恋人の遺品に秘められた真実を探れ。スマホ向けアドベンチャーゲーム「ANGEL WHISPER」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1399回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，スマートフォン向けアプリの「ANGEL WHISPER」（iOS / Android）を紹介しよう。本作は，1999年にPC向けに発表されたゲームの移植タイトルだ。

ダウンロードは無料。Android版は前・後編に分かれている

「ANGEL WHISPER」ダウンロードページ

「ANGEL WHISPER 前編」ダウンロードページ

「ANGEL WHISPER 後編」ダウンロードページ

　主人公の今井田咲子は，かつての恋人である由島博昭から，一通のメールを受け取る。しかし，近況を聞くべく咲子が由島のもとを訪れたところ，彼は遺体となっていたのだ。不可解な事件の真相を調べるべく，由島からのメールを確認すると，そこには「ANGEL WHISPER」というタイトルのゲームが添付されていた……。

ノストラダムスの大予言をテーマに，サスペンス調のストーリーを楽しめる

　本作は，タップでストーリーを読み進めながら，ときおり現れる選択肢を選んでいくという，オーソドックスなスタイルのアドベンチャーゲームだ。由島の遺作である「ANGEL WHISPER」をプレイすることで，彼がこの作品を作ったきっかけや，死に至るまでの行動を追体験できるようになっている。

スキップや文章の履歴を閲覧できないのは少々気になる

選択肢を間違えるとゲームオーバーに。セーブはこまめに行っておこう

　イベントの合間には，由島の所属する会社のビルや近所の商店街，公園や駅といったさまざまな場所へ移動できる。会話以外にも，近くの人や会話相手を見たり，周囲を調べたりといったコマンドが用意されているのもADV定番の展開だろう。

行き詰まったときは“ライサ珈琲店”に行くのもオススメ。コーヒーを飲めば，次の行動のヒントが浮かんでくるだろう

　現実世界のWebサイト（http://www.child-dream.net/you/）と連動した仕掛けが取り入れられているのもポイント。このWebサイトにある情報を使って，謎を解くという展開があるのだ。もちろん，スマホでも問題なく確認できるので，ゲームプレイと並行しWebサイトで情報収集に励むと，没入度が増すこと請け合い。アドベンチャーゲームとしてのボリュームはたっぷりとあるので，ぜひプレイしてほしいタイトルだ。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