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[TGS 2007#71]SF武侠MMORPG「ハルカ」とは? 開発元Chinese Gamer CEOインタビュー
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印刷2007/09/26 16:54

インタビュー

[TGS 2007#71]SF武侠MMORPG「ハルカ」とは? 開発元Chinese Gamer CEOインタビュー

妄想極限 カオティック・ブレイン -WONG-YI's stories-
 9月22日からクローズドβテストが実施中のMMORPG「ハルカ -WONG-YI's stories-」。本作の開発元であるChinese Gamer InternationalのCEO,Leu Shyue Sen氏が,東京ゲームショウ2007に合わせて来日していたので,本作について色々と話を聞かせてもらった。
 本インタビューを行った9月20日時点では,22日からのクローズドβテストに向けて準備が行われている段階で,ブースでの試遊ができなかったため,ゲームについてあまり突っ込んだ質問ができなかったのが残念だが,それでも武侠とSFが融合した本作の特徴がつかめる内容となっているのではないだろうか。ブースでのプレイレポートは[TGS 2007#29]でお伝えしているので,本作に興味を持った人は,ぜひそちらも合わせて目を通してほしい。

「ラブネマ」に続く2タイトルめをサービスするChinese Gamerとは?


Chinese Gamer International CEO Leu Shyue Sen氏(右),Interntional Affair Department manager Snowring-Cheng氏(左)
4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。
 Chinese Gamerのタイトルとしては,日本ではすでに「ラブネマ」がサービスされていますが,会社自体はまだあまり知られていません。まずはChinese Gamerとはどんな会社なのか教えてください。

Leu Shyue Sen氏(以下,Leu氏):
 こちらこそよろしくお願いします。
 弊社は2000年に創業し,主にオンラインゲームの開発と運営を行っており,その数は現在12タイトルに上ります。

4Gamer:
 それらはすべてPCゲームですか?

Leu氏:
 ええ,そうです。

4Gamer:
 そのすべてがオンラインゲームなんですね。

Leu氏:
 そうです。その中には,MMORPGはもちろん,女性向けゲームのラブネマや,ポーカーなどのテーブルゲームもあります。特定のジャンルだけではなく,さまざまな方向性のゲームを作るのが,弊社の開発方針です。MMORPGとしては,今回の「ハルカ」や前作の「金庸群侠伝」など,主に小説を元にしたものを開発しています。

4Gamer:
 なぜオリジナルのストーリーではなく,小説を元にしたゲームを作っているのですか?

Leu氏:
 もちろん,オリジナルのMMORPGも開発していますが,人気小説を元にしたゲームを開発することで,もっと多くの台湾のプレイヤーに自国のゲームを知ってもらいたいというのが理由です。
 また,ほかの多くの台湾のオンラインゲーム会社が,韓国や中国のゲームをライセンスして運営している中で,ほぼすべてのゲームを自社で開発/運営を行っているのが弊社の特徴です。

4Gamer:
 これまでにパッケージゲームを開発したことはあるのですか?

Leu氏:
 この会社を立ち上げる前,まだ4名のチームだったときにパッケージゲームを開発したことがありますが,いまはもうオンラインゲームのみです。
 今回発表したハルカは2006年から正式サービスを開始していて,最大で同時接続者20万人と,台湾でのこれまでの記録を更新しました。

4Gamer:
 ハルカがそこまでの大ヒットとなった要因はどこにあったと思いますか?

Leu氏:
 誰もがすぐに親しめるような,簡単なゲームシステムが受け入れられたのだと思います。ほかのMMORPGでは覚えることが多くて,ゲームに馴染む前に挫折してしまう人もいるかもしれませんが,ハルカではそんなことはありません。

香港の人気作家,黄易氏の小説を元にしたストーリー


4Gamer:
 原題である「黄易」というのは,香港の小説家ですよね。黄易氏の小説はすでに40冊以上出版されているとのことですが,ハルカではこれらの複数の小説の世界を繋ぎ合わせているのですか?

