Gamescom会場のスクウェア・エニックスブースにおいて,Gas Powered Gamesが開発する「
Supreme Commander 2」がプレイアブルな状態で展示されていた。2007年にリリースされた前作「
Supreme Commander」は,Armored Command Unit(ACU)と呼ばれる巨大なロボットが,移動式のベースとして機能するというユニークな仕様のRTSで,さまざまなテクノロジーを発展させながらロボットを何百体も生産し,広大なマップで激しい戦闘を行うという,1997年の「Total Annihilation」を彷彿とさせる物量が魅力的な作品だった。
ただ,RTSのコアファンを意識し過ぎたためかゲーム性は非常に複雑で,広大なマップのためになかなか決着がつかないなどの問題点もあり,Supreme Commanderは大きな成功とはならなかった。そういった反省点をもとに,より取っ付きやすいゲームに改良されたのが,2010年にPC及びXbox 360で発売予定のSupreme Commander 2というわけである。
展示されていたデモでまず気付いたのは,グラフィックスの向上と共にHUDが非常に洗練されたものになり,ゲームとして非常に見栄えの良いものになったことだ。前作では,まるで空中に浮かぶロボットのコクピットから下界を見回しているような,ゲーム画面の周囲を覆ってしまっているHUDが邪魔で,実際のゲーム画面が広大なマップとは対照的に狭く感じられていた。モニター2枚でのゲームプレイをサポートしていたが,むしろ1台では非常にプレイしづらかったのだ。
今回は,マップ全体を見渡せるほどにズームアウトする機能は残されているが,逆に非常に近くにまでカメラを寄せることも可能で,バトルフィールドが格段に見渡しやすくなっている。また,ソフトシャドウやグローバル・イルミネーション効果など,グラフィックス技術もなかなかのものを使用しており,最近のRTSと比較しても遜色のないものに仕上がっている。
何通りものリサーチによるカスタマイズや,個々のユニットが勝ち抜いていくことでベテラン化していく機能,そして何より広大なマップなどの,Supreme Commanderらしさを残しつつ,Supreme Commander 2はより遊びやすいゲームに進化している。デモでは,100程度のユニットが入り乱れて激しい戦闘が行われても,フレームレートが落ちることもなく,すでにかなり安定している印象さえ受けた。まだ,前作から25年後のストーリーということ以外,新作に関しての詳細は発表されていない状態だが,発売が近づくにつれ,さまざまな情報が公開されていくことになるだろう。