2019年4月6日,7日に東京・ベルサール秋葉原でインディーズゲームイベント
「TOKYO SANDBOX 2019」が開催された。すでに4Gamerでは,PC向けタイトル(
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スマートフォン向けタイトルを7つ紹介しよう。
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2019年4月6日と7日,東京・ベルサール秋葉原において,インディーズゲームの展示会「TOKYO SANDBOX」が開催された。本稿では会場に出展されていたタイトルから,主にPC向けのものを何点かピックアップして紹介したい。
[2019/04/08 20:34]
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2019年4月6日,7日に東京・ベルサール秋葉原でインディーズゲームイベント「TOKYO SANDBOX 2019」が開催された。本稿では出展されていた作品の中から,インディーズゲームが盛り上がっているNintendo Switchでリリース済み/リリース予定のタイトルを7つ紹介しよう。
[2019/04/08 20:54]
「plantan」
工学博士の兄と人工知能を専攻する弟が作る教育系放置アプリ(iOS/Androidで2019年春配信予定)
Morphon(Twitter:
@morphon_)
「plantan」は自然エネルギーの発電や,天気の基礎知識が学べる
教育系の放置アプリだ。本作を手がけたMorphonは,工学博士の学位を持つ兄の,ものり氏と人口知能を専攻する大学生である弟の,たかなり氏の兄弟で活動するデベロッパで,それぞれの専門分野を生かして作成したアプリが,この「plantan」なのだという。
ものり氏(左)とたかなり氏(右)。ゲームをプレイしながら自然エネルギーの発電や,天気の知識を学んでもらいたいという思いから「Plantan」を開発した
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舞台は荒廃したとある惑星。プレイヤーは
「宇宙一燃費の悪いゲーム機」を拾った女の子を操作し,ゲーム機を動かす電気を集めながらゲームのクリアを目指す。
本作は自然エネルギーの発電所を建てて電気を作り,ゲーム機のバッテリーを充電する放置ゲームパートと,溜めた電気を使ってゲーム機に用意されたアプリに挑むアクションパートを交互にプレイしてゲームを進めていく。
まずは素材を集めて発電所を作る。未知の技術を開発していくことで,避雷針などさまざまな施設を建てられるようになる。避雷針は高所,水力発電所は水場の近くへといったように置く場所も重要だそう
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アクションゲームパートでは,ゲームボーイ風のグラフィックスで描かれたゲームで遊べた。遊んでいると,凄まじい勢いでバッテリーが減っていく
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バッテリーがなくなりそうになると,画面が明滅し始める。現実のスマホではあり得ないが,昔の携帯ゲーム機の電池が切れそうな状況を思わせるニクイ演出だ
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自然エネルギーで発電するので,効率よく電気を溜めるには「天候」という要素が非常に重要な要素を占めてくる。基本的には画面に表示されている予報に従い,晴れそうなら太陽光パネルを置き,雷が落ちそうなら避雷針を置くというように天気に適した施設を置いていく。
開発者も天候の変化がどうなっていくか予測がつかないほどの本格的な天候のシミュレーターが組み込まれている
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予報は外れることもある。予報を元に自分で気圧や気温の変化を加味して天気を予測すれば,精度はより高まっていくという
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出先ではちょっとアプリを開いて電気を溜め,帰宅してからアクションゲームの攻略を楽しむといった静と動の楽しみ方ができそうな「plantan」はもう間もなくリリース予定。ものり氏曰く,直接的ではないが色々なところに物語のバックグラウンドをにおわせるテキストを盛り込んでいるとのことなので,探してみるとより本作の世界が楽しめるかもしれない。
ドラゴンがつぶやく謎の言葉。単なる教育アプリにとどまらず,ゲームとしてもしっかりと遊べそうだ
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「テンピーポーテンカラー」
背景の色を変えてピーポーを救うパズルゲーム(Android版が2019年春配信予定)
ケミカルプリン(
@TarrCake)
「テンピーポーテンカラー」は,
背景の色を変えるというユニークな発想が光るパズルアクションゲーム。プレイヤーはステージ内を移動するピーポーたちをゴールに導くのが目的だ。
