ASUS，ワイヤレス＆ワイヤード両対応のMMO向け多ボタンマウス「ROG Spatha」を発表。秋葉原では9月9日に2店舗で先行販売開始

ROG Spatha。ちなみに，Spathaとは，ローマ帝国時代に使われた長剣の名前。R.O.G.のマウス製品「ROG Gladius」と同じく，ローマ時代の武器が由来のようだ

　2016年9月8日，ASUSTeK Computerは，ゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」から，ワイヤレス＆ワイヤード両対応のレーザーセンサー搭載マウス「ROG Spatha」（以下，Spatha）を国内発売すると発表した。

　メーカー想定売価は2万1500円（税込）。全国での発売は10月15日だが，東京・秋葉原のソフマップ秋葉原本館とツクモ DOS/Vパソコン館では，9月9日に先行販売を開始する予定とのことだ。

Spathaの天面（左）。見てのとおり右手用のデザインとなっている。推奨する持ち方は，「かぶせ持ち」か「つかみ持ち」とのこと。底面側（右）には写真右側（※天面から見て左側）に電源ボタンと無線レシーバーとのペアリング用ボタンがある。電源ボタンの上に見える2つの点は，充電用ドックを兼ねた無線レシーバーとの接点だ

付属のUSB接続型無線レシーバー（左）。右写真がマウス本体を載せた状態となる

　ここまで示した製品イメージでピントきた人もいると思うが，ASUSはSpathaをMMORPG向けと多ボタンマウスとして位置づけており，実際，左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール，スクロールホイール手前に加えて，左メイン脇に2つ，左サイドに6つの計12ボタン構成となっている。
　なお，各ボタンへの機能割り当ては，設定ソフトからカスタマイズできるという。

Spathaの左側面には，特異なデザインのボタンが6つ配置されている（左）。なお，左サイドボタンの隙間やスクロールホイール側面，パームレストのロゴ部分の赤色は，実際にはカラーLEDイルミネーションで，設定ソフトから色や発光パターンをカスタマイズ可能だ。右側面には，滑り止めの模様以外何もなし（右）

　左右メインボタンには，2000万回のクリックに耐えると謳うオムロン スイッチアンドデバイス製スイッチ「D2FC-F-7N（20M）」を搭載。ただしSpathaの場合はスイッチが交換できるようになっており，筐体カバーを取り外すためのトルクスドライバー，そして交換用のスイッチ「D2F-01F」2個が標準で付属しているという。

　搭載するレーザーセンサーのメーカーは明らかになっていないが，トラッキング速度が最大150IPS，最大加速度は30Gとのこと。また，リフトオブディスタンスを11段階（数値は未公開）から選択する機能や，マウスパッドに合わせたセンサーのキャリブレーション機能も備える。

　機能面では非常に盛りだくさんな製品だが，2万円を超える価格は，相当に人を選ぶだろう。ワイヤレスでもワイヤード使える，ほかの人とは違ったマウスを求めている人向けといったところだろうか。

●ROG Spathaの主なスペック

• 基本仕様：レーザーセンサー搭載ワイヤレス・ワイヤード両対応タイプ
• ボタン：左右メイン，センタークリック付きスクロールホイール，スクロールホイール手前×1，左メイン脇×2，左サイド×6（※左右メインボタンは最大2000万クリックの耐久性を持つとされる）
• トラッキング速度：最大150IPS
• 最大加速度：最大30G
• フレームレート：未公開
• 画像処理能力：未公開
• トラッキング解像度：最大8200 DPI
• レポートレート（ポーリングレート）：2000Hz（ワイヤード接続時），1000Hz（ワイヤレス接続時）
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：未公開（※11段階に調整可能）
• 本体サイズ：89（W）×137（D）×45（H）mm
• バッテリー駆動時間：未公開
• 重量：178.5g
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：2m（編み込みタイプ），1m（ラバータイプ）
• 対応OS：Windows 10・8.x・7
• 発売予定時期：9月9日（秋葉原の2店舗限定）10月15日（全国）
• メーカー想定売価：2万1500円（税込）
• 保証期間：未公開

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