国内最大級のインディーズゲームイベント
「BitSummit Gaiden」が2020年6月27日,6月28日の2日間に開催された。オンライン開催となった今年は,Discordを使ったデベロッパとのコミュニケーションやオンライン配信を中心とした形態を取り,国内だけでなく国外からもさまざまなデベロッパが参加していた。
本稿で紹介する「
Melon Journey 2」もそんな海外のデベロッパが制作したタイトルの1つだ。
本作は,RPGツクール2003で作られたタイトルで,緑を基調にしたゲームボーイ風のグラフィックスで描かれている。タイトルに「2」を冠していることから分かる通り,前作にあたる「Melon Journey」(日本語は未対応)が存在しているが,物語を理解するのに前作をプレイする必要はないとのこと(外部リンク)
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「Melon Journey 2」は,Froach Clubが開発し,Poppy WorksがパブリッシングするアドベンチャーRPGだ。物語の舞台は,可愛い動物たちが暮らす街,ホッグタウン。メロンソーダの製造工場で働く主人公の
Honeydewは,友達の
Cantaloupeに彼の所持品であるブリーフケースを届けるべく,街を訪れる。
しかし,街に到着してホッとしたのも束の間。Honeydewは物陰で待ち伏せていたネコのリリーに大事なブリーフケースをひったくられてしまう。急いで街中を追いかけると,そこには挙動を怪しまれて警官に職務質問を受けるリリーの姿が。
ハリネズミの警官に職質を受ける泥棒ネコのリリー。「前足を上げろ!」というセリフも“動物の街での騒動”という感じが出ていて良い
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これで一件落着,リリーは捕まってブリーフケースも戻ってくる……かと思いきや,ブリーフケースの中にあった「メロンの種」を見て警官の態度がさらに険しくなる。なんと,メロンの種が自分の物だと誤解されたリリーは,
“メロン所持罪”の容疑で刑務所に連行されてしまった。
どうやらこの街でメロンを所持するのは重罪のようだ。しかし,なぜ罪になるのかはこの時点では分からない
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「なぜメロンの所持が罪なのか」「友達のCantaloupeはどこにいるのか」。さまざまな疑問を抱えたまま,プレイヤーは,街の住民から話を聞いて手がかりを集めながら,ホッグタウンが抱える闇に迫っていくことになる。
住民たちも厄介なことに巻き込まれたくないのか,メロンのことについて積極的に話してくれない
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メロン合法化を公約に掲げる政治家もいるなど,街はメロンを巡る論争がヒートアップしている
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街の地下にはアウトローたちも住み着いている。ホッグタウンはいろいろな闇を抱えていそうだ
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一見普通に見える街が闇を抱えている……というのは,さまざまな作品で使われるシチュエーションの1つだ。ただ,本作は「キュートな動物が暮らす街で非合法のメロンが取り締まられている」という,冷静に見ると間の抜けたシチュエーションなので,シリアスになりすぎず,肩の力を抜いてコメディのような感覚で見られる。
ドットで描かれた動物たちは,街の腐敗や闇という重いテーマを中和するには十分すぎるくらい可愛い
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ずっとペットのアリを探しつづけているハリネズミなど,個性あふれる住民達も魅力的だ
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ローカライズについてはデモ版ということもあり,メインストーリーが最低限分かるくらいのものしかなされていなかったが,レトロなグラフィックスと心地の良いサウンドで彩られた独特な世界観やメロンを巡る謎がとても魅力的に映るタイトルだった。
そんな「Melon Journey 2」は,2020年内にリリース予定でSteamにはストアページがオープンしている。筆者としては続きが気になって仕方がないので,前作の「Melon Journey」をプレイしつつ,完成を楽しみに待ちたい。
なお,本作は「BitSummit Gaiden」の開催に合わせて,6月26日から7月11日まで,ゲームプラットフォーム「Utomik」でのプレイが可能となっている。気になる人はチェックしてみよう。