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「餓狼伝説」最新作に込めた思いとは――。小田泰之氏に聞くSNKの近況と各タイトルの開発進捗
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印刷2023/08/06 11:10

インタビュー

「餓狼伝説」最新作に込めた思いとは――。小田泰之氏に聞くSNKの近況と各タイトルの開発進捗

 「THE KING OF FIGHTERS」「SAMURAI SPIRITS」「メタルスラッグ」「餓狼伝説」など,SNKの名だたるIPをリヴァンプ(リブート)するプロジェクトを手がけているのが,同社の大阪スタジオだ。その大阪スタジオを取り仕切っている,SNKの第一ソフトウェア開発事業部 事業部長 小田泰之氏に,近況や各タイトルの開発進捗などを聞いてみた。

 インタビューの最後には,格闘ゲームの祭典「EVO 2023」にて発表された,「餓狼伝説」シリーズ最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」についても言及しているので,気になる人はぜひチェックしてほしい。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「餓狼伝説」最新作に込めた思いとは――。小田泰之氏に聞くSNKの近況と各タイトルの開発進捗

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[EVO2023]「餓狼伝説」シリーズ最新作のタイトルは「餓狼伝説 City of the Wolves」に。ティザートレイラーの公開も

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 SNKは本日(2023年8月6日),ラスベガスで開催中のEVO 2023のステージにて,「餓狼伝説」シリーズ最新作の正式タイトルを「餓狼伝説 City of the Wolves」と発表し,合わせてティザートレイラーを公開した。映像では,舞やジェニー,マルコなど,参戦が予想される一部キャラの音声も確認できた。

[2023/08/06 07:46]


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。初めに小田さんの簡単な自己紹介をお願いします。

小田泰之氏(以下,小田氏):
 実はSNKには二度入社していまして,最初は1993年頃で,格闘ゲームの「餓狼」シリーズや「龍虎の拳」シリーズを開発していたチームに所属していました。もともとはアーティストで,当時はドットを打っていたんですが,途中からゲームデザインをするプランナーやディレクターをやるようになりました。

 そのあと1999年の「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のリリース後,2000年に大阪のデベロッパ・ディンプスの立ち上げと同時にそちらに移ったんです。2度めのSNK入社は2014年で,創業者の川崎英吉さんに声をかけられたことがきっかけでした。それで「THE KING OF FIGHTERS XIV」の開発に,立ち上げから携わったんです。

4Gamer:
 2023年3月に本社オフィスが移転しましたが,それによって開発現場に変化はありましたか。

小田氏:
 新大阪駅から近いので,通勤が楽になったスタッフが多いんじゃないかと思います。今は出勤とリモートを並行してゲーム開発を進めているんですが,綺麗なビルになると共に利便性が上がったので,出勤したがる人が増えている感覚があります。

4Gamer:
 小田さん自身はいかがですか。

小田氏:
 ようやく慣れつつあるかなという感じですかね。最初の頃は,どこかに出張にでも来ているような,お尻がムズムズするみたいな感じだったんですけど(笑)。

4Gamer:
 会社のオーナーが変わって,ゲーム開発に何か変化はありますか。

小田氏:
 ガラッと変わることはないですけれど,大なり小なり,それなりの影響はありますね。

4Gamer:
 とくに今のオーナーであるMiSK財団のお膝元・サウジアラビアでは格闘ゲームの人気が高いとのことで,小田さんとしてもより力が入るといったことはあるのでしょうか。

小田氏:
 いや,その言い方だと普段は手を抜いているみたいじゃないですか。オーナーにかかわらず,常に全力でやっていますよ(笑)。

4Gamer:
 何かをやりやすくなったみたいなことはありますか。

小田氏:
 その意味では,増員をしやすくなったので,開発現場はどんどん充実しています。明らかに開発者の数を増やせていますね。2014年に入社してコンシューマゲームのチームを立ち上げたんですが,最初の1か月は5人しかいませんでしたから。その年のうちに,もともと社内でスマホアプリを作っていて,コンシューマチームに移った人を含めて30〜40人くらいまで増やしました。今,大阪のコンシューマチームは150人以上いますから,急拡大していると言えます。

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4Gamer:
 小田さんは,SNKタイトルのプロデューサーとしてメディアなどに露出する機会も多いですが,メイン業務は何を担当されていますか。

小田氏:
 大阪開発の事業部長という位置付けなので,大阪で開発しているタイトルを全部見ています。それぞれのタイトルにプロデューサーとディレクターが付いているので,その1つ上のレイヤーの立場ということですね。

4Gamer:
 ただ格闘ゲームに関しては,小田さん自身がプロデューサーを務めていると。

小田氏:
 そこは惰性と言いますか,最初に開発に携わったのが格闘ゲームだったので,そのままやっている感じですね。

4Gamer:
 EVO 2023で正式タイトルが発表されました,「餓狼伝説 City of the Wolves」の開発進捗はいかがでしょうか。

小田氏:
 格闘ゲームとしてのコアの部分が,ある程度できている段階です。プレイアブルキャラクターのうち,7〜8人はひと通りアクションが揃っていて,動かせるようになっている状態で,これから一気に量産に入ったり,ほかの部分をすべて作っていったりする段階になります。同時に,いろんなゲームモードも作っていきます。順調と言えば,順調ですね。

