良質なゲームを数多くローカライズしてきたズーの，新たに発表されたタイトルを早速紹介していきたい。かなり粒ぞろいの作品群だが，なかでも地味ながら高い完成度を見せる「創世紀1503 日本語版」が注目の一本。ついつい何時間でも遊んでしまう中毒性の高いゲーム性が売りのタイトルだ。箱庭ゲーム好きならば是非ともチェックしておいてほしい作品である。

■コサックス 〜戦争の大陸〜 日本語版（画面は右段上2枚）

　8000人を超える兵士が繰り広げる大迫力の戦闘が売りの「コサックス」シリーズの最新作。今回は拡張パックではなく，単体（スタンドアロン）で動く仕様になっており，前作を持っていないユーザーでも楽しめる点が大きな特徴。まだコサックスを体験していないストラテジーゲームファンは，ぜひ一度その凄まじい迫力を味わってほしいところだ。
　また今作では，ハンガリーとスイスの2国が参戦するほか，30以上のユニットグラフィックスが新しくなるMODを正式サポート。盛りだくさんのミッションや，観戦が可能になったマルチプレイゲームなど，さまざまな要素が追加されている。

発売日：2003年春予定

■Blitzkrieg 日本語版（画面は中段上2枚）

　第二次世界大戦を舞台に，戦車戦を主軸に据えたヒストリカルRTS。プレイヤーはロシア軍，ドイツ軍，連合軍などを指揮し，史実に基づいたキャンペーンを戦っていく。サドンストライクと同様，詳細に描き込まれた2Dグラフィックスは必見。ジオラマチックなマップを背景に，熾烈な戦いが繰り広げられる。一見すると"サドンストライクの再来か？"と思えるが，公式サイトの"The Game"を見ると違いが分かるので，ぜひ参考に。

発売日：2003年予定

■創世紀1503 日本語版（画面は左段上2枚）

　1998年に発売された無人島開拓箱庭系ゲーム「創世紀1602」の続編。じっくりと遊べるゲーム性はそのままに，グラフィックとシステムが大幅に強化されている。海上を探索して新大陸を発見し，町を築き，時には征服して，やがて強大な帝国の建設を目指していく。ドイツ産のゲームらしい，きめの細かい作り込みが素晴らしい一本だ。

発売日：2003年3月予定
→当サイト内の特設ページは「こちら」

■Project Nomads（画面は右段一番下）

　2001年ECTSで大賞の"Best Game of the Show"を受賞した作品で，プレイヤーは空間に浮かぶ"浮島"を使い，そこに戦闘に必要な施設を作って敵と戦っていくアクションRTS。大空を駆ける独特の世界観とユニークなシステムが特徴的な作品だ。当サイトの「ここ」に体験版（英語版）を掲載してあるので，興味があるプレイヤーはダウンロードしてみるとよいだろう。

発売日：2003年予定
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■Soldiers of Anarchy 日本語版（画面は中段一番下）

　約10年後の近未来が舞台のミリタリー3D RTS。現代戦をモデルにしており，基本的には歩兵ユニットを操作して，敵を撃破していく。ただ搭乗可能な兵器が数多く用意されており，装甲車両の他にも，ヘリや航空機などが登場するようだ。

発売日：2003年予定

■アメリカンコンクエスト 日本語版（画面は左段一番下）

　あの「コサックス」を開発したGSC社が送る，最新のヒストリカルRTS。驚異的な描画性能を誇るコサックスエンジンがさらに改良され，一度に登場するユニット数が，前作の8000から倍の16000に強化。圧倒的な迫力の大軍同士のぶつかり合いが，プレイヤーの眼前で展開される。また国内では数少ないアメリカ史を題材にした作品ということもあり，歴史ゲームファンなら注目しておきたい一本といえる。

発売日：2003年予定
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