Paradox Interactiveブースで展示されていた「
Ship Simulator Extreme」は,モーター/エンジン制御の船舶を,さまざまな海上で操舵できるシミュレーションゲームだ。第1作「
Ship Simulator 2006」以来,2年ごとの改定を行ってきており,この作品が第3弾となる。
デンマークのロッテルダムをベースにするVStepは,もともと船舶会社向けの商業シミュレータを制作していた開発会社だけあり,船舶のリアリティあふれるモデリングだけでなく,波の動きや気象などのシミュレーションもなかなかのもの。時間に合わせて昼夜や天候が変化し,その気があるなら星を頼りに航行することもできるという。
Ship Simulator Extremeでは,ニューヨークやサンフランシスコ,ハンブルグといった世界の名港に加え,今回は南極やタヒチのボラボラ島なども舞台に加わっており,プレイヤーはさまざまな用途に使う32種の船舶を操舵できるという。
ゲームはミッションベースになっており,大型の石油タンカーを座礁させないよう港につけるとか,湾岸警備隊として荒波を越えて人命救助するといった活動を楽しめる。
また,数週間前にアメリカ南部の沿岸部で発生したばかりの,オイルリッグの火災と原油漏れ事故もゲーム内のミッションとして取り込まれており,プレイヤーは消火用ボートで環境汚染を食い止める作業に挑戦できる。
また環境団体のグリーンピースともライセンス契約しているそうで,筆者が日本人であるためか詳しくは話してもらえなかったが,日本の捕鯨活動に反対するようなミッションも用意されているようである。
船の甲板を歩き回れるなど,船舶マニアの心をくすぐる仕様もあるほか,マルチプレイモードにも対応しており,共同で消火活動するといったこともできるようだ。今回デモを見せてくれた,VStepのFrank Dolmans氏は「以前よりもシミュレーション色が薄れ,よりゲームとして楽しめるようになっており,多くの人に喜んでもらえるだろう」と話していた。発売は,8月末を予定しているという。