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4Gamer:
 今のところの手応えはいかがですか。

小田氏:
 周りのスタッフの反応を見ていると,皆,手応えを感じているんじゃないかと思いますね。

4Gamer:
 ちなみに,なぜこのタイミングで「餓狼伝説」の新作を作ろうと考えたのでしょうか。

小田氏:
 僕自身がもともと「餓狼」チーム出身だからというのもそうですが,旧SNKがNEOGEOで躍進していったときの最初のタイトルが初代「餓狼伝説」だったからです。SNKにとっては象徴的なタイトルですから,第2創業期を謳う今のタイミングにちょうどいいタイトルだと捉えて,気合いを入れて作っています。

4Gamer:
 SNKは,「10年間でグローバルのトップ10パブリッシャになる」といった旨のミッションを掲げていますけれども,それに貢献できそうですか。

小田氏:
 今,格闘ゲームはいろんなタイトルが出てきていますから,まずはそこに負けないようにしたいですね。今の時代,なかなか格闘ゲーム1本でトップ10というのは無理があるんですけれども,SNKらしいゲームを毎年積み重ねて作っていけたらいいなと思っています。

4Gamer:
 今後,続報はどのような形で公開していくのでしょうか。

小田氏:
 明確には決まっていませんが,2024年からはかなり大々的に動いていくかなと思います。格闘ゲームのプレイヤーが集まる大きなイベントがあれば,そこでプレイアブルバージョンを積極的に出したいですね。

4Gamer:
 それでは,ほかのタイトルについても教えてください。「THE KING OF FIGHTERS XV」に,今後アップデートの予定はありますか。

小田氏:
 キャラクターを2023年内に3体追加します。8月に「ナジュド」,秋に「デュオロン」,そして冬にもう1体の合計3体ですね。また秋に,主要キャラクターのバランス調整,その後もアップデートを行っていきたいと考えています。

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4Gamer:
 それでは「SAMURAI SPIRITS」はいかがでしょう。たとえば続編の企画が進んでいるとか。

小田氏:
 「SAMURAI SPIRITS」は続編というか,本当にまだ草案レベルで動き出した段階なんですけれども,格闘ゲームとは別のジャンルでなにかできないかと考えているところです。

4Gamer:
 いわゆるスピンオフ的な。

小田氏:
 スピンオフと言うよりも,むしろ「SAMURAI SPIRITS」は世界観的にそっちのほうがマッチしているのかなと思っているんです。

4Gamer:
 確かにそうかもしれません。また「SAMURAI SPIRITS」と言えば,ロールバックネットコード対応のコミュニティβテストも行われましたが,その後はどうなっていますか。

小田氏:
 今まさに最後の調整中です。KOF XVよりもグラフィックスの仕組みが複雑なので,手こずってしまったんですが,ようやく形になりそうです。まだまだ遊べるゲームだと思っているので,そこはぜひ期待してください。

4Gamer:
 それでは,これもインタビューの発言からですけれども,小田さんは「怒」「メタルスラッグ」「アテナ」「サイコソルジャー」など過去のSNKのIPを何とかしたいとも話していました。具体的に何か話が進んでいたり,目指しているビジョンがあったりすれば教えてください。

小田氏:
 今おっしゃったIPの中から,具体的に2本,すでに着手しています。まだプロトタイプを作って,いいものが作れそうかどうかを検証しているレベルですけれども。

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4Gamer:
 その目指すところは,どこでしょうか。たとえばIPのリブートであったり,あるいは過去のものを忠実にリマスターするようなものであったりと,いくつか方向性があるかと思うのですが。

小田氏:
 基本的には,新しいものを作ってIPをリヴァンプしています。その上で,たとえば正統進化っぽいことをやっているタイトルもあれば,もともとがアーケードゲームですから,それを今のコンシューマゲームにしても遊びづらいので,世界観を忠実に守りつつ,現在のお客さん向けのジャンルに変えているタイトルもあります。

4Gamer:
 それでは最後に,「餓狼伝説」の新作を筆頭に小田さんの手がけるタイトルに注目している人に向けてメッセージをお願いします。

小田氏:
 「餓狼」シリーズの最新作として「餓狼伝説 City of the Wolves」(英名:FATAL FURY: City of the Wolves)をようやく発表できました。今回は,「餓狼伝説」と「龍虎の拳」の舞台となる架空の都市「サウスタウン」を大きくフィーチャーしました。それは,同時に公開したティザートレイラーからも感じ取っていただけるのではないでしょうか。

 また「餓狼」シリーズでの前作にあたる「餓狼 MARK OF THE WOLVES」に“伝説”というワードを入れなかったのは,開発時点では未来を描いていたからなんです。未来だと,伝説にできないじゃないですか。でも今,「餓狼」シリーズの続きを作るとなると過去を描くことになりますから,新作では“伝説”を復活させたんです。ぜひ続報にもご期待ください。
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