渋谷にジャック・ベイカー現る。多くのファンで賑わった「バイオハザード7　レジデント イービル」発売記念イベントをレポート

　カプコンは本日（2017年1月26日），サバイバルホラー「バイオハザード7　レジデント イービル」（PC / PlayStation 4 / Xbox One）を発売した。新たなゲームエンジン，新たな視点，新たな映像表現を採用し，さらにPlayStation VRの完全対応を実現した本作は“バイオハザードシリーズの新生”と呼ぶにふさわしいタイトルだ。
　「バイオハザード7」の発売を記念して，東京・SHIBUYA TSUTAYAと渋谷MODIで行われたイベントの模様をレポートしよう。

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「バイオハザード7　レジデント イービル」公式サイト

　SHIBUYA TSUTAYAでは，カプコンの川田将央氏と神田 剛氏が登場。店員に扮して，ゲームソフト購入者を対象にお渡し会とサイン会を実施した。会場は多くのファンで賑わい，交流を図っていたのが印象的だ。

SHIBUYA TSUTAYAで行われたイベントの様子。もちろん，両氏ともにTSUTAYAの制服を着用

　渋谷駅から徒歩圏内にある渋谷MODIの1F店頭プラザでは，「バイオハザード7」に登場する“あのディナーシーン”を再現。さらにジャック・ベイカーの等身大フィギュアやPS VRの試遊台が用意されている。記念写真を撮ったり，緊張感溢れる没入感を試したりするチャンスだ。なお，開催期間は本日から1月29日までとなっている。

得体の知れないディナーを前にして，川田氏も思わずこの表情である

ハッシュタグを付けてSNSに投稿すると，抽選会に参加できるキャンペーンも実施中

　上記のイベント終了後，両氏への合同インタビューが行われた。以下，その内容をお伝えしよう。

――本日，「バイオハザード7」が発売となりました。今の率直な気持ちをお願いします。

神田氏：
　「バイオハザード7」のキャッチコピーは「すべては恐怖のために」ですが，今の気持ちとしては「すべては今日のために」（笑）。これをずっと言いたくって！

川田氏：
　直前まで「あと何時間かな……」と，ずっと時計が気になっていました。無事に発売できてよかったです。プレイしてくださった方の心に，いつまでも残る作品なれば嬉しいですね。

神田氏：
　やっと発売されたので，あとはもう皆さんに楽しんでいただくだけ。この先にはDLC配信も予定していますので，引き続き応援していただきたいと思います。

――「バイオハザード7」は通常版（CERO D）と「グロテスクVer.」（CERO Z）がありますが，どちらを買っていかれる方が多かったですか。

川田氏：
　グロテスクVer.のほうが多かったですね。すでにグロテスクVer.を買われているので，今回はD版という方もいらっしゃいました。

−−今日のイベントで印象に残ったことは？

川田氏：
　富山や札幌といった遠方から来ていただいた方がいて，すごく嬉しかったですね。今日のために有休を取ったという方もいらっしゃいました。
　我々だけではなく，ユーザーさんも「バイオハザード7」に対してパッションを持っているということを強く感じました。励みになりますし，未来にもつながっていくのではないかと思います。

神田氏：
　ゲームを好きになったきっかけが「バイオハザード」だったという方もいらっしゃって，嬉しい限りです。

川田氏：
　「バイオハザード7」をVRで遊びたくて，PS VRを買ったという方がおられました。「とても怖い。それでもVRで体験したい！」という声もいただきました。
　最新の技術でゲームを遊ぶことは，非常に喜びを感じられると思います。そこにたどり着けたことは，我々としても非常に意味のあることだと思っています。

――本作で初めてシリーズ作品をプレイする人，または久しぶりにプレイする人もいると思います。そうした人にメッセージをお願いします。

川田氏：
　ホラーゲームには，1人でプレイして怖さに包まれていくという楽しみがあると思います。その一方，怖い部分を共感するという楽しさもあります。ですので，ホラーゲームに慣れていなくて「1人で大丈夫かな？」と心配されている方は，お友達やご家族と一緒にプレイしていただければと思います。

神田氏：
　「バイオハザード7」では主観視点を採用し，新しいエンジンでクオリティの高いグラフィックスを実現しています。「バイオハザード」を進化させることができたと思っていますので，初めてシリーズをプレイされる方も十分楽しんでもらえます。より多くの人に「バイオハザード」を知ってほしいですね。


川田氏：
　恐怖の体験をするとき，周りに人がたくさんいると，なぜか笑いが起こるんですよ。「バイオハザード7」のリアクション動画をアップするのも面白いんじゃないかなと。

――DLCについて教えてください。

川田氏：
　DLCは本編をプレイしたうえで楽しめる内容になっています。まずは本編をじっくりプレイしてほしいですね。本編をクリアして，よりハマっていきたいという方はDLCを楽しみにお待ちください。

神田氏：
　すでに告知していますが，1月31日に「Banned Footage Vol.1」の配信を予定しています。今回の惨劇はなぜ起こったのか，といったところが分かる内容になっています。そして，2017年春には無料DLC「Not A Hero」も予定していますので，こちらもぜひご期待ください。

「バイオハザード7　レジデント イービル」公式サイト