Steamがリビングルームへの進出を開始。Valve，「Steam Big Picture」を正式に公開し，記念の特別セールを実施中

　デジタル配信システム「Steam」を運営するValveは，北米時間の2012年12月3日，Steamのアップデートを行い，これまでβテストが続けられていた「Steam Big Picture」を正式公開した。

「Steam Big Picture」公式サイト

「Steam」公式サイト

　Steam Big Pictureとは，PCとHDTVを接続することで，SteamのPCゲームがTVで楽しめるというものだ。詳しくは11月12日に掲載した連載記事，「Valveが開発中の“Steam Box”を予想する」を参照してほしいが，Valveの将来戦略にも関わってくる重要なサービスと位置づけられているようだ。TV出力への最適化やコントローラによる文字入力をサポートすることで，Steamでダウンロードしたタイトルをリビングルームで楽しめるだけでなく，フレンドとのチャットなどもコントローラで行える。


　現在，SteamではこのBig Pictureの正式公開を記念して，コントローラ操作を公式にサポートしている35タイトルのセールを，北米時間の12月10日まで開催している「Left 4 Dead 2」のようなValve作品はもちろん，「Orc Must Die! 2」や「Alan Wake: American Nightmare」など，リリースされたばかりのタイトルも多く含まれており，最大で75％オフになっている。Big Pictureを導入しないユーザーでもセールス価格で購入できるので，この機会に欲しいタイトルを手に入れておくのもいいだろう。