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「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」プレイレポート。“2つの時間軸”で事件の謎を解く,挑戦的なゲームシステムが特徴
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印刷2022/06/22 12:00

プレイレポート

「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」プレイレポート。“2つの時間軸”で事件の謎を解く,挑戦的なゲームシステムが特徴

画像集#002のサムネイル/「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」プレイレポート。“2つの時間軸”で事件の謎を解く,挑戦的なゲームシステムが特徴
 スパイク・チュンソフトは,推理アドベンチャーゲーム「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」PS4 / Switch / Xbox OnePC(Steam)版は6月25日に発売)を2022年6月23日に発売する。

 本作は,打越鋼太郎氏がゲームディレクションとシナリオを,コザキユースケ氏がキャラクターデザインを担当した「AI:ソムニウムファイル」PS4 / Switch / PC)の続編にあたるタイトルだ。2019年9月にリリースされ,謎が謎を呼ぶ,緻密に計算されたシナリオで話題になったAI(アイ)。その1作目に引き続き,打越氏がシナリオを,コザキ氏がキャラクターを担当し,前作でリードプランナーを担当した岡田 昌氏がディレクションを行う本作は,新たな主人公が解決に挑む奇妙な事件や,新要素が加わった推理システムなど,さらなる“挑戦”を感じさせる作品となっている。

 そんな本作を発売前にプレイできたので,そのレポートをお届けしよう。試遊したのはPS4版で,画像はその際に撮影したものを,なるべくネタバレを避けるため序盤の画像に絞って掲載している。なお,ストーリー中に起きる事件の性質上,本文中に陰惨な表現があるので,残酷描写などが苦手な人は注意してほしい。

画像集#001のサムネイル/「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」プレイレポート。“2つの時間軸”で事件の謎を解く,挑戦的なゲームシステムが特徴

「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」公式サイト



2人の主人公が“6年前”と“現在”で追いかける

「HB(Half Body)連続殺人事件」の謎と真実


前作のプレイヤーにはおなじみのみずき。あれから6年で成長した彼女は,高校生ながらABISの捜査官になると同時に,芸能事務所「レムニスケイト」の社長を務めている
画像集#003のサムネイル/「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」プレイレポート。“2つの時間軸”で事件の謎を解く,挑戦的なゲームシステムが特徴
 “現実より少しだけ未来の世界”を舞台とした本作の幕は,前作で描かれた“とある事件”の約6年後に開く。先進式人脳捜査部隊ABIS(アビス)新人捜査官のみずきは,あるとき,何者かにスタジアムに呼び出される。

 不審に思いながらスタジアムにたどり着くと,そのグラウンドの中央には,縦一文字に切り裂かれた人間の左半身が置かれていた。遺体を分析してみると,身体は分子レベルで精密に両断されていたことが分かったが,周囲には血液のあとやほかの場所から運搬した形跡などはなく,右半身は見当たらない。それはまるで,左半身のみが切り取られ,異次元からテレポートしてきたかのようだった。

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 さらに分析を進めると,その左半身は,6年前に巻き起こった「HB(Half Body)連続殺人事件」の被害者のものだった。右半身は事件発生すぐに発見されていたが,“もう片方”が6年後のいま,突如として現れ,さらされるように置かれている。それがHB連続殺人事件の“続き”であることは,事件を調査してきたABISにとって明らかなことだった。

 分析結果によると,左半身の死亡推定時刻は9時間前。被害者は右半身を失ったまま6年も生き続けていたのか。それとも,左半身だけがタイムリープしてこの場に現れたのか。その謎は深まるばかりだ。
 事件に直面したみずきは,養父から引き継いだ眼球型高性能AI・AI-Ballのアイボゥとともに,6年前から続く怪事件に挑むことになる。これが,主人公の1人であるみずきがたどる物語だ。

みずきの相棒にして“左目”のアイボゥ。前作のプレイヤーであれば説明不要のアイボゥだが,ある事件によってその前後数日間の記憶を失っている
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2人目の主人公,龍木。基本的には控えめな性格だが,自分の才能と実力には自信を持っている。原因は不明だが,やや情緒不安定なところがあるようだ
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 主人公の“1人”……そう,本作の主人公はみずきだけではない。ABIS捜査官の龍木(りゅうき)という,もう1人の主人公がいるのだ。龍木の物語が始まるのは,“前作の事件が終結した数か月後”。つまり,みずきが事件と遭遇した“現代”からおよそ6年前である。

 その物語は,テレビのスタジオでクイズ番組の収録をしている場面から始まる。順調に番組収録が進んでいたが,とある出来事によって空気は一変する。突如,縦一文字に切り裂かれた人間の右半身がスタジオに出現したのだ。その遺体にはQRコード付きの看板が突き立てられており,読み取ると「Fray to Free」と題された不気味な動画が再生された。

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 この難事件の捜査を担当することになったのが龍木である。みずきの物語ではキャリアのある先輩として登場するが,このときはまだ新人捜査官。自分に課した正義を貫き,そして尊敬する先輩である伊達の期待に応えるため,龍木は左目に“住む”新型AI-Ballのタマと協力し,事件の解決へと挑む。
 このように,みずきが中心となって調査を行う“現在”が舞台の「みずき編」と,最初にHB連続殺人事件が起こった“過去”が舞台の「龍木編」という,2つの時間軸で本作の物語は展開していくのだ。

