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●「Echoes of Aincrad」スペシャルイベント 登壇者一覧
松岡禎丞さん(キリト役)
戸松 遥さん(アスナ役)
黒沢ともよさん(エミルン役)
内山昂輝さん(レックス役)
加藤礼愛さん(劇中歌担当アーティスト)
理名さん(劇中歌担当アーティスト)
吉平 “Tady” 直弘氏(ポリゴン・ピクチュアズ)
二見鷹介氏(バンダイナムコエンターテインメント 「SAO」ゲーム総合プロデューサー)
マフィア梶田さん(MC)
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倒すべき敵は黒の剣士。キリトがPKとして追われるプロモーションアニメは110分超の大ボリューム
「Echoes of Aincrad」は,ライトノベル「ソードアート・オンライン」を原作としたアクションRPGで,2026年7月9日(Steam版は7月10日)に発売が予定されている。タイトルからも分かるように,舞台となるのは原作の第1部「アインクラッド編」だ。
アインクラッド編は,仮想世界に意識ごと没入できるフルダイブ型MMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」にて,キャラクターの死亡=現実の死となるデスゲームが描かれる。
脱出するには浮遊城「アインクラッド」のボスを倒してクリアするしかない。プレイヤーはこの事件に巻き込まれた1人となり,一緒に冒険をしたことがあるβテスターのイオリと再会し,ともに脱出を目指すこととなる。
この日は,同作の一部製品(アルティメットエディション,プレミアムエディション,プレミアムエディション 電撃スペシャルパック)に収録されるプロモーションアニメ「Unanswered//butterfly」が上映された。
「SAO」プレイヤーである天真爛漫な少女エミルンと,思慮深い青年レックスは,仲間たちを本編の主人公である「黒の剣士」キリトに殺されてしまう。2人は仲間の敵を討ち,これ以上の被害を防ぐため,キリトを追うことを決意する。
しかし,レックスは「フルダイブ不適合症状」であり,攻撃ができない身体だった。それでも2人は諦めることなく,エミルンが攻撃,レックスは防御に特化する独特の戦法を発明し,さらにエミルンは天才剣士と称えられるアスナに弟子入りして,特訓を開始するのだった……。
名前こそプロモーションアニメだが,上映時間はなんと110分を超える劇場版アニメ並みの大ボリュームだ。視点がキリトやアスナといった本編の主役勢ではなく,デスゲームに巻き込まれた一般プレイヤーたちであるところも注目すべきポイントだ。
ある者は怯え,またある者は「自分たちの仲間になれば確実にログアウトできる」と謳ってギルドメンバーを集め,またある者は他者に依存し……と,群像劇的な味わいがある。
そして,エミルンとレックスが敵として追うのは,なんとあのキリト。本編だと我らが主人公として頼もしい限りのキリトだが,「Unanswered//butterfly」ではPKとして皆に恐れられており,漆黒のコートを翻して剣を振るう姿が恐ろしい。
しかも,エミルンが師事するのは,キリトのパートナーであるアスナなのだ。果たして彼らはどのような運命を辿るのか……それは自分の目で確かめてほしい。
上映後はキャスト陣と監督の吉平氏,プロデューサーの二見氏が登壇し,舞台挨拶とトークショーが行われた。
エミルン役の黒沢さんとレックス役の内山さんは「ソードアート・オンライン」には初出演となる。アニメ第1部の放映時にファンとして視聴していた黒沢さんは,自分が作品世界に入れるということで感慨深げだ。内山さんも,長い歴史を持つシリーズに参加できるということで驚いたのだという。
キリト役の松岡さんは,2人の演技について,なぜこの2人が最初からシリーズにいなかったのかというくらいの完成度だ,と太鼓判を押した。そして二見氏は,2人が喧嘩をするシーンの生々しさとテンポの良さを大絶賛し,「この生感は『ソードアート・オンライン』でもアインクラッド編でしかできないものだ」と語った。
通常なら絵コンテでの尺を考慮して演技をしてもらうのだが,喧嘩シーンだけは2人の演技を優先した作りにしたそうなので,いかに良い演技だったかがうかがえる。なお,アスナ役の戸松さんも,喧嘩シーンはお気に入りとのことなので,視聴時は要注目だ。
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本作でユニークなのが,前述した通り“キリトを敵として追う2人の一般プレイヤー”という図式である。なぜこうした内容になったかについて吉平氏は「シリーズで新しい話を作るにあたり,キリトが厄介であったからだ」と語る。
もちろん“厄介”とは,あくまで作劇上での話で,キリトが出てくると,もう勝ちは確定,問題解決も約束されたようなものであり,事件を作りにくいからだ。
そのため,「Unanswered//butterfly」でのキリトは,主人公ではなく「添える」形とし,原作初期で「ビーター」として恐れられていた側面にフォーカスすることに。「ゲームの新キャラクターから見たら,キリトはどう見えるか」を考えつつ制作していったのだそうだ。
そして,劇中歌に加藤さんと理名さんが起用された理由は,その境遇に「SAO」に囚われた皆との共通点があるからだという。
デスゲームには10代の少年少女たちも巻き込まれ,「謳歌できない青春」(二見氏)という苦境に陥ってしまう。加藤さんと理名さんも収録当時10代の学生であり,プロになるか否かという将来への不安があった。こうした共通点があるなか,「心の底から歌える」人として2人が起用されたのだそうだ。
このほかにもトークショーでは,面白い話題が盛りだくさんだったが,物語のネタバレになる部分が非常に多かったため,残念ながら割愛させてもらう。
改めて「Unanswered//butterfly」は,「Echoes of Aincrad」のアルティメットエディション,プレミアムエディション,プレミアムエディション 電撃スペシャルパックといった一部の製品に,ノーカット版が収録される。
プロモーションアニメだけでもたっぷりとしたボリュームがあるのに,ゲーム本編までプレイできるわけだから,シリーズのファンであればより楽しめるだろう。気になる人は以下の公式サイトから詳細を確認してみよう。
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