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VRイベント「バーチャルマーケット6」が本日開幕。企業ブースやサバイバルゲームなどさまざまな遊びを楽しめる“お祭り”に参加しよう
現実で例えると「コミックマーケット」に近いイベントで,個人が制作した3Dモデルの展示・販売が行われるほか,企業ブースなどもあり,VR界隈では半年に一度の風物詩として知られているイベントとなっている。
今回も4Gamerでは先行体験の機会を得られたので,企業ブースが展示される「World Festi-VR “Core”」と「Japan Festi-VR “En-Nichi”」の2つのワールドの見どころを紹介しよう。なお,「VRChat」についてや,バーチャルマーケットへの参加仕方は,前回の「バーチャルマーケット5」の記事や,公式サイトを参考にしてほしい。
※記事内で使用している画像は,開催前に撮影された開発中のものです。実際の会場とは異なる部分があります。
「バーチャルマーケット」公式サイト
世界のお祭りがここに集結。Vketの開幕を鮮やかに彩る「World Festi-VR “Core”」
まず最初に訪れたのは,さまざまな世界のお祭りが集結しているワールド「World Festi-VR “Core”」だ。「ブルーアーカイブ」などとのコラボをしている「東京マルイ」や,「千銃士:Rhodoknight」「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」などのブースが楽しめる。
宇宙ステーションやライブ会場のようなエントランスを抜け,最初に降り立ったのはニューヨークのタイムズスクエアをイメージしたというエリア。まず目に入るブースは,バーチャルマーケット常連「東京マルイ」だ。
ここでは東京マルイが販売しているエアソフトガンを再現した3Dモデルが展示されているほか,実際に銃のモデルを持って試し撃ちを体験することができる。また,2階では前回「ドールズフロントライン」とのコラボで鉄血ユニットのモデルを展示していたが,今回は「ブルーアーカイブ」とのコラボとして,ゲヘナ学園の2年生「アル」が使用する銃の3Dモデルをを展示している。これは,現実に東京マルイが自社製品のPSG-1を改造して制作したものを再現したモデルで,1階のエアソフトガン同様,実際に持って間近で眺めることが可能だ。
また,今回東京マルイはブース出展に加え,バーチャル空間でのサバイバルゲームを楽しめる「バーチャルサバイバルゲーム場」も展開している。こちらは2つの企業ワールドとは独立したワールドで制作されており,VRChat内でも数々のゲームワールドを制作しているスタッフが担当するなど,かなり力の入ったコンテンツとなっている。
取材の際は制作段階かつプレイヤーも2人しかいなかったので,実際にどういったプレイフィールになるかは分からなかったが,最大で30人という大人数でのサバイバルゲームを,本格的なマップで遊べるようだった。ゲーム会場へは,東京マルイのブース内から移動用のポータルを出せるようなので,一通り見終わったらぜひ遊びに行ってみてほしい。
奥へ進んでいくと,マーベラスが配信を予定しているスマホゲーム「千銃士:Rhodoknight」のブースが現れる。このブースでは,10人の貴銃士たちとともに記念写真を撮ることができる。さらに,それぞれのキャラクターに近づくと,ゲームオリジナルのボイスで話しかけてくれるというギミックも楽しめる。
また,ブースの前には,ゲーム内の機能をもとにしたという“銃の手入れゲーム”も設置されており,こちらのゲームに参加後,指定のハッシュタグをつけてTwitterに投稿すると,Amazonギフト券5000円分が抽選で当たるキャンペーンも開催されている。
タイムズスクエアエリアを抜けてワープすると,ヨーロッパのお祭りをイメージしたエリアが登場する。このエリアでは「PUI PUI モルカー」や「境界戦記」など,さまざまなアニメ作品とのコラボアパレルグッズを販売する「BEAMS」や,前回に続き参加している「ディズニー」,先日4周年を迎えた,アカツキがサービス中の高校野球をテーマにしたゲーム「八月のシンデレラナイン」のブースが展示されている。
残念がら「八月のシンデレラナイン」のブースは取材時には準備中だったが,開催時には,同作に投手として登場するキャラクター「有原翼」「野崎夕姫」と対戦可能な“VRバッティング”が楽しめるそうだ。このほか,ハチナイキャラたちと写真が撮れるフォトブースなども設置されているという。