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相棒のタマ。優しいお姉さんの雰囲気を出してくるが,実際は“9割は厳しさでできている”という性格の持ち主で,何かしらの逆鱗に触れると急に怒り出す。その逆鱗に触れるポイントの数と種類がとにかく多く,龍木もどこでキレるか把握しきれていない様子
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 その2つの物語を進めながら,不可解な事件の謎を解き明かしていくわけだが,とくに本作から興味を持った人は「前作の物語を知らなくても話についていけるのか?」気になるのではないだろうか。
 結論から言うと,前作の知識がなくても問題なく楽しめるので安心してほしい。前作をクリア済みの筆者がプレイしてみた感じ,前作と本作の事件は基本的に無関係であり,前作を知らないと読み解けないといったものはなかった。

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 面白かったのが,ゲームを始めてすぐに“前作の事件を知っているか(前作をプレイしているか)”と聞かれるところ。ここで“知っている(プレイしている)”という回答をすると前作の事件に言及するくだりが加わり,“知らない(プレイしていない)”を選ぶとそれらをぼかしたものに変化し,前作のネタバレに触れず物語を進められるのだ。

ニューゲームを選ぶと,さっそく謎のクイズが始まる。この回答によって,物語に前作のネタバレが含まれるか否かが変化する仕組みだ
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 それはつまり,本作でAIというゲームのファンになった人は,1作目と2作目のどちらからデビューしても,そのあとプレイする方を新鮮な気持ちで楽しめるというわけだ。前作からのファンは“知っている”と回答することで“あの事件を経験した者”としてしっかり“AIの続編”として物語を進められるし,そうでなければ純粋に新作として楽しめる。この仕組みは本当に素晴らしい。

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 なお,みずきを含め,本作には前作のキャラクターが多数登場しており,本作で“AIデビュー”した人は,1作目をプレイしてから本作に戻り,“知っている”を選んで物語を進めてみるといいだろう。前作のプレイヤーであればフフッとなるような“小ネタ”もたくさん盛り込まれているので,よりAIの世界観と物語を楽しむことができるはずだ。

本編のシナリオの核心と無関係な部分では,前作をプレイ済みの人がニヤリとできる要素も随所に盛り込まれている
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相棒の機能を活用して事件の状況を再現

多数の新要素により進化した捜査システム


 ここからは,基本的なゲームの進め方とシステムを紹介したい。
 みずきと龍木は他人の夢にPSYNCする(潜り込む)力を持つPsyncer(シンカー)だ。プレイヤーは現実世界を調査する「捜査パート」,夢の世界で情報を集める「ソムニウムパート」の二つのパートを進めながら,不可解な事件の謎を解き明かしていく。

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 シナリオはいわゆるマルチエンディング形式で,ソムニウムパートでの選択によって物語が分岐していく。1度見たシナリオには自由にそこまでもどれるようになるので,細かなフラグ管理などはせずに各ルートに進むことができる。

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 現実世界を探索する捜査パートは,画面上の気になる場所やオブジェクトを調べていく,いわゆるポイント&クリック型のシステムだ。各主人公の相棒であるAI-Ballとともに,X線による透視やサーモグラフィによる体温検知,そしてPsyncをせず人の心を覗き見ることができるAI-Ballの新機能「Wink Psync」(ウィンクシンク)を使い,捜査を進めよう。

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通常のPsyncと同じく,Wink Psyncも意味のない情報を拾ってしまうことも。この辺の小ネタも効いているところは前作譲り?
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 調査パートの新要素の中でも特に面白かったのが,AI-Ballがスキャンした情報をもとに構築したVR空間を自由に調査できる「拡張視覚」システムだ。

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 通常の調査時はX線などの特殊モードは限られた範囲,限られた対象にしか適用できないのだが,VR空間では特殊モードを調査範囲全体に適用できる。さらに,遺体などの重要なアイテムに直接干渉せず調査できるので,より自由に調査を行えるのだ。

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 拡張視覚での調査を終えた後には,そこで起こった出来事を主人公とAI-Ballたちが再現する「真相再現」が行われる。収集した情報を当てはめていき,事件の流れを整理しまとめていくのだが,これによって得られる真実に近づいていく感覚はなかなかのものがある。

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 個人的には好みだが,同時に賛否が分かれそうにも感じられたのは,探索パートの各所で挿入されるQTE(クイックタイムイベント)だ。
 このQTEは前作よりもボリュームがアップし,さらにコマンドや入力方法の種類も多くなっている。QTEの時間は長めに取られており,ほどよい緊張感でゲーム全体に緩急を与えてくれる仕上がりとなっているが,QTEの場面が多いため瞬間的な操作が苦手な人は戸惑うかもしれない。