本作の基本ルールであり最大の特徴は「ステージの背景色と同じ色のモノは一時的に消える」ということだ。プレイヤーは画面をタップすると現れるカラーホイールを使ってステージの色を変え,道を塞ぐ障害物を消したり,ギミックを発動させながらピーポーを誘導していく。
ステージと同じ色の障害物はもちろん,同じ色のピーポーも消える。これを利用してさまざまなステージをクリアしていくのだ
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色が付いた止め具だけが消えることを利用したこんなギミックも
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今回用意されていたステージは全8ステージで,背景色を変える基本的なルールから,ちょっとした応用ギミックまで段階を踏んで楽しめるゲーム構成で,とても丁寧に作られていた印象だった。
モノやピーポーを一時的に消すことで,どんな影響が生まれるのかに頭を使いながら攻略していくのが非常に新鮮で楽しく,筆者はあっという間に8ステージすべてを終わらせてしまった。
「テンピーポーテンカラー」Android版を今春に配信することが告知されているが,iPhoneユーザーの筆者としてはぜひiOS版もリリースしてほしいところだ。
「ことだま日記」
言葉を食べさせて,“ことだまっち”を成長させる育成ゲーム(iOS/Androidで2019年4月下旬配信予定)
Ske6(Twitter:
@Kotodamatch)
京都のゲーム開発チームSke6(すけろく)が手掛ける
「ことだま日記」は,不思議な生き物
“ことだまっち”に言葉をどんどん食べさせて成長を楽しむ育成ゲームだ。
言葉には
「きらきら」「すてき!」といったポジティブなイメージがあるものから
「崖っぷち」といったちょっとネガティブなものなどさまざまな種類があり,食べさせる言葉によって“ことだまっち”の姿が変わっていく。成長させた“ことだまっち”を眺めて楽しんだり,図鑑のコンプリートを目指していくのだ。
ことだまっちの成長は幼少期,思春期,決算期に分けられる。最後の決算期という言葉が妙に心に重くのしかかるのは何故だろう……
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筆者が育てた結果生まれた「ふぃっしゅくん」。魚人……?
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液晶ゲーム風のドット絵で描かれた“ことだまっち”は個性的で可愛く,ついつい何度もやり直してことだまっちを集めたい衝動に駆られる。インテリアを購入し,部屋に飾ることもできるので,お好みの部屋を作り“ことだまっち”を眺めて楽しむのもいいだろう。
「ことだま日記」はiOS / Androidで4月下旬にリリース予定。配信された暁には皆さんもキモ可愛い“ことだまっち”に癒されてみてはいかがだろうか。
「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」
ノートで描いた「RPG遊び」を題材にした注目作(iOS/Androidで2019年夏配信予定)
DESKWORKS(Twittter:
@DESKWORKS_JP)
DESKWORKSが開発中の
「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」は,主人公の友達が学校の机に広げたノートで展開される
“手作り超大作RPG”だ。
本作は,ノートの中に描かれる鉛筆で描いたようなグラフィックスの主人公たちが生き生きと動くさまや,周りにある消しゴムや段ボールで作られた十字キーなど,徹底したアートへのこだわりが目を引く。かつて似たような遊びを経験した人なら「こんな遊びやったなあ」とプレイしながらついつい童心に帰ってしまうタイトルだ。
ノートのふせんをめくって物語を読み進めていく。鉛筆を“剣”に見立ててモンスターと戦うイベントなど,かつて友達と一緒に遊んだ昔の記憶を呼び起こすような仕掛けが満載だ
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ノートの作者である友達が消しゴムで道を消したり,梯子を継ぎ足して道を作ったりとアドリブで遊びを盛り上げてくれる
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本作は,リリース前にもかかわらず,メディアから数々の賞を授与される注目作で,4Gamerでも東京ゲームショウ2018のメディアアワードで大賞に選出している。
国内だけでなく海外からも期待の声が寄せられているそうで,正式リリースに期待が高まる。開発者の藤井トム氏曰く「2019年夏を目標に頑張って開発しています!」とのことだ。楽しみに待とう。
開発者の藤井トム氏
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ロケットパズル
推進力のあるロケットを動かす倉庫番系パズル(iOS/Androidで2019年内に配信予定)
29Games(
@29GamesOfficial)
iOS/Androidで2019年内に配信予定の
「ロケットパズル」は,推進力のあるロケットを動かすシンプルなパズルゲームだ。
