14年ぶりのホラーADVシリーズ最新作「Pathologic 2」のPC版が，2019年5月23日にリリース。最新トレイラーも公開

　tinyBuild Gamesは，ロシアのIce-pick Lodgeが手がけるホラーアドベンチャー「Pathologic 2」のPC版を，2019年5月23日にリリースするとをアナウンスし，その最新トレイラーを公開した。


　2005年にリリースされた前作「Pathologic」は，1つのストーリーを3人のキャラクターの視点から追い，町に蔓延する疫病の真相を12日間かけて解き明かしていくというもので，深夜になると未達成だったクエストが消滅したままストーリーが進行していくというユニークなゲームシステムが，ロシアで高く評価された。
　そんな同作の開発チームが，Unityエンジンを使ったリメイク版のクラウドファンディングに成功したのは2014年のことだったが，2017年にはtinyBuild Gamesが販売権を獲得し，発売済みのHD版などとの混乱を避けるために，タイトルも「Pathologic 2」としてローンチされる運びになった。


　そんな「Pathologic 2」は，疫病の蔓延によって町一番の霊能者さえ死んでしまった田舎町が舞台となる。死んだ霊能者の代わりをすることになった主人公が，12日というゲーム内時間の中で，この疫病の真相を突き止めていくのだ。公開されたトレイラーは，子供にフォーカスした内容になっており，彼らとコミュニケーションを取ることで，何かしらの真実に行き着くことになるようだ。


　サバイバル要素はさらに煮詰められており，プレイヤーは体調を管理し，空腹，渇き，疲労に耐えながらも，少ない資源を求めて探索しなければならない。資源は空き家などで入手できる薬品や武器，食料といったものになると思われるが，村にはそうしたアイテムをトレードしてくれる人物もいるそうだ。
　しかし，時には相手を殺傷したり，盗み取ったりといったギリギリの状況に追い込まれることもあり，場合によっては非情な決断を下していかなければならない。


　すでにSteamストアページも公開されており，対応言語は英語とロシア語のみとなっている。2019年内のリリースを予定しているXbox One版については，Gearbox Publishingがリテール版の販売を手掛けるという。

「Pathologic 2」公式サイト