Thunderful Gamesがクトゥルフ系の2Dプラットフォームアクション，「Source of Madness」ほか2作のリリース時期を発表

　インディーズゲームを専門とするパブリッシャのThunderful Gamesが発売を予定している3作品のリリース予定時期が発表された。それぞれの最新トレイラーも公開されている。
　以下，各ゲームを短く紹介しておこう。

Source of Madness（発売予定時期：2022年5月11日）

　スウェーデンのCarry Castleが開発する「Source of Madness」（PC / Nintendo Switch）は，半年ほどにわたってアーリーアクセス版が公開されていた2Dのプラットフォームアクションだ。H.P.ラヴクラフト氏のクトゥルフ神話にインスパイアされた奇怪な世界「ロームランド」を舞台に，プレイヤーは新米の魔術師となってさまざまなクリーチャーと戦いながら，宇宙的恐怖の真相を暴き出していく。
　狂気の世界を表現するため，プレイするたびにマップが自動生成されるほか，モンスターの姿やアニメーションは，ニューラルネットワークを駆使したAIによって，プレイを重ねることで進化していくとのことだ。

Gigapocalypse（発売予定時期：2022年6月2日）

　「Gigapocalypse」（PS4 / Xbox One）は，Goody Punditというハンドルネームで活動を続ける個人ゲーム開発者による2Dの横スクロールアクションで，PC版は2021年11月にリリースされている。プレイヤーは，さまざまなスキルや見た目の怪獣「ギガ」となり，押し寄せる軍隊やスーパーヒーローなどを蹴散らしていく。ガンマンの暮らす西部劇風の町や，騎士団が守る中世の城塞都市，そして高層ビルが立ち並ぶ現代的な都市風景など，さまざまなロケーションで人々を恐怖のどん底に叩き込んでいこう。
　「たまごっち」にインスパイアされたという育成型のミニゲームも用意されており，卵からペットモンスターを育てて，破壊のお供として連れていくことができるほか，ギガの巣となる「おうち」をアップグレードしていくことも可能で，遊べる要素が多い印象だ。それぞれのステージの最後に登場するボスがどのようなものなのかも興味深い。日本語にも対応するという。

Swordship（発売予定時期：2022年9月）

　VRゲームを中心に経験を積んできたスイスのDigital Kingdomの新作となる「Swordship」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Nintendo Switch）は，「縦スクロールのシューティングゲームからシューティング部分を取ったらどうなる？」という発想で開発が進められてきた，「シュート・ゼム・アップ」ならぬ「ドッジ・ゼム・アップ（すべてを避けろ）」だ。レーザーやミサイルを撃ち込んでくる敵をかわし，迫ってくる爆発物や障害物を避けたりなど，瞬発力が求められるスリリングなアクションゲームになりそうだ。
　人々が海底でしか住めなくなった未来世界では，人口調整のために追放された人々が，輸送される物資を盗んでは逃走する盗賊になっており，プレイヤーはそんな盗賊のエースとして敵の追撃を振り切っていく。収集したアイテムで自機のアップグレードができるほか，マップは自動生成で，さまざまな気象効果も追加されるので，何度でも繰り返してプレイできるだろう。