基本的なルールは,ロケットを押し出して特定のポイントにはめていくという倉庫番のようなものだが,最大の特徴は,ブロックであるロケットが常に前方向に進み続けようとするということ。適当に動かしていると,あっという間に明後日の方向に飛んでいってしまうので,「このブロックを動かすとロケットはどう進むのか」ということを考えながらプレイしていく必要がある。
ロケットパズルの基本的なルール
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同じ色が付いたポイントにすべてのロケットを入れるとクリア。常に進み続けようとするロケットがどう動くのかを考えよう
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ロケットを生かしたゲームプレイも新しく,1つをずらすと連鎖的にポイントに入っていく仕掛けなどカタルシスを感じるステージ構成も気持ちいい。後半はロケットを生かしたかなり難しいステージもあり,シンプルながらもかなり手ごわいパズルゲームになりそうな予感がする。
ブースで対応してくれた開発者のきゅぶんず氏
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うっかり探偵の大正事件録(仮)
大正を舞台に個性的なキャラクターが活躍するアドベンチャー(iOS /Androidで2019年内に配信予定)
カラメルカラム(Twitter:
@Ukkari_Info ※うっかり探偵公式Twitter)
自分探しアプリ「ALTER EGO」で知られるカラメルカラムが手がける新作「うっかり探偵 大正事件録(仮)」は大正を舞台にしたアドベンチャーゲームだ。
ゲームの基本はオーソドックスで,漫画のようなコマ割りで描かれるシナリオを進めながら,事件の証拠を集めて真実に迫っていく。
出展バージョンでは,饅頭消失事件の犯人を追う物語が楽しめた
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ストーリーは漫画仕立てになっている。スマホ向けの漫画にあるような縦に読み進めていく形式だ
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調査パートでは,この漫画に描かれたもの調べることでコマの中のものを動かしたり,証拠品を集めることができる。また,特定の条件下では各キャラが持つ「技術」を使うこともでき,謎の解き方によって物語がさまざまに分岐していく。
スライドすることで開く場所もある。タップだけではなく色々な調べ方を試してみよう
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各キャラには固有の技術が設定されており,これを生かして調査を進めていける
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証拠がそろうと犯人を追いつめる
追求パートに突入するほか,分岐によってはモノノケと戦う
バトルパートに突入する。バトルパートについては出展バージョンで体験出来なかった。配信は2019年内を予定しているとのことで,今後完成に向けてどのようになるのか出来あがりが楽しみなタイトルだ。
 追求パート |
 バトルパート(現在制作中とのこと) |
カラメルカラム 代表取締役社長の大野真樹氏
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「まつろぱれっと」
呪いの絵画を描く7日間を体験するアドベンチャー(iOS/Androidで2019年内に配信予定)
SleepingMuseum(Twitter:
@shakeflower)
呪いの絵画を完成させる7日間を描くアドベンチャーゲーム
「まつろぱれっと」は,「テラセネ」などを手がけるSleepingMuseumの新作タイトルだ。
主人公(プレイヤー)の目的は,友人が持ってきた7日間で完成させないと死ぬという絵画の呪いを解くこと。過去の犠牲者たちが残したメールなどを読みながら,絵画を完成させる正しい方法を見つけていく。
友人が持ってきた,少女が描かれた呪いの絵画。こんなものを押し付けてくるとは何とも迷惑な話である
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本作は
「いろいろな主人公の死に様を楽しむゲーム」というのがピッタリなぐらい死にまくる。というのもこの絵画はただ完成させればいいというわけではなく,絵画に描かれた少女の機嫌を損ねないように筆を進めていかなければいけないからだ。唯一の手掛かりである過去の犠牲者が残したメールも,フェイクが仕込まれていることがあり,鵜呑みにしてしまうのは危険だ。
生殺与奪の権利を少女に握られている主人公。「ものを描く位置が気に食わない」「色が気に食わない」「少女自身に筆を入れたから死ね」などなどさまざまな理由を付けて殺される。どうしろって言うんだ
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理不尽でブラックな世界観と,カワイソウな主人公のいろいろな死に様を楽しめ(?)るのが魅力の「まつろぱれっと」。配信は2019年内を予定しているとのことなので,不条理なゲームが好きな人も,可愛い絵画の少女に早く殺されたいという人も楽しみにしておこう。