Leu氏:
 黄易氏の多くの小説の中でも一番人気があるのが,未来から過去に戻るというストーリーのもので,それがハルカのストーリーのベースになっています。ハルカには,「時空機」というタイムマシンがあり,それを使って過去や未来を行き来できます。

4Gamer:
 すべての小説から設定を取っているわけではないのですね。

Leu氏:
 そうです。実際には3冊の小説を元にしていて,今後はその中の1冊に登場する,現代の香港を実装する予定です。

4Gamer:
 ということは,現在台湾でサービスされているバージョンでも,実装されているのは,過去と未来の二つの時代だけなんですか?

Leu氏:
 そうです。現代の香港を舞台にしたマップは,11月に実装する予定です。

4Gamer:
 なるほど,アップデートにおいても小説のストーリーがベースになるということですね。
 では,ハルカのストーリーを簡単に教えてください。

Leu氏:
妄想極限 カオティック・ブレイン -WONG-YI's stories-
 プレイヤーが操る主人公は,時空機を開発した博士の依頼を受けて過去に向かったのですが,途中で事故が起こって時空機が故障してしまい,古代に取り残されてしまうのです。そこで主人公が未来へ戻ろうと起こすさまざまな行動が,現在の歴史へと繋がっていく,というのが大きな流れです。

4Gamer:
 プレイヤーが過去で行った事柄によって,その後の歴史が変わっていくんですか?

Leu氏:
 いいえ,そうではなくて,いまの歴史へとつながるきっかけを作ることになるのが,古代でのプレイヤーの行動なのです。

4Gamer:
 それはかなり大胆な設定ですね。ところで,さまざまな時代を行き来するというのがハルカの特徴ですが,ゲーム中でプレイヤーが操作できるのは未来人だけですか?

Leu氏:
 ええ,小説のストーリーを元にしていますので,主人公は未来人です。

4Gamer:
 例えば,古代人をプレイヤーキャラクターにするといった予定はないのでしょうか?

Leu氏:
 小説にそういったストーリーが追加されればその可能性はあると思いますが,いまのところは予定していません。

未来から過去へメカを持ち帰ったり,瞑想でスキルを身に付けたり


妄想極限 カオティック・ブレイン -WONG-YI's stories-
4Gamer:
 ところで,オートバイやロボットみたいな未来のものを,どうやって古代の中国で手に入れるのですか?

Leu氏:
 それは時空機に乗って未来に戻れるようになってから,未来で購入して,古代に持ち帰るのです。

4Gamer:
 そうだろうとは思っていましたが,あらためて聞かされるとやはり驚きますね。

Leu氏:
 確かに不思議に思われるかもしれませんが,かなりインパクトがあるでしょう? メインシナリオのストーリーとしては,あるNPCがプレイヤー達と同じように未来から過去へやってきて,未来から持ち込んだ機械で歴史を改変しようとするライバルになります。ですから,ゲームのシナリオとしてはそれほど不自然ではないと思います。

4Gamer:
 シナリオというのは,いくつかある中からプレイヤーが選択できるものなのですか? それとも一つの大きなシナリオを順にこなしていくことになるのでしょうか?

Leu氏:
 メインシナリオを一つ一つクリアしていくことになります。また,それとは別に,小さなクエストもたくさん用意してあります。

4Gamer:
 メインシナリオをこなす遊び方以外にも,例えばPvPもできるのですか?

Leu氏:
 PvPももちろん可能です。とはいえ,台湾ではPvPサーバーと一般サーバーの2種類のサーバーを用意していて,一般サーバーでは,無差別にほかのキャラクターを攻撃するとペナルティを受けます。

4Gamer:
 対人戦はあくまでおまけ要素で,メインとなるのはやはりシナリオであると。ゲームシステムでもう一つ気になるのは「瞑想」システムですが,これはどういったものですか?

Leu氏:
 中国における武侠の世界では,強い人は常に瞑想によって力を身に付けています。ゲームの中では,武功を身に付ける際に武功ポイントを使用するのですが,そのポイントが瞑想によって得られるのです。

4Gamer:
 瞑想というのは,ログアウト中に行うのですか? それとも,ログイン中に瞑想したキャラクターを置いておく必要があるのですか?

