［TGS 2007＃66］「WarRock」予選トーナメント決勝戦が開催，果たして優勝チームは？

　ゲームポータルサイト「Lievo」でサービス中の，オンライン専用FPS「WarRock」で，初の世界大会が実施されることは既報のとおり。12月1日に韓国で開催される世界大会は，日本，韓国，アメリカ，ベトナム，ドイツの5か国の代表が参加するという大規模なものだ。
　この世界大会への切符を懸けた国内予選には，なんと105クランが参加し，オンライン上での予選トーナメントが開催されてきた。そして本日（9月22日），東京ゲームショウ2007の会場で，見事に勝ち上がった8クランによる予選トーナメント決勝戦が開催された。
　激戦をくぐり抜けて，TGS会場での予選トーナメント決勝戦に参加したのは，以下の8クラン。

・CLAN Tya
・TeamH
・Team:Japan
・Meteor Stream
・BLOOD_SOUL’S
・ジェダイ騎士団
・Escape
・†神器を求めし者達†

　テクモブースのLievoコーナーでは，10：30AMからこの8クランによる決勝トーナメントが開催され，午後からは3位決定戦と決勝戦が行われた。

　対戦形式は5対5によるクラン戦で，ゲームモードは爆弾設置の攻防を競う「ミッション」モード，ゲームマップは小規模戦用の「Cadoro」「Marien」の二つが用いられた。試合は「Cadoro」「Marien」「Cadoro」の順にマップを変更しての3ラウンド制で，2ラウンド先取したクランが勝ちとなる。
　戦車や戦闘機などの兵器が使用可能な中規模戦/大規模戦とは異なり，小規模戦では兵器が使用できないため，よりストレートにプレイヤーの技量が試される。参加クランのチーム構成は，対人戦に強い戦闘兵と，治療ができる衛生兵を中心に，ワンポイントとして対人地雷の設置などが可能な工兵を組み込んだものが多かったようだ。

　午後の部，最初に行われた3位決定戦の組み合わせは，TeamHとEscape。実は今回の予選トーナメント決勝では，優勝クランが韓国での本戦に参加できるのではなく，上位4クランが，11月3日に開催される「日本代表決定戦」の出場権を獲得できるというもの。したがって，3位決定戦に参加した両クランは，この段階ですでに日本代表決定戦への出場が確定している。試合のほうは，2対0のストレートでTeamHの勝利となった。


　続く決勝戦に登場したのは，Team:Japanとジェダイ騎士団。Team:Japanは，前回のクラン戦トーナメント優勝という強豪だ。
　対するジェダイ騎士団が，Team:Japanを相手にどのような戦いを見せるのかに注目が集まったが，1ラウンドめは，前評判通りの強さを見せつけたTeam:Japanが危なげなく勝利。続く2ラウンドめでは，ジェダイ騎士団が粘りを見せ，Team:Japanがついにラウンドを落とすか？　という展開にまでもつれ込んだが，最後は地力を見せたTeam:Japanが勝利し，2対0のストレートで見事優勝を果たした。Team:Japanはメンバー同士の連携もさることながら，各人の技量が頭一つ抜けている印象だった。
　また，惜しくも敗れてしまったジェダイ騎士団だが，これで世界大会への切符を逃してしまったわけではない。今回はあくまで前哨戦で，本番は11月3日の日本代表決定戦だからだ。今回2位から4位までに入賞したクランはぜひ，打倒Team:Japanを目標に，さらに腕を磨いて代表決定戦に挑戦してほしい。
　最後に，優勝したTeam:Japanクランには，本作プロデューサー河野順太郎氏より，20万円分の商品券が，準優勝のジェダイ騎士団には10万円分の商品券がそれぞれ手渡された。うーん，うらやましい。

＜9月25日1：00AM頃，記事内容に誤りがあったため，該当箇所の記述を修正しました＞