PS5「Access コントローラー」の開発の裏側や幅広いカスタマイズ要素を紹介する動画が公開に。拡張端子に接続する公式アクセサリーキットも登場

　ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2023年10月12日，同社が12月6日に発売を予定しているPS5向けアクセシビリティコントローラーキット「Access コントローラー」の開発の裏側や幅広いカスタマイズ要素を紹介する動画を，PlayStation.Blog（リンク）で公開した。


　Access コントローラーは高齢者や障害のある人といった，通常のゲームパッドでは操作が困難な人に向けたゲームコントローラキットで，アクセシビリティの専門家の意見を取り入れ開発されたものだ。何種類ものデザインコンセプトとプロトタイプを経て，デザインを進化させてきたという。開発では，幅広いユーザーのニーズに対応できる革新的なデザインを作り出すことを目標にしてきたとのこと。


　また，製品の梱包もアクセシビリティが考えられている。Access コントローラーの箱は片手で開封でき，輪の形状をした持ち手により外箱や内部の箱を容易に引き出せる。箱の内部は複数のスロットに分けられ，ボタンキャップ19個と，スティックキャップ3個を含む，さまざまなパーツを識別しやすく，簡単に取り出せるという。


　さらに，Access コントローラーの拡張性についても触れられている。Access コントローラーは，追加のデバイスを接続することなく利用できるが，アクセシビリティコミュニティーの多様なニーズにも対応できるように設計されている。映像では，Logitechがソニー・インタラクティブエンタテインメントおよびアクセシビリティコミュニティーと協力して開発した公式アクセサリーキットとして，Access コントローラー用「Logitech G Adaptive Gaming Kit」を紹介している。


　Access コントローラーには，3.5mm拡張端子4個が用意されており，Logitech製品に加えて，そのほかのサードパーティー製ボタンやトリガースイッチなど，互換性のある周辺機器を接続可能だ。

　Logitech G Adaptive Gaming Kitには，接続するだけで使える8個のボタンとトリガーや，ボタンやトリガーを自由にレイアウトできるゲーミングマット，ボタンやトリガーをアームレストなどに固定できるマジックテープなどが用意されている。


　なお，Logitech G Adaptive Gaming Kitは，2024年1月に各国で発売される予定だ。希望小売価格は79.99ドルで，日本での販売価格を含めた発売情報は未定となっており，決まり次第ロジクールより案内されるとのこと。

PlayStation.Blogの「Access コントローラー開発の裏側を初公開！ 開封しやすい製品梱包や幅広いカスタマイズを紹介」