![]() |
今回の公演では,栗田博文氏の指揮により,東京フィルハーモニー交響楽団が「モンスターハンター」シリーズの楽曲を演奏。またゲストとして,「歌姫」ことIkukoさん,和楽器ユニットの「HIDE+HIDE」,「モンスターハンター」オフィシャルギターユニット「BlackLute」が登場し,楽曲に彩りを添えた。
![]() Ikukoさんは,ゲーム内の歌姫を見事に再現していた |
![]() HIDE+HIDEとBlackLuteも演奏を披露した |
楽曲の合間には,「モンスターハンター」シリーズのプロデューサーを務めるカプコンの辻本良三氏が,この10年間を振り返るトークを披露した。その中で辻本氏は,歌姫のIkukoさんが「モンスターハンター2(dos)」からずっと参加していることを紹介し,「シリーズになくてはならない存在」と語っていた。
また「モンスターハンター4」のメインテーマ曲「旅立ちの風」については,同作の特徴でもある高低差のあるフィールドを表すべく,疾走感のある楽曲に仕上げたと説明した。
「モンスターハンター」シリーズ歴代コンポーザーのトークコーナーには,甲田雅人氏,柴田徹也氏,牧野忠義氏が登壇。
甲田氏は,シリーズを代表する楽曲「英雄の証」を作曲しているが,当初は民族音楽のような曲調にしようと考えていたという。しかし,開発中のゲーム画面を見たところ,表現されている大自然に圧倒され,より大きなスケールの楽曲にしなければならないと考えをあらためたそうだ。
柴田氏は,かつてシリーズのサウンドチームリーダーを務めており,シリーズ5周年記念として「狩猟音楽祭」を企画した人物である。しかしオーケストラコンサートを開催するとは言っても,当初は何から始めていいか分からず,周囲の力を借りて苦労しながら実現したとのことである。
牧野氏は,2006年に初めてオーケストラ演奏された「英雄の証」を聴いたことがきっかけで,カプコンへの入社を決めたと語る。一方,シリーズの楽曲制作に関しては,甲田氏や柴田氏から資料やデータなどの引き継ぎを受けたわけではなく,1人のプレイヤーとして感じる「モンスターハンター」らしさを表現することを重視しているという。
プログラムの最後には,Ikukoさんが歌う「モンスターハンター4G」の楽曲「礎の唄」が披露された。辻本氏はこの楽曲に関して,「これからも続いていく『モンスターハンター』の未来を感じ取ってほしい」とコメント。
続くアンコールでは,最後に「英雄の証」が演奏され,観客からの鳴り止まぬ拍手の中,狩猟音楽祭は幕を閉じた。
![]() |
そのほか会場では,狩猟音楽祭初の海外公演が,10月22日に台湾で開催されることも発表された。詳細は,公式サイトにて公開されている。
この台湾公演や,10月11日の「モンスターハンター4G」の発売を含め,「モンスターハンター」シリーズの10周年企画は,これからも続いていく。「モンスターハンター」シリーズのファンは,今後の情報公開に目を光らせておきたいところだ。
●「モンスターハンター10周年記念オーケストラコンサート〜狩猟音楽祭2014〜」東京公演 プログラム
1.狩人よ,前へ
2.ひとつの唄
3.旅立ちの風
4.太陽の集落/バルバレ
5.光蝕む外套/ゴア・マガラ 〜 剛き紺藍/ブラキディオス
6.千剣に巣食う者 〜 逆鱗に抗う者
7.海上の村,モガ 〜 碧 〜 港江にタンジア
8.海と陸の共震/ラギアクルス 〜 健啖の悪魔/イビルジョー
9.生命ある者へ
10.秘湯を求めて
11.閃烈なる蒼光/ジンオウガ
12.大風に羽衣の舞う 〜 嵐の中に燃える命
13.ポッケ村のテーマ
14.牙を剥く轟竜/ティガレックス 〜 闇に走る赤い残光/ナルガクルガ
15.獄炎の覇王/アカムトルム 〜 絶対零度/ウカムルバス
16.恵み深い人々の村
17.嵐に舞う黒い影/クシャルダオラ 〜 咆哮/リオレウス
18.黄金の鬣/ラージャン
19.動く霊峰 〜 勇者のためのマーチ
20.礎の唄
アンコール
1.目覚め
2.可愛いアイルー
3.英雄の証

