ハチナイブースを過ぎると,次のエリアに進むワープポータルが見える。そこへ入ると,南国のお祭りをイメージしたエリアに突入だ。このエリアで目を引くのは,やはり「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」だろう。
シノビマスターのブースには,遠くからでもはっきりと分かるほど巨大な「雪泉」の3Dモデルが展示されている。近づくとハグをしてくれたり,頭をなでてくれたりといったアクションもしてくれるので,遠目にみるだけでなく,近づいてみるといいだろう。
さらにはその雪泉が着ている水着の3Dモデルがもらえるミニゲームや,実際にシノビマスターで使用されているキャラクターの,アバター販売も行われている。これまでスマホの画面を通してしか見られなかったキャラクターを,間近で見られるだけでなく,アバターとして購入することが可能だ。
最後のワープポータルを抜けた先には,「JR東日本」による,秋葉原駅を再現したエリアが現れる。駅の周りには,先日Amazon Prime Videoにて「シン・エヴァンゲリオン」が公開された「エヴァンゲリオン」シリーズのキャラクターたちが登場。駅構内は,秋葉原観光推進協会の公式キャラクター「ちぃたん☆」や,ホロライブの人気キャラクターたちが空間を彩っている。
券売機でSuicaを買って改札をくぐるといったギミックも用意されており,秋葉原駅を訪れたことがある人は,その再現度に驚くことだろう。ちなみに構内に展示されているバーチャルマーケットのモザイクアートは,実際の秋葉原駅にも展示されているのだという。駅を利用する機会がある人は,そちらもチェックしてみると面白いだろう。
日本の伝統と最新のお祭りが融合した「Japan Festi-VR “En-Nichi”」
企業ブースワールドの2つ目となるのが,日本の縁日をイメージしたワールド「Japan Festi-VR “En-Nichi”」だ。
こちらのワールドはゲーム企業の出展は少ないが,ブシロード,サムザップ,ドリコムの3社共同プロジェクトとして,2021年内にサービス予定のスマホ向け新作アプリ「D_CIDE TRAUMEREI」のブースが出展されている。
ブース内では,実際のゲーム画面を確認できるプロモーションムービーが上映されているほか,アンケートに答えることで,同作のキャラクター「織田龍平」と,敵キャラクター「夜の落とし子」のアバターがもらえるキャンペーンが実施されている。ブース内にはアバターモデルが展示されているので,気になる人は実際に見てみよう。
また,以前4Gamerでも紹介したGameVketも,出張ブースとして出展していた。GameVketではインディーズゲームが数多く紹介されていたが,本ブースでも多数のインディーズゲームが展示されているようだ。展示されるゲームは開催期間中に入れ替わるとのことなので,興味がある人は定期的に確認してみると面白いだろう。
今回4Gamerではゲーム関係のブースを中心に紹介したが,もちろん本イベントに出展している企業はそれだけではない。「NTTドコモ」や「大正製薬」など誰もが知る企業や,ゲーマーにはおなじみの「Logicool G」や「日本HP」といったハードウェア関係の企業も出展している。また,企業だけでなく,一般サークルも「バーチャルマーケット」というイベントを楽しむうえでは見逃せないコンテンツだろう。
バーチャルマーケット6は,本日から8月28日までの開催だ。バーチャル空間でのイベントだが,VR機器が無くても通常のPCから参加できるので,興味を持った人は公式サイトから参加方法を確かめて,実際に体験してほしい。
VRイベント「バーチャルマーケット5」が本日開幕! モデルの販売などで多数のゲーム企業も参加する,新たなイベントの形を体験してきた
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本日(2021年4月29日),VRイベント「GameVketZero」が開幕した。本イベントは,さまざまなインディーズゲームの紹介を目的としたもので,主催はVRイベントを多数手がけているHIKKYだ。本稿では,イベントの様子を写真とともにお伝えする。
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