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 難度は調整できるので,難しく感じた人や物語と推理メインで遊びたい人は低難度に設定するといいだろう。いずれのQTEも,その場面や出来事にしっかりマッチしたものになっている。自分に合った難度でほどよくアクションをこなしながら,イベントシーンを楽しんでほしい。

ソムニウムパートの探索とQTEは個別に難度を設定できる
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 対象者の夢の世界を探索するソムニウムパートも,基本的なシステムは前作と同じだ。フィールドの各所に配置されたオブジェクトに触れ,対応するアクションを選ぶことで「メンタルロック」を解除し,心の奥に潜む情報を見つけ出すのが目的となる。

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 時間制限は6分間で,リアルタイムでのカウントではなく,キャラクターの移動や何らかのアクションといった行動で所要時間が減っていくというのも前作と変わらずだ。目に映るものに片っ端から触れていたのでは,残り時間が足りなくなり真実にたどり着けない場合がある。すべてのメンタルロックを解除するためには,一見すると無秩序に見える“ルール”を理解し,情報を集めなければならない。

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 このルールを理解するうえで欠かせないのが,前作にはなかった機能「鍵則」(きそく)だ。これは,オブジェクトを調べたり,アクションを実行したりするごとに,夢の中のルールに関わるものが明文化され,情報が埋まっていくというもの。これのおかげで,夢の世界での行動の指針を立てやすくなったのは嬉しい。もちろんこれを見ないで,自分の推理や情報処理能力で勝負するのもアリだ。

鍵則は再挑戦した際にも明かされたままになる。なかなかルールを見いだせないときは,その回を情報収集に徹してリトライするのも手だろう
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 特定のアクションを選ぶことで,消費時間を変更できる「Timie」を入手することがあるのは,前作のプレイヤーにはおなじみのものだろう。確実に“正しい”と思うものを選ぶか,強力なTimieを得るために,どう見ても無関係なものを選択するか。こういった選択が物語を左右する。

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 根本的なシステム面が大きく変わったわけではないが,本作のソムニウムパートは前作以上にバリエーションに富んでおり,探索とアクションの選択以外にもさまざまな要素が用意されている。
 ネタバレを避けるために詳細は伏せるが,一時的に素早い判断が求められるシーンや,ソムニウムの中で謎解きをして特定の情報を入力するシーンなど,オブジェクトを調べる以外にも多彩な要素が登場するのだ。

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 初見で楽しんでほしいので具体例を挙げることはできないが,新要素によって毎回違った展開が楽しめるぶん,ソムニウムパートの難度は前作とはまた違った形でやり応えを感じられるものとなっていた。“一つの選択”の緊張感を味わいたい人は推奨難度である「スタンダード」を,じっくり考えたい人やストーリーをメインで遊びたい人は,「イージー」「ストーリー」といったように,自身のプレイスタイルに合わせて難度を調整しよう。 

難度を下げるとアクションを実行した際の時間経過が減り,リトライ回数にも余裕ができる
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 どうしても全アクションの反応を見てみたい人は,ソムニウムパートのクリア後に解禁される「無制限Psync」を活用するといい。これは文字通り時間制限のないPsyncで,自由にソムニウム世界のオブジェクトを調べて回ることができる。
 また,クリア後のソムニウムパートではアイボゥやタマの衣装を変更することも可能になっている。アクションの回収をするために何度も同じソムニウムに挑むときは,衣装を変えて“味変”してみるのも良さそうだ。

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アイボゥやタマの衣装をはじめとする“オマケコンテンツ”は,ソムニウムパートの各所で入手できる「メダマ」を消費することで解禁できる
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アイボゥやタマに着替えてもらったり,人生相談をしてもらったりできる「アイボゥの部屋」「タマの部屋」や,どこかで見たことがあるような……という育成おもちゃ「めだまっぺ」など,ソムニウムパート以外にもさまざまなおまけ要素がある
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 現実と夢の世界を行き来しながら調査を進めるシステムや,分岐するシナリオによって徐々に物語の全体像が浮かび上がるシナリオなど,魅力の根幹となる部分は前作から変わらず。それが多数の新要素によって大きくパワーアップした印象だ。

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 また,強烈な個性を持つキャラクターたちの魅力も健在だ。みずきと龍木の両方の物語に登場する人物も多く,そのあたりでも前作以上に多彩な表情が見られるのが楽しい。本作で新たに登場するキャラクターが,お馴染みの面々とどう関わっていくのか。前作のファンはもちろん新規プレイヤーにも注目してほしい。

龍木編では,12歳のみずきもシナリオに関わってくる
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新キャラ,1作目からの登場キャラを問わず,とにかく見た目も性格も個性的な登場人物たち。現在と6年前の関係性の変化はもちろんだが,前作をプレイした人なら,1作目から登場するキャラクターとの“前作の事件の前と後”での関わり方の違いにもグッとくるものがあるはず
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 “6年前”が“現在”の前提になっているシナリオの構造上,前作よりもルート分岐の自由度の幅が狭まった感はあるが,そのぶん物語全体のボリュームがアップしていた。サスペンスからコメディまで,バラエティあふれる体験ができる唯一無二の推理ADVを味わいたい人は,ぜひ手にとってみてほしい。

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「ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」公式サイト

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