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新製品のラインナップと想定売価,発売時期は以下のとおり。
- INZONE M10S II:有機ELディスプレイ,17万5000円前後,5月22日発売予定
- INZONE H6 Air:ワイヤードヘッドセット,2万8000円前後,4月24日発売予定
- INZONE Buds(グラスパープル):ワイヤレスイヤフォン,3万円前後,4月24日発売予定
- INZONE KBD-H75(日本語配列):ワイヤードキーボード,4万円前後,4月24日発売予定
- INZONE Mouse-A Fnatic Edition:ワイヤレスマウス,2万5000円前後,4月24日発売予定
- INZONE Mat-D Fnatic Edition:マウスパッド,6500円前後,4月24日発売予定
- INZONE Mat-F Fnatic Edition:マウスパッド,1万1000円前後,4月24日発売予定
INZONE M10S II
27インチサイズの有機ELディスプレイであるINZONE M10S IIは,2025年に登場した「INZONE M10S」の後継機種である。表示解像度は2560×1440ドットだ。
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Fnaticと共同開発したINZONE M10Sのスペックを強化したのがINZONE M10S IIである。たとえば,有機ELパネルの垂直最大リフレッシュレートが,480Hzから540Hzに,中間調(Gray to Gray)応答速度も,0.03msから0.02msへと短くなった。
INZONE M10Sと同様に,INZONE M10S IIも表示解像度を半分に下げる代わりに,垂直最大リフレッシュレートを引き上げる「デュアルモード」に対応している。解像度1280×720ドットに切り替えると,リフレッシュレートは720Hzになり,極めて高速な表示が可能となるのだ。
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もうひとつの大きな新機能が,「モーションブラー低減機能」である。これは映像の残像感を減らすことで,とくに動くキャラクターや流れる文字を視認しやすくする機能だ。
一般的なゲーミングディスプレイの場合,モーションブラー低減機能は,映像のフレームとフレームの間に黒いフレームを挿入することで,残像を感じにくくしている。INZONE M10S IIの同機能も,詳細は明らかになっていないものの,基本的には同じような仕組みのようだ。
ただ,単純に黒いフレームを挿入すると,画面全体の輝度が低く見えてしまうので,暗くならないような処理を加えているという。また,モーションブラー低減機能を有効にすると,垂直最大リフレッシュレートは270Hzへと半減する。
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さらに,有機ELディスプレイでは,急激なフレームレートの変動があると画面の輝度も変動してしまい,画面がちらついて見えることがある。INZONE M10S IIでは,このちらつきをなくす「アンチVRRフリッカー」という機能も備えている。
ただし,有効にすると表示映像に1フレーム分の遅延が発生するとのこと。高リフレッシュレート表示であれば,気になることはないだろうが,eスポーツ用途には向かないかもしれない。
そのほかにも,ディスプレイ表面の映り込みを防ぐフィルムを,改良した「スーパーアンチグレアフィルム」に変更して映り込みをより減らしたほか,スタンドの上下回転(チルト)機能を改良し,上から見下ろすようなプレイスタイルに合うように,上向きの角度を25度から30度へ広げるといった改良を加えている。
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小粒な点が多いとはいえ,使い勝手が向上する新機能や改良が盛り込まれており,高評価だったeスポーツ向けディスプレイの後継機種に相応しい製品となりそうだ。
INZONE H6 Air
INZONE H6 Airは,INZONE初の開放型(オープンエア)タイプのワイヤードヘッドセットである。
ヘッドセット本体はアナログ接続式で,小型のUSB Type-Cサウンドデバイスが付属するので,PCだけでなく,ゲーム機やスマートフォンでも使用可能だ。
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写真を見てのとおり,INZONE H6 Airは,エンクロージャ側面が細かい孔の開いたメッシュ構造となっている。ハウジング内部をふさがないことで内部の反射音を減らし,音がこもって聞こえるヘッドフォンの問題を,ある程度解消できるのが開放型の利点だ。
ソニーでは,これによって正確に音場を再現できると謳っている。
