スピーディなゲームプレイは昔のまま。リメイク版「Rise of the Triad」の開発者ビデオダイアリー第1弾が公開

　デンマークのInterceptor Entertainmentが開発が進めるFPS，「Rise of the Triad」の開発者ビデオダイアリー第1弾が公開された。2012年8月7日に掲載した記事でもお伝えしたとおり，Rise of the Triadは，1995年にリリースされた同名FPSのリメイク作品となる。

「Rise of the Triad」公式サイト

　オリジナル作品は，id Softwareの「Wolfenstein 3D」（1992年）の続編とすべく，3D Realmsによって制作されたが，さまざまな理由から独自IPのタイトルとしてリリースされることとなり，そのためか販売成績はイマイチだった。しかし，開発に当たってはid Softwareの看板デザイナーだったトム・ホール（Tom Hall）氏が3D Realmsに出向してゲームデザインを行っており，人気はともかく，いたるところでホール氏らしいジョークや，ゲームオタクっぷりが見られる秀作として，FPS黎明期の作品の中でも異彩を放っている。


　リメイク版の開発を行うInterceptor Entertainmentには，「DOOM」向けにリリースされたMOD「Return to the Triad」（ROTT）を制作したインディーズ開発者が多く参加しているらしく，ROTTファンにとっては楽しみだろう。映像を見る限り，コインを集めたり，トラップを避けて進んでいったりなど，横スクロールアクションをFPSにしたような要素が確認でき，スピーディでハチャメチャな雰囲気のゲーム性も健在のようだ。
　今のところ正確な日時は発表されていないが，Rise of the Triadは2012年内に「Steam」でダウンロード販売が行われる予定になっている。