仲間と冒険するもよし，自由気ままに遊ぶもよし。「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」マルチプレイの詳細をお届け

　いよいよ発売日の7月11日（土）まであと2日となった，ニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」。今回は，以前「こちら」の記事でも紹介した，シリーズ初対応となるマルチプレイの詳細をお届けしよう。



　本作のマルチプレイは，ニンテンドーDSのワイヤレス通信を使って最大4人まで同時プレイが可能だ。マルチプレイでは，プレイヤーの一人が“ホスト”となり，ほかのプレイヤーが“ゲスト”としてホストの世界を訪れるという仕組みになっている。
　ホストが「外の世界の仲間をぼしゅうする」ことで，ほかのプレイヤーはホストの世界に入れるようになる。


　本作のマルチプレイでは，ホストのゲーム内における旅の仲間の操作をほかのプレイヤーが担当するのではなく，それぞれのプレイヤーが遊んでいるゲームの主人公がホストの世界に集合するという形になる。
　人数に空きがあれば，ほかのプレイヤーはいつでもホストの世界を訪れることが可能。また，マルチプレイとはいえ必ずしも一緒に行動する必要はなく，ホストの世界で各プレイヤーが何をするかは自由だ。
　なので，マルチプレイに参加しているプレイヤー全員で一緒に冒険するのはもちろん，別々のダンジョンを手分けして攻略するといった遊び方もできる。とはいえ，ホストの世界にある大事なアイテムを，ゲストが勝手に取ったりはできないので安心してほしい。


　なおマルチプレイ時には，ホストのプレイヤーは「なかまをあつめる」というコマンドを使用できる。このコマンドを使うと，ほかのプレイヤーを自分のいる場所に呼び寄せられる。たとえば，その場にいる人だけでマルチプレイを開始して，冒険しながらほかのプレイヤーの到着を待っているようなときでも，ゲストプレイヤーが到着したら，すぐにホストの場所に呼んで一緒に冒険ができるというわけだ。


　「こちら」の記事で紹介した宝の地図のダンジョンなどは，入ってみるまでどんな構造でどんな敵が待ち構えているか分からない。マルチプレイなら，二人ずつ手分けして別々の場所を探索するなど，攻略の効率を上げることも可能だ。ちなみに，本作の完成披露発表会で上映されたムービーで明らかにされていたのだが，物語本編をマルチプレイで進めることも可能である。


　戦闘においても，「パーティ全員が主人公」というマルチプレイならではの利点がある。たとえば，主人公のみが使える特技「おうえん」は，パーティ内の“自分以外の誰か”のテンションを上げるという効果がある。テンションが上がると攻撃の威力が高くなるので，最大3人の「おうえん」効果を一人に集中させれば，テンションを一気に上げられるというわけだ。


　さらに，「おうえん」してもらった人がスキルの特技「ためる」を使うと，さらにテンションがアップして，驚異的な攻撃力の「スーパーハイテンション」状態になる。直接攻撃/呪文攻撃にかかわらず，同じ種類の攻撃を連続して成功させるとダメージ倍率が上がっていく「コンボ攻撃」といった要素もあるので，プレイヤー同士が息を合わせれば，一人では手こずるような強敵も倒しやすくなるだろう。


　そのほか，フィールド上で光っている場所には，アイテムとアイテムを掛け合わせてより優れたアイテムを生み出せる「錬金」に役立つアイテムが落ちていることがある。手に入りやすいアイテムはプレイヤーごとに異なっているので，マルチプレイで遊ぶと，自分の世界ではなかなか手に入らないアイテムが簡単に手に入る，なんてこともあるかもしれない。


　なお，以前「こちら」の記事でお伝えしたように，本作ではニンテンドーWi-Fiコネクションで毎週「追加クエスト」が配信される。
　マルチプレイでは，ゲストプレイヤーが持っていない配信クエストをホストが持っている場合，ゲストプレイヤーがマルチプレイを終了して自分の世界に戻るとき，そのクエストを“お持ち帰り”できる。つまり，ニンテンドーWi-Fiコネクションにつなげる環境がなくても，友達から配信クエストをもらうことが可能というわけだ。

「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」公式サイト

※画面はすべて開発中のものです。内容・仕様は実際の製品とは異なる場合があります