2016年2月17日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,同社のゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」(Republic of Gamers)の新製品となるノートPC「
ROG GX700VO」(型番:GX700VO-GC009T)を2月19日に国内発売すると発表した。メーカー想定売価は
54万9800円(税別)となっているので,単純計算した税込価格は
59万3784円となる。
ROG GX700VO
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ROG GX700VOは,デスクトップPC向けGPU「
GeForce GTX 980」と倍率ロックフリーのノートPC向けCPU「Core i7-6820HK」を採用し,2基のラジエータと2基のファンを搭載する外付け液冷ユニットを取り付けられるというのが最大の特徴だ。
外付け液冷ユニットを装着した状態。ノートPCの後方にかなり広いスペースが必要になる
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カバーを外した状態の外付け液冷ユニットが展示されていた。2基のラジエータや,ノートPCとの接続インタフェースを確認できる
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左はノートPC側にある,外付け液冷ユニットとの接続インタフェース。背面中央にある赤いコネクタは電源用の端子で,その左右にあるコネクタが冷却液が流れるパイプの取り付け口,さらに外側にある孔は,固定用のピンを差し込む孔である。右はノートPCの底面だ
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液冷ユニットとの接続は簡単で,台座部分のピンにノートPC本体をはめ込むように設置して,液冷ユニット側のレバーを倒すだけ。取り外すときは,「PUSH」と書かれた液冷ユニット側の取り外しボタンを押してから,レバーを逆に上げるだけという簡単なものだ。液冷ソリューションのメーカーと2年間かけて開発したというこのシステムにより,液漏れなどを起こさない付け外し機構を実現したという。
ちなみに,液冷ユニットの付け外しは,Windowsが動作している最中でも可能で,後述する設定ソフトにおけるオーバークロック設定をデフォルト状態で使っている場合,再起動も必要ない。
ノートPCは,液冷ユニットの台座にあるピンにはめ込むように設置する(左)。設置した状態で,ユニット背面のレバーを倒すだけで,合体は完了(右)。付け外しはWindowsが動作している状態でも可能だ
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液冷ユニット接続時は,プリインストールのハードウェア設定ソフト「ROG Gaming Center」のオーバークロック設定が,自動的に「最高」設定に切り替わる。この状態では,CPUの動作クロックが最大4GHzに引き上げられるほか,GPUの動作クロックも43%ほど引き上げられ,通常動作の状態と比べて,GPUは定格より33%,CPUは31%低い温度で動作可能となる。また,自己責任でのオーバークロック時には,定格動作時と比べて最大20%高い性能を安定して維持できるという。
オーバークロック状態では,GPUとCPU,メインメモリのクロックが大きく引き上げられる
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プリインストールのハードウェア設定ソフトであるROG Gaming Center。オーバークロック動作の設定だけでなく,マクロキーの設定やWindowsキーの無効化,LEDイルミネーションや独自のサウンド機能設定など,ハードウェアに関わる設定は,このアプリからまとめて行える
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オーバークロック設定の画面。ノートPC単体で使うときは「標準」または「最適化」で動作し,液冷ユニットとの合体状態では,「最高」または「手動」で動作する。手動を選べば,CPUとGPU,メモリの動作クロックをカスタマイズできるが,液冷ユニットの付け外し時にWindowsの再起動が必要になる
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なお,組み合わせてある液晶パネルは17.3インチ,解像度1920
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1080ドット,ノングレア(非光沢)でNVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC」対応だ。メインメモリはPC4-17000 DDR4 SDRAMで,容量は32GB。ストレージは容量256GBのNVMe接続型SSDによるRAID 0構成となる。
ビデオ出力インタフェースとしては,mini DisplayPort 1.2とフルサイズのHDMI 2.0を装備。また,Thunderbolt 3とUSB 3.1 Type-C端子をそれぞれ1つずつ備えているのも特徴といえる。
ノートPC本体の左側面(左)と右側面(右)。右側面側にUSB Type-C形状のThunderbolt 3ポートとUSB 3.1ポートが並んでいるところに注目。Type-A形状のUSB 3.0も3ポート備えている
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キーボードは英語配列のみで,メインキー左上に,付属のビデオ配信ソフト「XSplit Gamecaster」を起動する専用キーと,カスタマイズ可能な5つのマクロキーが並ぶ。また,テンキー部分には,通常なら[Num Lock]キーがあるところに,R.O.G.ロゴが書かれたROG Gaming Centerの起動専用キーが配置されている
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GX700VOには,液冷ユニット接続時用(写真上側)とノートPC単体時用(写真下側)という2つのACアダプターが付属する。液冷ユニット接続時用ACアダプターの巨大さには,ちょっと驚く
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R.O.G.フラグシップモデル恒例(?)の大型キャリーケースが付属
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税込で60万円という高価な製品なので,誰にでも勧められるようなものではないが,真にデスクトップPC並みのスペックを有するノートPCを,必要に応じて持ち運びたいという人――たとえばVRコンテンツの開発者――なら,響くところのあるマシンかもしれない。
●GX700VOの主なスペック
- 液晶パネル:17.3インチIPS,解像度1920×1080ドット,ノングレア(非光沢),G-SYNC対応
- CPU:Core i7-6820HK(4C8T,定格2.7GHz,最大3.6GHz,共有L3キャッシュ容量8MB,Unlocked)
- チップセット:Mobile Intel CM236
- メインメモリ:PC4-17000 DDR4 SDRAM SO-DIMM,合計容量32GB(チャネル構成未公開)
- GPU:GeForce GTX 980(グラフィックスメモリ容量8GB)
- ストレージ:SSD(容量256GB)×2(RAID 0)
- 光学ドライブ:非搭載
- キーボード:英語108キー(バックライト付き)
- 有線LAN:1000BASE-T
- 無線LAN:IEEE 802.11ac
- スピーカー:内蔵2ch
- 外部インタフェース:Mini DisplayPort×1,HDMI×1,Thunderbolt(Type-C)×1,USB 3.1(Type-C)×1,USB 3.0×3
- OS:64bit版Windows 10 Home
- 保証期間:1年間(本体およびバッテリー,ACアダプターが対象),30日間(液晶パネルの輝点ゼロが対象)
- 発売日:2016年2月19日
なお,ASUSでは同時に,R.O.G.ブランドのゲーマー向けノートPC計3製品も発表している。
空冷モデルでは最高レベルの性能を謳う「
ROG G752VY」(型番:G752VY-GC300T)は,GPUに「
GeForce GTX 980M」を搭載し,G-SYNC対応17.3インチ液晶ディスプレイを採用したハイスペックが特徴の製品だ。発売日は2月19日の予定で,メーカー想定売価は
30万9800円(税別)。単純計算した税込価格は
33万4584円となる。
ROG G752VY
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「
ROG GL752VW」(型番:GL752VW-T4259T)と「
ROG GL552VW」(型番:GL552VW-CN328T)は,GPUとして「
GeForce GTX 960M」を搭載するスタンダードなゲーマー向けノートPCに位置付けられている製品だ。
主な違いは搭載する液晶ディスプレイとCPUで,ROG GL752VWは,17.3インチ液晶ディスプレイと「Core i7-6700HQ」,ROG GL552VWは,15.6インチ液晶ディスプレイと「Core i5-6300HQ」を備える。
発売時期とメーカー想定売価は,ROG GL752VWが3月上旬以降で
17万9800円,ROG GL552VWは2月19日発売で
13万6800円(いずれも税別)。単純計算した税込価格は順に
19万4184円,
14万7744円である。
ROG GL752VW(左)とROG GL552VW(右)
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