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INZONE H6 Airにおけるもうひとつの特徴が,開放型のモニターヘッドフォン「MDR-MV1」譲りのスピーカードライバーを採用していることだ。
MDR-MV1については,4Gamerでもレビューを掲載しており,非常に高い評価を得た。ソニーの調査でも,MDR-MV1ユーザーの4人に1人が,同製品をゲーム用途に使っているという。
話題のソニー製モニターヘッドフォン「MDR-MV1」をゲームで使うとどうなるのか? その実力を検証してみた[レビュー]
今回は趣向を変えて,マイクを持たない純粋なヘッドフォンであるソニーのピュアアナログヘッドフォン「MDR-MV1」を取り上げたい。比較的高価格帯の製品ではあるが,ソニーが「本気で作った」というモニターヘッドフォンを,ゲームで使用するとどのような体験が得られるのか。じっくり見ていこう。
そんなヘッドフォンで使われたスピーカードライバーをベースに,最適化したものを採用したのがINZONE H6 Airである。開放型特有の音の広がり感と高い再現性を兼ね備えているため,RPGやアクションゲームに適するという。
また,音が外に抜ける開放型が苦手としがちな低音域については,ドライバーユニット背面にダクトを設けて,ドライバー前後の空気の流れを最適化することで,豊かな低音域再生を実現しているそうだ。
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INZONE H6 Airは,軽さも特徴のひとつ。マイクやケーブルを除いたヘッドフォン本体の公称本体重量は約199gだ。
エンクロージャやヘッドバンドの構造は,装着感の良さで定評があった「INZONE H9 II」の構造を踏襲しており,着け心地の良さも特徴である。
ソニーのeスポーツ向けヘッドセット「INZONE H9 II」は,それ以外のゲーマーにも適した実力派だ【レビュー】
INZONEの第2世代ヘッドセットとなる「INZONE H9 II」は,マイク入力品質の向上を初めとした,さまざまな改良が施されている。世界的に有名なeスポーツチーム「Fnatic」と共同開発を行っており,よりFPSプロに特化した製品に仕上がっているとのことだ。じっくり見ていこう。
USB Type-Cサウンドデバイスを使ってPCと接続するときは,INZONE製品向け統合設定ソフト「INZONE Hub」を使ったイコライザプリセットの選択やカスタマイズといった機能を利用できる。
とくに,PlayStation Studio所属のサウンドデザイナーと共同開発した「RPG/Adventure」というプリセットは,名前のとおりRPGやアドベンチャーゲームにおける音の没入感を高める効果があるそうだ。
また,ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound for Gaming」にも対応する。
eスポーツ向けヘッドセットとは異なる方向性の製品であり,開放型にはつきものの音漏れもあるので,すべてのゲーマーに適した製品ではないだろう。ただ,音も含めた世界への没入感を味わいたい人には,選択肢のひとつとなりそうだ。
そのほかの新製品
そのほかに新製品については,まとめて紹介しよう。
まず「INZONE Buds」のグラスパープルは,既存のゲーミングイヤフォン「INZONE Buds」のカラーバリエーションモデルである。
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写真を見てのとおり,半透明で内部が透けて見える紫色をしたイヤフォンだ。イヤフォン本体だけでなく,付属のケースやUSBサウンドデバイスも,同様の透け感がある素材で覆われている。
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「INZONE KBD-H75」の日本語配列モデル(型番:KBD-G900JP)は,2025年9月に発売となった英語配列キーボード(型番:KBD-G900)のバリエーションモデルだ。
ソニーは,英語配列モデル発売時から日本語配列モデルの投入も予告していたので,予告どおりの登場というわけだ。
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キー配列以外の違いはなく,75%サイズの10キーレスワイヤードキーボードである。小型であるにもかかわらず,Fnaticの選手の声を反映して,省略されがちなキーはそのまま残したレイアウトを採用しているのが特徴だ。
キースイッチは磁気ホール式で,アクチュエーションポイントの変更やラピッドトリガー機能,SOCD機能といったゲーマー向けハイエンドキーボードでは必須の仕様も盛り込んでいる。
ポーリングレート(USBレポートレート)も最大8000Hzだ。
ワイヤレスマウスとマウスパッドは,Fnaticの公式イメージカラーやデザインを採用したカラーバリエーションモデルである。仕様は2025年発売モデルと変わらない。
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