カプコンが9月17日に発表したPSP用ソフト「
LAST RANKER」(ラストランカー)は,豪華なクリエイター陣こそ明らかになっていたものの,そのほとんどが謎に包まれており,ゲームの概要は東京ゲームショウ2009が開催された本日(9月24日)に初めて明らかとなった。この記事では,東京ゲームショウ2009のカプコンブースにて,本作のプロデューサーとクリエイター陣を招いて行われた「ラストランカー プレゼンステージ」の模様をお伝えしよう。
LAST RANKERは,約10万人という人口のほとんどが戦士という世界で繰り広げられるRPG。プレイヤーは「戦侯機構バザルタ」に属する主人公のジグとなり,ランキング戦を勝ち抜いて,世界のトップを目指していくのだ。キモとなるバトルでは,アクションゲームとは異なる“RPGならではのスピード感”を表現するという。
デモムービーでは,雰囲気のあるグラフィックスの上に意味深なキャッチコピーが乱れ飛ぶ
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LAST RANKER プロデューサー 松川美苗氏
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ステージで最初の挨拶を行ったのは,プロデューサーの松川美苗氏。松川氏自身も「逆転裁判4」を手がけるなど活躍しているが,「今回,諸先輩と一緒にゲームを作ることができて大変光栄」と感想を述べた。また,今回は都合で出席できなかったディレクターの新納一哉氏だが,松川氏が披露したエピソードによると,新納氏のクリエイターとしての原点は,カプコンの「ストリートファイターII」にあるとのこと。LAST RANKERにおける「最強を目指す」というRPGでは一風変わった世界観も,誰よりも強くなるという格闘ゲームのコンセプトからヒントを得ているという。
続いて作曲の下村陽子氏と,キャラクターデザインの吉川達哉氏が登場。下村氏は,バトルの曲を歌入りにしたいとディレクターの新納氏が打診してきたことに対して,最初は「それはうるさいんじゃないか?」と思ったエピソードなどを披露。実際には,いわゆる雑魚キャラ相手のバトルでは通常の下村節,ランキング戦では歌入りの曲になるとのこと。下村氏の曲といえば,「ストリートファイターII」や「キングダム ハーツ」などで定評があるだけに,本作のバトルではどういった使われ方をするのか楽しみなところ。
作曲の下村陽子氏とキャラクターデザインの吉川達哉氏を交えたトークが展開
![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [TGS 2009]「最強を目指すRPG」の原点は「ストII」? カプコン「LAST RANKER」プレゼンステージレポート](/games/098/G009874/20090925008/TN/011.jpg) |
また吉川氏は,今作のキャラクターデザインに関して,今まで「デビル メイ クライ4」などで手がけてきた“スタイリッシュ”なものとは異なる路線にしているという。吉川氏自身は,実は泥臭いものが好みで,今回はそれが色濃く出ているのではないかないか,とのことだった(とはいえ,筆者から見ると十分に格好いい)。また松川氏は,こうした吉川氏の言葉を受けて「これまでとは,また違った引き出し」と評し,早く大々的に公開したいと述べた。
なお吉川氏は「10体以上,100体未満」という大変アバウトな数のキャラクターをデザインしているとのこと。松川氏の補足によれば,街にいるNPCの子どもがかわいいというので,かなり手広く手がけていることがうかがえる。それを受けて,お気に入りのキャラはいるのかという質問が出たが,吉川氏曰く「たくさん作るので,どれが特別というのはない」そうだ。また下村氏も自身が作る曲について「曲中のポイントで凄く好きな部分や,全体に好きという曲はあるが,基本的には全部好き。格好つけてるわけではないが,選べない」と述べた。
「キングダム ハーツ」や「ファイナルファンタジーVII」を代表作に持つシナリオの野島一成氏は,ビデオメッセージで登場
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続いてシナリオに関し,野島一成氏からのビデオメッセージが紹介された。野島氏によれば,変わった世界観や,メンタリティを描いている部分に注目してほしいとのことで,制作は楽しみながら進めており,既に佳境に差し掛かっているという。
最後の挨拶では,下村氏が「プレッシャーを前向きに受け止めて気持ちを高めている」,吉川氏が「新たなデザインに期待してほしい」,松川氏が「業界の大先輩に協力していただいて,新しい挑戦をしている」とそれぞれの思いを述べ,締め括った。