Leu氏:
 ログイン中に瞑想する必要があります。小説の中では,ほとんどの登場人物が瞑想によってスキルを身に付けます。ですから,ほかのMMORPGのように,戦闘だけでスキルを身に付けるのでは,小説のイメージとは離れてしまいますよね。それに,プレイヤーがちょっと疲れてしまったときは,瞑想をしてPCの前から離れることもできますし。

4Gamer:
 では,戦闘を通じてレベル上げをするだけでは,スキルは覚えられないのですか?

Leu氏:
 戦闘によってレベルアップすると,ステータスが上がって強くなるのはもちろんですが,武功ポイントも得られますので,瞑想はあくまで補助的なものだと考えてください。

4Gamer:
 未来人であるプレイヤーも,瞑想でスキルを覚えられるというのは,いかにも本作らしい設定ですね。
 では次に,ハルカの生産システムについて教えてください。

Leu氏:
 生産はまず,採集機を使って材料を集め,それを元に武器や防具を作成できます。武器や防具はNPCから購入できますが,生産によって作成したもののほうが高性能になりますよ。

4Gamer:
 採集機というのは,どうやって手に入れるのですか?

Leu氏:
 最初の採集機はNPCからもらえますが,あまり性能がよくありません。より高性能なものは,有料アイテムとして販売されています。

4Gamer:
 採集機は,設置しておくと自動的に材料を集めてくれるのですか?

Leu氏:
 ええ,そうです。

4Gamer:
 では,採集機をセットしておいて,ほかの場所でモンスターの狩りなどもできるのですか?

Leu氏:
 いいえ,採集機の使用中は動けなくなるので,そういったことはできません。

4Gamer:
 それはちょっと残念。SWG(Star Wars Galaxies)のようにはいかないんですね。生産では,乗り物やロボットなども作れるのですか?

Leu氏:
妄想極限 カオティック・ブレイン -WONG-YI's stories-
 生産システムで作成できるのは,武器や防具などの装備品だけです。未来的な乗り物やロボットなどは,有料アイテムとして販売されています。とはいえ,乗り物は単に移動スピードが速くなるだけですし,有料アイテムでは高性能な武器や防具などは販売していません。有料アイテムを買わないと遊べないようなゲームバランスではありませんので,その点は安心してください。

4Gamer:
 古代中国をバイクで走り回れるゲームはちょっとほかにはありませんから,今から楽しみにしていますね。

海外サービスのトップとなる日本でもヒットさせる自信あり


4Gamer:
 ところで今回,ラブネマに続いてハルカをLievoでサービスしようと考えた決め手はどこにあったのでしょうか?

Leu氏:
 ハルカを日本でサービスするに当たって,複数のパブリッシャからアプローチがありましたが,当初心配していたのは,ハルカのようなオリエンタルな雰囲気のゲームが,日本で受け入れられるのか,という点です。しかしSeedCさんは,ゲームの世界観だけではなく,遊びやすいゲームシステムを前面に押し出してアピールしていこうという提案をして,私達の不安を取り除いてくれたのが決め手となりました。
 ハルカは,日本でのサービスが7番めの海外ライセンス契約となりますが,正式サービスが開始されるのは,海外では日本が最初です。それも,SeedCさんの熱心な働きかけのおかげです。

4Gamer:
 日本以外では,どのような国でサービスされる予定となっているのですか?

Leu氏:
 タイ,ベトナム,シンガポール,マレーシアなど,アジアが中心ですね。

4Gamer:
 その中でも日本が海外サービスのトップを飾るということですが,自信のほどはいかがでしょう?

Leu氏:
 日本では武侠モノのMMORPGの人気はまだこれからといった感じですが,ハルカをLievoでサービスすることは正しい選択だと考えていますし,まったく心配していません。

4Gamer:
 では,日本でもヒットさせる自信があると。

Leu氏:
 ええ,自信があります。

4Gamer:
 なんとも頼もしいですね。これからの運営に期待したいと思います。
 では最後に,ハルカをプレイしようと思っている人に向けて,一番アピールしたい部分を教えてください。

Leu氏:
 小説を元にした豊かなシナリオと,過去と未来を自由に行き来する世界観です。これをぜひ,多くの人に楽しんでほしいですね。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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