![]() |
舞台設定が1万年前の新石器時代となる本作。「ファークライ2」の日本国内キャッチコピーは「人はアフリカで野生に還る!」だったが,今回は最初から野生全開だ。ジャンルはFPS(ファーストパーソン・シューティング)というより,FPS(ファーストパーソン・ストーンエイジ)ではないだろうか。
試遊版で主人公が手にしていた武器は,弓矢,槍,棍棒など。もちろん銃器はないが,弓矢からは通常の矢に加えて火矢も放てる。プレイできたのは,一部エリアの探索と拠点への襲撃だ。
基本的な操作や採取といったシステムは「ファークライ3」から踏襲されており,獣からはクラフト素材が,植物からは薬品の原料が手に入る。ただ,獣からは皮だけでなく骨や肉といった素材も取れるように変化していた。今回のプレイでは骨を何かに使う場面はなかったが,刷新されているというクラフトシステムで役立つのだろう。なお,肉は連れ歩いている動物の回復アイテムとして使用できた。
色々な動物が登場する本作だが,主人公は四足獣を1頭と,鳥類を一羽連れ歩けるようだ。試遊版では四足獣がオオカミ,鳥類がフクロウとなっていた。
方向キーの上を押すと主人公が両手を組んで念じ,視点が空を飛ぶフクロウを後方から捉えたものに切り替わる(この様子は「Beast Master」トレイラーでも確認できる)。主人公とフクロウは,神秘の力でつながっているらしい。
フクロウは任意に操作でき,空を舞いながら敵陣などの偵察を行えるのが特徴だ。さらに,急降下攻撃で敵の殺害も可能。ただし,フクロウに死体を運んで隠すまでの力はないので,事後処理が問題となる。
オオカミは方向キーの右を押すと表示されるメニューから簡単な指示を出せるほか,敵との交戦中は自動で援護してくれる。
ファークライシリーズといえば,特徴的なのがフィールドを闊歩している動物達だ。今回のプレイではシカやヒョウなどと遭遇できた。せっかくなのでヒョウを狩ってみようと追ってみると,不意に画面上のレーダーから反応が消失。「おかしいな」と思いつつも直進すると,なんと脇からヒョウが飛び掛かってきた。
そう,今回の動物はアンブッシュ攻撃を仕掛けてくるのだ。恐らくこれは序の口で,旧作にはなかったさまざまなフィーチャーが動物達に用意されているのだろう。
銃器がないので,必然的に戦闘は白兵戦主体となる。至近距離の敵を槍で突いたり棍棒で殴ったりして倒すプレイは,銃火や爆発とはまた別種の迫力を感じられる。ちなみに筆者としては「銃器がないならステルスプレイに比重が置かれるだろう」と考えていたのだが,ステルス関連のシステムに大きな変化は感じられなかった。
「弓矢を持ち,動物を引き連れて戦う」という点では「ファークライ4」のシャングリラパートと似ているが,ファンタジックな要素がほとんどないため,プレイ感はまるで別物だ。敵のAIはできるだけ動き回るよう調整されているらしく,矢をうまく当てていくには相当のエイム能力が要求される。ただ,背中を見せて逃げ出す敵が多かったため,テイクダウンで仕留めるのは従来よりも簡単だった(もちろんこれは開発段階のAIなので,製品版でどうなるかは分からないが)。
時代が変わり,随所に面白い試みが散りばめられているファークライ プライマル。その試みがどのように結実するのか……今回の試遊では「仲間達と協力してのサバイバル」までは触れられなかったので,製品版に期待したい。
![]() |
























