2009年3月28日の発売が決定した「
ドラゴンクエストIX 星空の守り人」。本作の大きな特徴の一つが,ワイヤレス通信機能を使った
「マルチプレイ」だ。今回は,ついに公開された本作のマルチプレイの詳細をお届けしよう。
マルチプレイはまず,一人が“ホスト”と呼ばれる招待者になって仲間を募集する。ほかのプレイヤーは“ゲスト”として,仲間を募集しているホストの世界に自由に参加できる。
仲間を集める場所は,もちろん「ルイーダの酒場」。ここで
「外の世界の仲間をぼしゅうする」を選ぶと通信を開始し,ホストとして友達を招待できる。また,ゲストとして参加する場合は,ルイーダの酒場で
「外の世界に旅立つ」を選ぶとこちらも通信開始。仲間を募集しているホストの世界に行ける。
もちろん,自由にキャラクターのカスタマイズができるので,集まってくる仲間の姿も多彩なものに。見たこともない装備のキャラクターが遊びに来ることもあるかもしれない。
ところで,以前ルイーダの酒場で冒険者にとって重要な役割を担う三人の女性を
紹介したが,今回もう一人の謎の存在が明らかになった。それが,天使の姿をした不思議な存在
「ラヴィエル」だ。
その正体はナゾに包まれているが,この人物が「異世界への扉」を開き,“外の世界”の仲間達を招き入れたり,“外の世界”へ旅立つための“窓口”となってくれるのだ。
マルチプレイでは,ホストとなったプレイヤーはゲストと一緒に,自分の世界で冒険できる。また,ゲストは自由にホストの世界を歩きまわれるので,ホストから離れて町の人に勝手に話しかけたり,仲間をみんな城下町の中に残して,一人で外に飛び出したりなんてことも可能。とはいえ,ゲストがホストの世界にある大事なアイテムを勝手に取ることはできないので,安心して仲間を募集しよう。
もちろん,モンスターとの戦いでも,マルチプレイならではの戦い方ができる。みんながバラバラに分かれて戦うことはもちろん,モンスターと戦闘中の仲間のところに加勢したり,ホストであれば遠くに離れた仲間を呼び出してバトルに参加させたりできる。
マルチプレイを楽しくする要素はまだまだある。今回はその中の二つを紹介しよう。
まず,マルチプレイで一緒に遊んだことのある友達を,
「思い出の仲間たち」として記録しておける。記録を見れば,その人の戦歴や一緒に冒険した時間などが分かるようになっている。
また,自分のキャラクターに,いろいろなアクションをさせることもできる。十字ボタンに決まったアクションを割り当て,Bボタンを押しながら十字ボタンを押すと,キャラクターがさまざまな仕草をしてくれる。マルチプレイのときは,友達同士でおしゃべりしながら楽しむだけでなく,こうしたキャラクターのアクションを使ったコミュニケーションもできるのだ。
さらに,こうした「しぐさ」はいろいろな場所に隠されているらしい。珍しい「しぐさ」を手に入れて,友達に見せて驚かせる,なんてこともできるかもしれない。
さて今回は,新たな職業と新モンスターの一部が公開されたので,最後に紹介しておこう。
旅芸人
多彩な芸で旅を盛り上げる、パーティのムードメーカー。
けっこう攻守のバランスもよく、芸人でありながらピンでの旅も得意とする。
旅芸人特有のスキルは「きょくげい」。
お得意のボケをかまして敵を笑わせ動きをとめたり、「火ふき芸」といった攻撃タイプの特技を覚えるぞ。
モーモン
牛みたいな毛皮の鳥系モンスター。でも攻撃するとコワい、悪魔の赤ちゃんモンスターだ。
ズッキーニャ
キュウリではなくカボチャ類の植物系モンスター。ヤリ攻撃がけっこうイタい。
タイガーランス
ルカニの呪文で相手の守備力を下げ、巨大なランスでいっきになぎ払う、恐ろしい魔獣。
ポンポコだぬき
“魔物界のダンスヒーロー”とも異名をとる華麗なダンスステップが特徴的。うっかりその踊りにさそわれると動きが封じられてしまう。
アーゴンデビル
相手を何度もひっかく攻撃が脅威。スリムな体で身のこなしも軽い。
※画面はすべて開発中のものです。内容・仕様は実際の製品とは異なる場合があります。