実に前進しているでしょう。

4Gamer:
 1年前にサードウェーブがGGCを立ち上げた当時,どういった経緯でパートナーにeXTREMESLANDを選び,競技タイトルとしてCS:GOに白羽の矢を立てたのですか。

GGC 2018の様子 ※写真はGGC公式サイトより引用
画像(004)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは

早船氏:
 先ほども申し上げたとおり,自分がサードウェーブのeスポーツ担当になった頃,「Road to World」にふさわしいタイトルや,海外のeスポーツ大会を探していました。そのときにBenQさんからeXTREMESLANDの話を聞いて意気投合したのが,直接のきっかけです。

 より具体的にいうと,eXTREMESLANDが採用するCS:GOは,競技性の高さという面においてFPSのなかでもトップクラスです。コアプレイヤー間はで大きく盛り上がっており,世界大会も数多く開催されています。
 一方で,当時の日本では他のメーカーさんはCS:GOの大規模な大会を実施されていませんでした。「日本でCS:GOを頑張って成果を出せば,GGCを通じて世界に出られる」といった流れを作りたいと考えたんです。

4Gamer:
 GGCとしては,CS:GOの1タイトルだけに厳選しているわけではないと思うのですが,今後の採用タイトルはどのように決めるのでしょうか。

早船氏:
 そうですね。昨年開催した第1回のGGCでは,CS:GO以外にも「World of Tanks」「フィギュアヘッズ」も採用していました。来年の競技種目は決まっていませんが,CS:GO以外のタイトルを採用する可能性も十分にあると思いますよ。

4Gamer:
 CS:GOをこれだけ盛り上げられるサードウェーブなら,たとえば「PUBG」「LoL」「Overwatch」といったタイトルで本格的なeスポーツ大会を開催したら……と,思わず期待してしまいます。

早船氏:
 それらのタイトルは,すでに他社さんが本腰を入れて大会やリーグなどを開催されていますからね(笑)。
 そういった展開が行われているタイトルに,同じアプローチでサードウェーブが踏み込むのはどうかと思います。自分たちとしては,やはり「Road to World」のコンセプトに合致するタイトルが理想で,今だとやはりCS:GOになりますね。


今年6月にはJeSUに正式加盟

eスポーツに関係する幅広い分野に取り組む


4Gamer:
 サードウェーブは2018年6月に,一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)への正式加盟を行いましたが(※プレスリリース),こちらの経緯について教えてください。

早船氏:
 もともとサードウェーブは,日本eスポーツ協会(JeSPA)のオフィシャルスポンサーを務めていました。ご存じのとおり,JeSPAとe-sports促進機構,日本eスポーツ連盟(JeSF)の統合によってJeSUが誕生したわけですが,先方とのつながりはずっと残っていたんです。そういったこともあり,2018年6月に正式加盟の発表をさせていただきました。

4Gamer:
 今回のJeSUへの正式加盟は,サードウェーブのeスポーツ展開に何かしらの影響を与えるかどうかが気になります。

早船氏:
画像(005)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは
 実は,もう影響が表れているんですよ。今回のGGC優勝チームはIeSFにも出場しますが,これはJeSUさん経由で来た依頼なんです。eXTREMESLANDと開催時期が近かったため,出場チームを兼ねることにしました。

4Gamer:
 では,JeSUが扱っているeスポーツのタイトル,たとえばFPSだと「レインボーシックス シージ」「コール オブ デューティ ワールドウォーII」を,今後のGGCなどで扱う可能性はいかがでしょうか。

早船氏:
 JeSUさんは日本のIPホルダーのタイトルを多く採用しており,これらを世界に広めたいという考えもあるでしょう。それがGGCの「Road to World」にマッチすれば,サードウェーブがお手伝いするのは理にかなっていると思います。もちろん,弊社が推し進めるGALLERIAはゲーマー向けPCのブランドであり,PCゲームの優先度が高い部分はあると思いますが。

4Gamer:
 サードウェーブはGGC以外にも,eスポーツのビジネスを幅広く展開していますね。

早船氏:
 ええ。ひとくちに「eスポーツ」といっても色々な活動があるわけです。たとえば弊社にとって今年一番の大きな動きはLFS池袋のオープンでしたが,これは単体の店をオープンしただけの話ではありません。この店舗を管理しているE5 esports Worksはイベントの運営にも特化しており,そのノウハウはGGCの運営等,別プロジェクトにも活かされています。
 今年4月に弊社は発表会を開催し,榎本(※取締役副社長 榎本一郎氏)がeスポーツを取り巻く企業をつないだ“エコシステム”を提唱しています(※関連記事)。GGCは,そのエコシステムのなかで,最も尖った部分として推進していきますので,ぜひ今後もご期待ください。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

画像(006)「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催したサードウェーブのキーマンにインタビュー。“Road to World”を掲げる同社のeスポーツ展開とは

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[2018/10/22 17:07]
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[2018/10/01 14:31]

「GALLERIA GAMEMASTER CUP」公式サイト

  • 関連タイトル:

    Counter-Strike: Global Offensive

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